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併願校選びの三原則!第一志望に受かるためにも大切なこと

こんにちは!

JR京浜東北線・埼京線など赤羽駅より徒歩5分、東京メトロ南北線赤羽岩淵駅より徒歩6分自称”日本一賑やかな校舎””最も武田塾を体現した校舎”である赤羽校講師の石川です。

今回の記事は「併願」について。そろそろ出願が始まりますね。
私立大学の早いところでは今週から、大体は年明け1週間あたりからでしょうか。国立大学は1月末ごろから出願を開始すると思います。

併願校を決める際の基準は人それぞれあります。昨2020年は赤羽校の講師6名に受験当時の併願校をリストアップしてもらい、
どのような価値観や方針のもとにそれを決めたのか振り返ってもらう「合格するための併願プラン」という記事を連載しました。
6人いれば6通りの併願方法があり、どれも理にかなっているように感じられるのが印象的です。
その中から自分に合いそうなものを良いとこどりしてくれたらと思います。

今日はその記事で上がった原則やアドバイスを踏まえつつ、共通テスト利用による併願についても書いていきます!

 

併願の原則を知ろう!

人には人の併願校、とはいえ決めるにあたってある程度は原則のようなものも存在します。

①第一志望校を明確にすること
②適度に絞ること
③スケジュールを重視すること

この3つはどんな受験生にも共通して大切な要素だと思います。一つずつ見ていきましょう。

①第一志望を明確に

これは大学受験通じてずっと大事なことです。
受験勉強は最終的に到達したい志望校というゴールを明確にして、そこから逆算していくのが最短かつ最善の進め方です。

そのために必要な最低ライン、問題の傾向、志望校に対しての現在の自分の実力。
こうした指標を一つの軸にして勉強を進めていきます。
だから目標設定は大切であり、併願校を決める際にも重要なのです。

第一志望を軸にした併願とはどういうことでしょう。仮にA大学というものを例に少し説明したいと思います。

・併願校に求めるものを決める軸にする

第一志望校のA大学に惹かれた理由が、そこで行われている研究の多様性だったとします。
となるとA大学以外で受験するのも、似たように専攻分野などの選択肢が幅広い大学を考えた方がいいはずですよね。

動機はなんだって構いません。本来であれば第一志望校にしか行きたくないはず。
それでも受けるということは、もちろん浪人をしないためのリスク分散といった現実的な側面もありますが、
どうせなら第一志望と同じくらい行ってもいいなと思える学校を選ぶべきです。

また、ここにしか行きたくない!というのであればA大学の複数学部を受けまくるのもアリです。

いずれにしてもA大学という軸があるからこそ決められるです。

・偏差値の基準にする

A大学を第一志望に据えたのが、単に偏差値が近いからだとしましょう。
A大学が偏差値60で、あなたは57とします。
受験校の目安として自身の偏差値±5というものがあります。
そうなると安全校としては52辺りより数値的に低い大学が考えられますね。

その中でも学べる内容だとか立地だとか校風だとかいった要素で併願校を決めていきます。
人それぞれ求めるものは異なりますから、同じ偏差値帯で同じくA大学を第一志望にしてたとしても、それ以外で受ける大学のパターンは千差万別です。

・対策にかける時間や労力

A大学が受験科目として小論文を課していたとしましょう。
あなたは英語と地歴なりの他に小論文の対策をする必要がありますね。
じゃあ併願校も小論文があるところ...と出来たら一番ですが、実際には小論文を課している大学は多くありません。

医療系の大学を受ける場合や、併願校をAO入試などで押さえておく場合はこの限りではないですが、
A大学が一般的な私立文系だとすれば、あなたの併願校も一般的な私立文系の一般入試になることがほとんどだと思います。

そこでは国語が受験科目としてありますから、その対策も必要になるのです。
私大3科目のはずが、実質的には4科目の勉強をすることになります。

この中で併願パターンはさらに分岐します。

ⅰ)第一志望が一番
小論文を含むA大学の対策を最優先。国語はほどほどにするため、併願校も少なめに設定します。
国語にあまり時間をかけていないため、併願校を増やしても疲れる一方で合格の可能性はどこもトントンだからです。
逆に、国語に手を回せていないからこそ数打ちゃ当たるで併願校を増やす戦略もあると思います。

ⅱ)バランスよく受ける
→A大学には行きたいが、国語を疎かにしていたら進学の選択肢が狭まってしまう!と考えたあなた。
日頃からバランス良く対策をしているため
併願校も科目の変則的な縛りをあまり受けずに選ぶことが可能になっています。

どちらも考えられる併願パターンですが、どっちを採るかで大きく変わります。
背水の陣的に併願を減らすのも、オーソドックスに受けるのもアリです。

②受験校は適度に絞る

11月の『蛍雪時代』によると、
併願校の数は2~3校が34%と最も割合が高いようです。次いで4~5校が21%6~7校が17%となっています。
3校以内というと結構絞っていると思うので、パーセンテージ的に最もマジョなのが意外だという印象です。

私自身もセンター利用合わせて3大学4学部を併願しました。この後の話に繋がりますが、
体調管理に気を遣いつつ適度に場慣れも出来て良かったと思っています。

先ほどの調査では更に、実際に合格した数という項目があります。
2~3校の割合が最も高いのは変わりませんが、率にして49%と大きく跳ね上がります。次いで4~5校合格は20%、それ以上になると4%を超えません。

一般受験での併願校の数が多いと、それだけ対策の手間も増えます。

10校以上併願する受験生は10%いるのに、10校以上に合格する人は3%です。
当たり前と言えば当たり前ですが、受ければ受けるほど合格しやすいというわけではないという事実は頭に入れておくのがいいでしょう。
なぜなら、本来併願というのは出来るだけ合格する確率を上げるためのものであるはずだからです。

③スケジュール重視で併願する

前項と重なる部分もありますが、やはり併願校はいくら安全校だろうが1日受ければ等しく疲れます。

普段の模試を思い出してみてください。

慣れた場所で1日。私大専願の受験生なら3科目で終わるものですが、疲れますよね?

少なくとも私自身はそう感じていたため、本番も2日以上連続する日程は避けて併願校を組みました。

併願校に対して第一志望と同じくらい行きたいという目線で選べているのなら、多少は日程的な連続もやむなしでしょう。
それでも、どれだけ続いても3日を限度にすることをおすすめします。

スケジュール重視というのは、体力面の話だけではありません。
できれば初めての入試から一番遅い入試までが、難易度順になるように組めると理想的だということです。

 

併願の基準について、まとめ

何よりもまず第一志望。何故そこに一番行きたいのかを考えた際の基準を一つの指針にし、
あとは自身の学力や経済面などの現実的なところにも目を向けつつ併願校を選びましょう。
仮に進学することになったとして納得できるか?という意識も重要です。

 

共通テスト利用での併願について

今年度から始まった大学入学共通テスト。導入にあたって色々とありましたが、
なんやかんやで利用入試は私大入試のスタンダードな方式の一つに早くもなっているようです。
 
センター試験では利用が無かった上智や学習院も利用入試を実施
するなど、533の私立大学が共通テスト利用入試を取り入れています。
これは全私大の90%に相当します。

共通テストの点数だけで判定を出すところもあれば、
共通テストの点数と大学独自の試験の点数を総合的に見て判定する大学もあります。

メリット
・私大を複数、会場に行かずとも併願できる
・スケジュール的にも体力的にも良い
・一般入試よりは受験料が安い

私大の併願では全学部入試が25%に対し、共テ利用をした人は55%にも昇ります。
1,2校が割合としては最も高く、25%弱となっています。来年はもっと増えるのではないでしょうか?

今年は一発目ということもあって得点率やボーダーなど不透明な点が少なくなかったからです。
センターを引き継ぐテストとしてしっかり機能しそうだということが分かったため、こちらを利用する率は上がりそうです。
国公立を受ける受験生の併願にも良いでしょう。

いずれにせよ情報を追うことが大切になります。大学のホームページや入試要項を参照するのが確実です。

 

まとめ

併願校を決める際の原則や基準を数パターン見てきました。
個人的に大切なのはスケジュールの兼ね合い、受験校数をどれくらいに絞るかだと思います。
やはり皆が求めているのは第一志望合格ですから、そこに最もエネルギーを注げるようにするべきです。

そうして第一志望校のことを改めて考えていくと、
自分が大学に対して何を求めているのかといった価値観を言語化できるようになり、
ひょっとしたら第一志望校と同じくらい魅力的な併願校を見つけられるかも
しれません。

共通テスト利用については、そろそろ対策し始めた方がいいかも?ということでホットな話題だと思います。
見てきたように今後の私大入試ではオーソドックスな方式となっていくでしょう。選択肢の1つとして検討してみるのもいいのではないでしょうか?

この記事を少しでも併願校選びに役立てて頂けたら幸いです。頑張っていきましょう!

出典:旺文社、『大学受験 蛍雪時代 2021年11月号』。

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