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【講師の大学紹介】早稲田大学 基幹理工学部 機械科学・航空宇宙学科 

こんにちは!武田塾蕨校です。

今回は、私の通う早稲田大学 基幹理工学部 機械科学・航空宇宙学科についてご紹介したいと思います!

 

早稲田大学 3つの理工学部

 早稲田大学には3つの理工学部があります。基幹理工学部先進理工学部創造理工学部の3つです。これら3学部は全て、西早稲田キャンパスにあります。副都心線西早稲田駅の出口がキャンパス内に直結しているため、アクセスは良いといえるでしょう。3学部のうち、先進理工学部創造理工学部はそれぞれ6学科、5学科に分かれており、1年生の段階から学科別に授業を受けることになります。一方で、基幹理工学部は少し特殊な分かれ方をします。

 基幹理工学部は、1年生の段階では3つの学系に分かれます。学系Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの3つです。学系間で併願はできず、1つの学系を選ばなければなりません。初めの1年間は学系に関係なくクラスに分かれ、全員がほぼ同じ必修授業を受けることになります。そして、1年次の最後に希望する学科を選び、成績順による振り分けを経て進級する学科が決定します。これを進級振り分けと呼んでいます。なお、学系によって進級できる学科に制限があるので、学系を選ぶ際は注意する必要があります。

 では、2年に進級する際に選べる学科にはどのようなものがあるのでしょうか?

基幹理工学部 7つの学科

基幹理工学部には以下の7つの学科があります。

  • 数学科
  • 応用数理学科
  • 機械科学・航空宇宙学科
  • 電子物理システム学科
  • 情報理工学科
  • 情報通信学科
  • 表現工学科

また、先ほど説明したように1年次の学系によって進める学科が限られています。各学系から進級できる学科と定員は以下の通りです。

  学系Ⅰ(80名) 学系Ⅱ(350名) 学系Ⅲ(120名)
数学科 50名 - -
応用数理学科 30名 30名 -
機械科学・航空宇宙学科 - 140名 -
電子物理システム学科 - 80名 -
情報理工学科 - 50名 30名
情報通信学科 - 50名 30名
表現工学科 - - 60名

早稲田大学基幹理工学部HPhttps://www.fse.sci.waseda.ac.jp/exam/より(2021年4月28日現在)

この表からわかるように、学科によっては一つの学系からしか進級できない場合があります。例えば、機械科学・航空宇宙学科に進みたい場合は学系Ⅱに入学しなければなりません。逆に、応用数理学科と情報系2学科は2つの学系から進むことができます。自分の進みたい学科に合わせて学系を選ぶ必要があると分かると思います。

また、進級先の学科は無条件に選べるわけではありません。初めに進級振り分けについて説明したように、自分の希望が通るかどうかは1年次の成績次第です。特に人気のある学科に進みたい場合は、好成績をとっておかなければなりません。ちなみに、私の所属していた学系Ⅱでは、情報系2学科の人気が高い傾向がありました。ただ、状況は年によっても変わってくるので確実なことは言えない、というのが正直なところです。

機械科学・航空宇宙学科

ここからは、私の所属する機械科学・航空宇宙学科についてご紹介しようと思います。

まず、機械科学・航空宇宙学科とはどのような学科なのでしょうか?学科のHPには

「機械科学」とは、資源やエネルギーから物理法則に基づき、人類に有用なシステムをつくり上げる学問・技術で、あらゆる産業の根幹にあります。「航空工学」とは、機械科学の最も洗練された技術が詰まった、いわゆる機械系技術の結晶です。早稲田大学基幹理工学部、機械科学・航空宇宙学科では、基礎学問の数学・物理と、機械工学の基本となる4力学(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学)を中心に教育を展開しています。

とあります。(https://www.amech.waseda.ac.jp/overview/)他の大学では多くの場合、「機械工学科」や、「航空宇宙工学科」と呼ばれる学科です。1年次に学んだ線形代数や微積分、物理などを土台に、専門的な4力について学んでいきます。これらの内容は、高校物理で学ぶ内容の延長を想像してもらうと分かりやすいと思います。

以上のような座学の他にも、実習、実験といった授業もあります。理工学部の多くの学科で共通で行われる「理工学基礎実験」や、機械科学・航空宇宙学科特有の「加工学実習」、「機械製図法」などがその例です。例えば2年次に履修する「加工学実習F」では、旋盤やフライス盤を用いた素材の加工、アーク溶接(火花をバチバチと散らしながら金属をくっつけるあれです)など、実際に加工の現場で行われている作業を経験することが出来ます。この授業を受けた後は、世の中の構造物や部品を見るたびにその加工法を想像してしまうでしょう。少し(?)盛りましたが、例えば電車表面の多数の斑点はどのような過程でうまれるのか、といったことが理解できるようになります。

これらの授業はどれも面白いものばかりです。身近な機械がどのような方法で動いているのか、ニュースで見聞きする機械や乗り物の事故がなぜ起きてしまったのか、といった具合に、学んだ内容を通して世界を見ることができるようになります。これは機械系の学科の特権なのではないでしょうか。また、最近では情報系の学科の人気が高まっていますが、どの時代でも機械を作り、それらを活かして生活を豊かにしていくことに変わりはありません。そのような観点からも、機械科学・航空宇宙学科はおすすめできる学科です!

基幹理工学部の入試について

最後に、入学試験についてです。まず、先進、創造、基幹理工学部は全て同じ日程で行われます。つまり、理工学部間での併願はできないということです。加えて、基幹理工学部は、学系間の併願はできません。また、早慶の理工学部両者に言えることですが、受験生の多くは東大、京大、東工大といった最難関国立と併願している人達です。したがって、これらの大学に合格するほどの力が必要になるとも言えます。

では、具体的に科目、配点などを見てみましょう。(以下は2021年度の情報です。最新の情報は大学のHPなどを確認するようにしてください。)

科目 配点 時間
数学 120点 120分
理科(2科目) 120点(各60点) 120分
英語 120点 90分

数学、理科、英語各120点です。また、理科2科目の選択については学系Ⅱのみ物理化学、学系Ⅰ、Ⅲは物理化学生物のうちから2科目選択となっています。

次に、募集人数についてです。学系ごとの募集人数は以下の表のとおりです。

学系 募集人数
学系Ⅰ 45人
学系Ⅱ 210人
学系Ⅲ 65人
合計 320人

学系ごとで合格最低点や倍率も異なってくるので、自分の学びたい内容と照らし合わせながら志望する学系を選びましょう。

基幹理工学部の入試の概要は以上のようになっています。また、創造理工学部、先進理工学部はこれらとは少し異なることもあるので注意する必要があります。

最後に

早稲田大学 基幹理工学部 機械科学・航空宇宙学科について、大まかではありますが説明してきました。学部、学科について少しは理解していただけたでしょうか?もし気になったらご自身でも詳しく調べてみてください。受験生の皆さんは、勉強頑張ってください!

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