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【全訳は必要ない!】古文を読むための考え方と勉強法!

 

こんにちは!

武田塾宇治校です!

皆さんは順調に受験勉強を進められていますか?

まだ本格的に勉強を始められていない方は少しでも早く計画的に始めていきましょう!

【全訳は必要ない!】古文を読むための考え方と勉強法!

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皆さんは古文得意ですか?

どちらかといえば苦手な人が多いのではないでしょうか?

今回はその古文についてまとめていきたいとおもいます!

古文を読むとはどういうことか

まずは「古文を読む」ということはどういうことか、

というところから考えていきましょう!

東京大学などの超難関大学が志望校の場合は全訳(現代語訳)書けるぐらいまで、理解しないといけません。

ですが古文に関しては、ほとんどの大学の入試で全訳ができなくても問題ありません。

基本的に古文の全訳はできないものと認識しましょう。全訳とは本文をすべて訳すことです。

古文は本来省略があるので、全訳をするためにはその省略を補った上で訳す必要があります。

なので訳すという感覚でやっていると読めないことが多いです。

現代語訳と本文とでは現代語訳のほうが明らかに長くなります。

本文をそのまま訳した時に読み取れない情報は、自分で補わなければなりません。

この点をまず理解しておかないといけません。

古文ができる人はどうやっているか

あらすじが理解できるかどうかが1番重要になります。

イメージ化、映像化して場面が思い浮かぶかが大事です。

武田塾のルートでは、「こわくない国語 古文・漢文」を最初に使います!

この参考書は漫画で描かれていて内容を理解しやすいのが特徴です。

ざっくりあらすじを把握することが大事になります。

「どんな人がいるのか」、「誰が誰に何をしようとしているのか」、

「誰から誰に向けたセリフなのか」などです。

場面を頭に思い浮かべることに全力を注ぎましょう!

状況をイメージできるか

場面を思い浮かべられるようになるには、

ある程度問題を解かないといけません。

本当に古文を読んだことがない人は、

状況が想像できないことがあると思います。

特に物語文ではいきなり神が出てきたりします。

文章の中にいきなり神、仏、魔物の類が出てきた場合に、

古文をほとんど読んだことがない人は状況を想像できないのです。

「神や仏が登場するなんて」と思う、受験生の皆さんも大勢いるでしょうが

そんな不思議な話が、古文ではよく登場します。

 

『枕草子』にある不思議な話

例えば清少納言の『枕草子』第二十三段「すさまじきもの」は有名ですよね。

験者と呼ばれる修験道の行者が加持祈祷によって、

病気の依頼者に取り憑いた物の怪を調伏する話です。

病気の原因が、物の怪が取り憑いているからというのが、

なんとも面白いところです

 

験者の、物の怪調ずとて、いみじうしたり顔に、独鈷や数珠など持たせ、

蝉の声しぼり出だして誦みゐたれど、いささかさりげもなく、護法もつかねば、

集りゐ念じたるに、男も女もあやしと思ふに、時のかはるまで誦み困じて、

「さらにつかず。立ちね。」とて、数珠取り返して、「あな、いと験なしや。」とうち言ひて、

額より上ざまにさくり上げ、あくびおのれよりうちして、寄り臥しぬる。

 

〈現代語訳〉(『新編日本古典文学全集』より)

修験者が「物の怪」を調伏するということで、たいへん得意顔で、

「よりまし」に独鈷や数珠などを持たせて、

蝉のような声をしぼり出して経を読んで座っているけれど、

「物の怪」は少しも退散しそうな様子もなく、護法童子もつかいなので、

一家中集まってじっと祈念して座っているのに、それら一家中の男も女も「変だ」と思ううちに、

刻限のかわるまで二時間も読み続けて疲れて、「いっこうにつかない。立ってしまえ。」と言って、

「よりまし」から数珠を取り返して、「ああひどく効験がないなあ」と言って

額から上の方に手でしゃくるようになで上げて、あくびを自分からして、物に寄りかかって寝てしまうの。

 

どうですか。現代語訳を読んでも少し難しい内容ですよね。

登場人物がイメージできましたか?

物の怪を調伏しに来た「験者」

験者と一緒にやってきた「よりまし」と呼ばれる人

依頼人に取り憑いている病気の原因「物の怪」

験者がなんとか呼び出そうとしている、仏教を守護する善神・鬼神の「護法(童子)」

こんな特殊な人々や魔物の類が登場するのです。

 

ちなみに物の怪の調伏は  

①経典や呪文で「護法」を呼び出し、依頼者である病人に憑依させる。

②依頼人の中で「護法」に「物の怪」を退治させて、「物の怪」を「よりまし」に移す

③「物の怪」が何者で、何を企み、何を望んでいるのか「よりまし」に語らせ、祈祷により退散させる。

④依頼人の病気が治る

という手順で行われていたとされています。

 

「春はあけぼの」で知られる清少納言の『枕草子』は

現代人にも通じる感性で書かれているなどと紹介されることもありますが、

日常生活や信じていたものは、千年前と現代では全く違っていたのだと知ることができますね。

このような、現代人の我々の想像をこえるような状況に慣れ、

イメージを持てるようになるにはどうすれば良いのかですが

ある程度問題を解いたことがある人であれば知っているようなセオリーがあります。

イメージ化に大事なことは、問題をある程度やっておくこと、

全訳にこだわらずに大体どういう話か押さえておくことが大切です!

動詞に全部丸を付ける

古文を読めるようにするためのテクニックとしては、
動詞に丸を付けてから、その動詞に全部主語をふっていきましょう!

その動詞が誰の動作なのかを考える癖をつけないと、
省略を補うということができないからです。

なので強制的に考える習慣をして、
省略を素通りすることがないようにしてほしいからです。

音読をする

音読をして読んでいる最中に動詞が出た瞬間に主語はだれか、
会話が出てきた瞬間にこれは誰から誰の会話か、
和歌が出た瞬間にこれは誰が誰に詠んだ歌か、
このようにして音読の最中に常に主語を意識して行うことも有効な手段です。

補わなければならないところを、
常に意識しながらやるということが非常に重要です!

これができるようになると古文の内容理解が高くなっていきます。

記号をつける

現代語訳と見比べて本文の抜けに対して、
記号をつけて補うところから始めることも手段の一つです。

次以降の文章では普段から意識できるように練習すれば読めるようになるはずです!

まとめ

古文の読み方は場面を思い浮かべるイメージ化と、
誰が誰になどの省略を補うことが大事です!

全訳する必要はなく問題をある程度解いておきましょう!!

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