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大学受験校選び~国公立大・私立大の違いについて~

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皆さんこんにちは。武田塾豊中校です!!

突然ですが、高1・高2の皆さんは既に志望校は決まっているでしょうか?

進みたい道が大体決まっている人も、まだあまり決まっていない人もいると思います。

本日は志望校選びに悩む皆さんに、志望校を決めるうえで一つのポイントとなる国公立大学と私立大学の違いについて紹介しようと思います!

【筆者:豊中校在籍講師M先生(大阪大学工学部)】

 

・運営団体について

まず、学校を運営している団体が違います。

国立大学ではが、公立大学では地方公共団体が運営を行っています。

私立大学では民間の経営者が運営を行っています。

 

大学の雰囲気について

志望校を選ぶにあたって、学校の雰囲気というのも一つの指標になると思います

国公立大学は大学内の人の数が少ないので、落ち着いた雰囲気があります。

私立大学は国公立大学よりも学生数が多いので国公立大学に比べ、にぎやかな雰囲気があります。

また、私立大学は国公立大学よりキャンパスがきれいであったり、行事が活発であったりします。

学校法人が運営しているため、お金をそれらにかけることが出来るという利点があります。サークル活動が盛んであり、部活動が強い大学も私立大学に多いです。

実際にその大学に行ってみると、その大学特有の雰囲気を感じることが出来ます。

・私は夏休みのオープンキャンパスでいくつかの大学を訪れ、自分に合った雰囲気の大学を見つけ、そこに進学することにしました。皆さんも長期休み等を活用して気になる大学を訪れてみると、新しい発見があることでしょう。

学費について

進学するうえで、ほとんどの人が学費を気にしていると思います。

・まず、国公立大学の学費は私立大学に比べ比較的安いです。年間約57万円となっています。

・これに対して、私立大学の学費は学部によって異なりますが、年間約140万円となっています。国公立大と比べると、2倍以上の大きな差があることが分かります。 自宅外通学をするのであればさらに生活費などが必要になります。

経済的な面では国公立大学のほうが負担は少ないといえます。

・研究費について

大学で発展した学びを得るために多くの人が研究に取り組むことになると思います。ですが、研究を行っていくためにはお金が必要になります。

日本には科学研究費助成事業という事業があり、科学研究費助成基金助成金/科学研究費補助金に採用されると決められた予算内で振り分けられた研究費を得ることが出来ます。

この振り分けられる金額トップ10はなんと全て国立大学となっています。(令和3年度)

もちろん私立大学にも補助金は振り分けられていますが、国公立大学のほうが多くの補助金を得ています。研究費がたくさんあるということはそれだけ研究設備も整っていますし、より発展的な研究に携わることが出来ます。

ただ、大学の数だけ様々な研究があり、面白い研究をしている研究室は国公立・私立問わずあります。自分の興味のある分野で、それに関連する研究をしている大学・学部をよく調べてみましょう。

・受験科目について

科目数について

国公立大学では多くの大学で共通テストの受験が必要であるため、5教科7科目となります。

私立大学では各大学の試験で合否を決める場合が多いので、3教科や2教科となります。

それぞれの特徴

国公立大学では多くの教科を勉強する必要があるため、一教科あたりにかけることのできる時間が減ってしまうことや、苦手教科の対策が疎かになったりしてしまいます。

私立大学では2~3教科に絞って勉強することが出来ます。そのため、一教科に対し多くの時間をとることが出来ます。苦手教科に時間を割いたとしても、他の教科が疎かになることもあまりありません。苦手な教科を避けて受験することもできるため、自分の得意な分野で戦うこともできます。

 

 一極集中することが得意な人は私立大学を、まんべんなく勉強することが得意な人は国公立大学を視野に入れてみるといいかもしれません。

・受験方法について

国公立大学と私立大学受験方法

国公立大学と私立大学とでは大きく受験方法が異なります。

国公立大学

国公立大学では先ほども述べた通り、多くの大学で共通テストを受験し、その後各大学の2次試験を受験します。

国公立大学の受験日は全国で統一されています。そのため、複数の大学を同時に受験することはできません

また、国公立大学は前期試験、中期試験、後期試験があり、多くの大学で前期試験と後期試験のみが設定されており、一大学を受験するチャンスは多くとも2回しかありません。そのため、少ない定員に対し多くの志願者が集まり、倍率も高くなります。国公立大学を志願する皆さんはしっかりと勉強して、抜かりなく用意しておきましょう。

私立大学

反対に私立大学では多くの受験方法があります。

公募推薦や共通テスト利用、一般選抜など様々な受験方法があり、一般選抜の中にも何種類か受験方法があります。また、私立大学では受験日は統一されていません。そのため複数の大学の併願が可能であったり、同じ大学の同じ学部を複数回受験したりすることも可能です。

受験するチャンスが多いということは、合格するチャンスも増えるので私立大学を志願する皆さんは受験方法や日程をしっかり確認しておくとよいでしょう。

 

まとめ

以上のことを表にしてまとめてみると…

  運営団体 雰囲気 学費 研究費 受験科目 受験方法
国公立大学 国、地方公共団体 落ち着いた雰囲気 年間約57万円 多い 5教科7科目 共テ→二次
私立大学 民間経営者 にぎやかな雰囲気 年間約140万円 多いとは言えない 2教科あるいは3教科 様々な受験方法

こんな感じになります。(^▽^)

・最後に

本日は、国公立大学と私立大学の違いについて紹介しました。それぞれメリットデメリットは少なからずあると思います。

もちろん、大学を選ぶうえで国公立にするのか、私立にするのか、学費や合格率の面から考えなければならないことはたくさんあると思います。

しかし、まずは自分が大学に入って何がしたいのかを考えてください。そして自分のやりたいことが出来る大学を見つけていきましょう。国公立・私立を考えるのはその次でも大丈夫です。

以上、国公立大学と私立大学の違いを紹介してきました。是非、参考にしてみてください。

 

参考資料 私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について 文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1412031_00004.htm

研究者が所属する研究機関別 採択件数・配分一覧(令和3年度) 日本学術振興会

https://www.mext.go.jp/content/20220124_mxt_gakjokik_000019825_1.pdf

 

 

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