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【英語長文問題の取り組み方】~長文演習を最大限に活かそう!~

こんにちは、武田塾豊川校です。

いよいよ冬が到来し、今年も受験シーズン突入です!

英語の勉強に関しては、この時期になるとほとんどの人が長文読解問題に取り組んでいると思います。

英語長文の勉強において、量をこなすことも大事ですが、

勉強のが低かったら学習効果が半減してしまいます。

そこで今回は、
最大限の学習効果が得られる長文読解問題の取り組み方を紹介したいと思います!

英語長文

 

1.長文読解問題で問われる力

長文読解問題で問われる力は、以下の5種類です。

①単語・熟語力
②文法・構文把握力
③速読力
④文章全体の論理的な流れを捉える力
⑤設問の意図を把握し、解答する力

このように、長文読解問題においては、皆さんが今まで培ってきた英語の総合的な力が発揮できるかが問われます。

この中で、長文読解問題を解くことで養われるのは④と⑤です!

④は、例えば、抽象的な文→具体的な文の流れや、譲歩→逆説→主張の流れなど、
一文一文を別々のものとして読むのではなく、文と文の繋がりに着目して文をまとまり(=文章)としてとらえる力です。

⑤は、問題作成者の出題の意図を意識して、その意図に沿った解答をする力です。
例えば、和訳問題の英文の中には、「受験生に知っておいて欲しい文法的な知識」「読み解いて欲しい複雑な文構造」が必ず含まれています。
このような出題者の意図を正確に読み取って、解答に反映させる力も長文読解問題では問われています。

また、長文読解問題に取り組んで、①~③の力が不足していると感じる方は、
その不足している力を補強することも忘れないようにしましょう。
このように、長文読解問題を解けば、自分の弱点が浮かび上がってくるというメリットもあります。

 

2.初見での解き方・解説の使い方

まず、初見の長文問題に対して、皆さんはどのように取り組んでいますか?

なんとなく問題を解いて、採点をして解説を読むだけで終わっている人が多いと思います。

長文問題はもちろん後述の通り復習も必要ですが、

長文問題では、復習よりも初見の問題を解くこと自体に意味があります!

なぜなら、一度解説を読んでしまったら、2回目に設問を解くときは、

文の内容を知っている&解答も覚えているので、

純粋な自分の英語力だけで、問題を解くことができないからです。

このように、初見の問題に対しては、設問に対する偏見がなく新鮮な気持ちで解くことができます。

それでは、具体的に初見の問題の解き方を見ていきましょう。

①時間を計って解く。
②時間が足りず解き切れなかった問題を解答する。
模範解答を見る前に、解いた問題の全てに自分なりの解答の根拠を用意する。
④模範解答・解説を見て採点をしながら、③で用意した「自分の解答の根拠」と「解説に書いてある解答の根拠」を照らし合わせる。
⑤「自分の解答の根拠」と「解説の解答の根拠」が違う場合は、模範解答がどのようなプロセスで、解答の根拠に辿り着いているのか読み取る。

このように長文問題に取り組めば、解答の根拠を見つけるプロセスを習得することができます。

解答の根拠を見つける力がつくにつれて、解答の根拠を見つける速度も上昇します。

そこまで習熟すると、共通テストのような時間制限が厳しい問題も余裕を持って解答することができますよ!

 

ブログ用写真 (11)

 

3.単語(熟語)チェック・構文分析・音読

以上のように解説を読むところまで終わったら、最後に仕上げとして以下の3点を行いましょう。

単語熟語チェック

せっかくここまで苦労して解いた英文の中に覚えていない単語・熟語があるのはもったいないです!

また、「長文の中の単語」は「単語帳の中の単語」と違って生きた単語です。

実際に文章の中でどのように使われているかも確認するようにしましょう。

構文分析

全ての文に対して、構文分析をしましょう。(S V O Cを書く、修飾関係を明らかにする等)

構文把握にまだ慣れていない人や苦手な人は、最初のうちは全文を構文分析してみましょう。

構文把握に慣れてくると書き込まなくても、英文を目で追うだけで瞬時に英文構造が見えてきます。

そのレベルまで達した人や入試まで時間に余裕がない人は、

和訳問題として下線部が引かれている文構造が複雑な文に焦点を絞って構文分析をしましょう。

 

音読

最後に、繰り返し音読をしましょう。

一つ一つの単語を正しく発音することに加えて、文の意味まで意識して音読できるようになれば、

英文を日本語に訳さなくても、英文のまま意味が分かるようになってきます。

そうすれば、速読力の向上にも繋がりますよ!

 

4.復習の必要性・方法

「長文問題って復習する必要あるの?」「復習するより量をこなしたほうが良くない?」

これは多くの受験生が疑問に思うことだと思います。

正直に言うと、初見で解くときよりも学習効果は落ちやすいのが現実です。

なぜなら、皆さんもお分かりの通り、文の内容を知っている&解答も覚えてしまっていて、
初見の時のように新鮮な気持ちで問題を解けないからです。

しかし、目的意識をもって復習に取り組めば、学習効果を発揮させることができます。

それでは、どのような目的をもって復習に取り組めばよいのでしょうか?
具体的に以下の点をチェックしながら復習をしましょう。

✔︎各設問に対して、解答の根拠を指摘した上で解答できるようにする。
✔︎解答の根拠が指摘できない問題に対しては、解答の根拠に至るまでのプロセスを確認する。
✔︎初見の時に分からなかった文に対して、構文分析ができるか確認する。
✔︎分からない単語・熟語がないか探して覚える。
✔︎繰り返し音読する。

 

 

5.最後に

皆さんは、以上のような勉強ができていたでしょうか?

このように長文読解問題に取り組むには、多大な労力と時間がかかります。

しかし、その労力や時間をかけて初めて結果がついてくるものです。

今から入試当日まで、後悔のないように苦労を惜しまず努力を続けましょう!

 

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