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初心者でもできた!英語長文をスラスラ読むためのたった1つのルール

武田塾豊橋校講師の山下です!

みなさん、英語の長文読解で悩んでいませんか?実際、私も受験生の時は全然英語が読めなくて苦労していました。

しかし、あることを意識して長文を読めば、劇的に読むスピードをあげることができます!

このページでは長文読解の極意を説明していますが、まず流し見でよいので一通りこの記事を読んで、全体の流れを把握してから実践するのが良いと思います。

 

 

目次
  1. 長文読解で重要なある一つのこと

  2. 英語長文読解の具体的な勉強法
    1. 英単語・英熟語・英文法を覚える
      1. 覚えていない英単語・英熟語・英文法にチェックをつけていく
      2. 赤い文字の知識は全て覚える
      3. 瞬間的に意味が分かるようになるまで何度も見る
      4. 3章(お好みの章数で)進んだら確認テストを行う
    2. 構文解釈の勉強をする
          1.長文問題を解き答え合わせ、間違えたところの解説を読む
          2.長文にS,V,O,Cなどの構文を振っていく(とりあえず分からないところもなるべく振る)
          3.参考書の見本を確認し、間違っているところを直していく
          4.S,V,O,Cなどの構文が振られた長文を、構文の意味がスラスラ理解できるようになるまで読み返す
          5.構文が振られていない長文を、構文が自然と浮かび上がってくるようになるまで読み返す
  3. それぞれのおすすめ参考書
    1. 英単語・英熟語・英文法
      1. ターゲット1900/速読英熟語/Scramble
    2. 英語長文
  4. まとめ

長文読解で重要なある一つのこと

その重要なある一つのこととは、「構文解釈が説明されている参考書を選ぶこと(後に参考書を紹介)」です!

構文解釈」とは、いわゆる主語・述語・目的語などを英文に振り分けてゆくことです。これをすることで、英文を意味のあるかたまりに分けながら読むことができるようになり、英語を読むスピードを段違いにupさせることができます。

私は受験当時、模試などでは英語長文を制限時間内に読み切ることができなかったのですが、これをすることによって旧帝大・関関同立レベルの英語長文を読めるようになりました!

構文解釈を勉強すると、英語のネイティブ話者の脳の働き方を再現できるとされていますが、日本ではあまりその重要性が広まっていません。よって、構文解釈の勉強をしっかりとすれば多くの受験生と大差をつけることができます!

英語長文読解の具体的な勉強法

英単語・英熟語・英文法を覚える

まずは英単語・英熟語・英文法を覚えていきましょう。覚え方に関しては全て共通です!

覚え方

①覚えていない英単語・英熟語・英文法にチェックをつけていく

②赤い文字の知識は全て覚える

③瞬間的に意味が分かるようになるまで何度も見る

④3章(お好みの章数で)進んだら確認テストを行う

⑤最後まで読んだら、2周目以降はチェックのついているものを覚えていく

 

それでは、詳しい方法を見ていきましょう!

 

①覚えていない英単語・英熟語・英文法にチェックをつけていく

まずは覚えていない知識と覚えていない知識を選別していきます。覚えていないものに全てチェックをつけていきましょう。既に暗記しているものについては参考書を何周かしたのちに見直せば大丈夫です。

②赤い文字の知識は全て覚える

使用している参考書を見てみると、赤文字などで強調された日本語訳があると思います。最初の内はそのような重要表現のみを覚えていけばよいです。それ以外のものに関しては必要だと思ったときに覚えればよいと思います。

③瞬間的に意味が分かるようになるまで何度も見る

英語長文を読むスピードをupさせるために必要なのが、英単語・英熟語・英文法の意味をすばやく思い浮かべられるようになることです。そして、その能力を身に付けるためにオススメの方法が、「瞬間的に意味が分かるようになるまで何度も見る」ことです。チェックをつけた知識が瞬時に思いつくようになるまで何度も見直すようにしてください。

ここで、脳の仕組み上覚えた知識はすぐ忘れてしまうものなので、一度「覚えた!」と思ったら次へ進んでしまってください。①でチェックをつけたので、この段階では特にチェックをつけなくて良いです。

④3章(お好みの章数で)進んだら確認テストを行う

③の方法で1章,2章...と暗記していきますが、目安として3章進んだら一度覚えているか確認のテストをしていきます。3章という数字は私が受験のときに行っていた目安なので、自分の好みで設定してもらってよいです。もし迷ったら3章にしましょう。

テストをし、覚えていなかったものについてはチェックをしていきます。1章,2章,3章,(1~3章の)確認テスト , 4章,5章,6章,(4~6章の)確認テスト.....というように進んで行き、参考書の最後まで進めていきます。

⑤最後まで読んだら、2周目以降はチェックのついているものを覚えていく

参考書の最後まで進めたら、後は①から④の繰り返しとなります。2周目に読み進めるときはすでにチェックが打ってある英単語・英熟語・英文法を覚えていけばよいです。こうすることで暗記にかける時間を減らすことができます。ここでも、覚えていないものには2回目のチェックをつけていきましょう。

構文解釈の勉強をする

それでは構文解釈を進めていきます。ここで、構文解釈は英単語などの暗記と同時並行で進めていきましょう。英単語・英熟語・英文法は入試の直前まですき間時間を見つけて暗記をしていくものです。なので、暗記と同時にすぐに長文読解の練習をしていきましょう。

 

やり方

①長文問題を解き答え合わせ、間違えたところの解説を読む

②長文にS,V,O,Cなどの構文を振っていく(とりあえず分からないところもなるべく振る)

③参考書の見本を確認し、間違っているところを直していく

④S,V,O,Cなどの構文が振られた長文を、構文の意味がスラスラ理解できるようになるまで読み返す

⑤構文が振られていない長文を、構文が自然と浮かび上がってくるようになるまで読み返す

 

それでは、詳しい方法を見ていきましょう!

 

①長文問題を解き答え合わせ、間違えたところの解説を読む

まずはいつも長文問題を解くときのように、長文を読んでいきましょう。間違えたところは解説を読んで、それでも分からないところは周りの人に聞いていくとよいでしょう。

 

②長文にS,V,O,Cなどの構文を振っていく(とりあえず分からないところもなるべく振る)

Sは主語、Vは述語、Oは目的語、Cは補語といいます。これから紹介する参考書の冒頭にそれらの詳しい説明がされています。そこを読みある程度意味が分かったら、今読んだ長文に実際にS,V,O,Cを振っていきます。S,V,O,C以外の記号があったりと、よく分からないところがあると思いますが、とりあえず最後まで振っていきましょう。

 

③参考書の見本を確認し、間違っているところを直していく

参考書には構文の見本が載っています。ここで、正しい構文を確認していきます。間違っているところを直していきましょう。その際、「なぜこのように振られているのか」をしっかりと理解したうえで直しをしていくことが重要です。この段階で自身がしっかりと納得できていなければ、模試や入試で同じような文章が出てきたときにつまずいてしまいます。全てを完璧に理解できるのが理想ですが、一つのコツとして「こういうものなんだ」と割り切って進めていくこともときにはありだと思います。参考書を読み進めていくうちにいつの間にか理解できていたということもあるので、どうしてもなぜこう振られているのか分からないというものに関してはとりあえず置いておいて次へ進んでも良いと思います。

 

④S,V,O,Cなどの構文が振られた長文を、構文の意味がスラスラ理解できるようになるまで読み返す

最後の2つはとにかく読む行程になります。自分が構文を振った長文でもいいですし、構文の見本が載っている長文でもよいですので、構文の意味がスラスラ理解できるようになるまで何度も読み返していきましょう。

 

⑤構文が振られていない長文を、構文が自然と浮かび上がってくるようになるまで読み返す

最後に仕上げをしていきます。先ほどは構文が載っている文章を読んでいきましたが、ここでは何も載っていない普通の文章を読んでいきます。構文が自然と浮かび上がるような感覚になるまで何度も読み返していきましょう。

 

④と⑤で注意してほしいことがあります。それは長文を読むとき、左から右に流れるように読むことです。

例えば次のような文章があるとします。

I play the piano. (私はピアノを演奏する。)(I→S , play→V , the piano→O)

和訳を見てもらえば分かるように、日本人は S⇒O⇒Vの順に日本語を理解するので、英語を読むときに左から右に順に理解することが苦手なんです。英語長文を速く読むにはこの「日本人のクセ」を矯正する必要があります。

そこで重要なのが、「構文を理解し、その上で英文を左から右に流れるように読むこと」です。その文の構文を理解すると、英文を左から右に読めるようになっていきます。ですが、我々には右から左に返って読んでしまうクセが残っているので、時々返って読みたくなる時が来ます。そのときに、ぐっと我慢して左から右に読むようにしてください。それを続けていくことでクセが解消されていき、自然と英語ネイティブと同じように、流れるように英文を読めるようになっていきます。

 

また、これらの勉強法の効果を最大限に高めるために、「一日一文英文を読むこと」「難しい英文が出てきたときには一旦立ち止まって構文を振ること」を心掛けてほしいと思います。①で英文を読んでいると、どうしても瞬時に構文が浮かんでこない英文に出会うと思います。そのときは、落ち着いてその英文に構文を振っていきましょう。そうすることで内容が分からないまま英文を読み飛ばすことなく問題の正答率が大きくアップさせることができます。

 

それぞれのおすすめ参考書

以下ではおすすめの参考書を紹介していきます!

英単語・英熟語・英文法

ターゲット1900/速読英熟語/Scramble

実際に私が受験生の頃に使っていた参考書です。ターゲットはシステム英単語、ScrambleはNextStageを代わりに使用してもよいです。英熟語・文法に関しては上記の2冊でどの大学もカバーできます。ただ英単語に関しては、東大レベルの英語長文を読む必要のある人は「鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁」に載っている単語を追加で覚えると良いです。

英語長文

英語長文レベル別問題集 3 標準編

英語長文レベル別問題集4(中級編)

関正生の英語長文ポラリス(1 標準レベル)

大学入試英語長文ハイパートレーニング レベル2 新々装版

英語長文ハイパートレーニング レベル3 難関編

関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)

 

これらの参考書には全て解答に英語構文が載せられています。基本的に上から順番に読み進めていってください。下に行くほど難易度が高くなっています。

日大レベルを目指す人であれば、「ポラリス1」または「ハイパートレーニング レベル2」までを読むと良いでしょう。また、関関同立・旧帝大レベルを目指す人であれば、「ハイパートレーニング レベル3」まで読み進めると良いです。入試で東大レベルの英語長文を読む必要がある人はポラリス3を読むことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?英単語・英熟語・英文法の暗記法と構文読解の勉強法をお伝えしていきました。今まで紹介してきた暗記法は、英語だけでなく、全ての教科に使えるものです!どのように覚えようか迷っている人は上で紹介したやり方を参考にしてみてください。

構文は勉強し始めてすぐに身につくようなものではありません。私も英文が読みやすくなってる!と感じるまで2~3ヶ月かかりました。徐々に身についていくものなのでじっくりと焦らずに上記の方法を進めていきましょう。

また、私は武田塾で働いていますが、武田塾では豊富な受験経験・知識をもった講師陣が”全教科得点up”を目指して日々全力で塾生のサポートをしています。

選りすぐりの講師陣による徹底的な個別支援を行っているので気軽にご相談いただけると嬉しいです。

では合格を祈っています!!!

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