こんにちは!
武田塾高槻校 校舎長の米澤です!
緊急事態宣言が解除され、どの高校もじわじわと通常授業の再開に向けて動きが出てきていますね。
自粛期間中に学校から鬼のような量の課題が出され、「こんなんもはや罰ゲームやん」とか思いながらヒーヒー言って出された宿題をこなす生活も終わりを告げ、学校で授業を受けて宿題をする今までのスタイルが戻ってくる頃です。
さて、先日「無料受験相談」に来てくれた高校3年生からこんなことを相談されました。
「学校の成績はテスト前に勉強すれば何とかなるけど、そのために受験勉強を削るのはなんかもったいない気がする。学校の成績が悪かったら先生にも親にも怒られるけど、でも学校の成績は卒業できる程度にとっておけばいいんじゃないの?」
こういうことで悩んでいる高校生、そこそこ多いんじゃないでしょうか?
結論から言うと、
あなたが「推薦入試(学校の成績や評定を合否判定に用いる入試全般のこと)」を受験するなら学校の成績は取るべきだが、
そうでないなら学校の勉強はぎりぎり卒業できる程度にやればそれでいいです!(もちろん状況によりますので、迷ったら「無料受験相談」で相談してください!)
少し長めの記事になってしまいましたが、
「学校の勉強やってたら受験勉強できないんですけど、、、」
という人はもちろん、
「そもそも推薦入試あんまり知らないです」
「え、学校の成績が悪くても受験できる推薦入試あるん?」
という方にも、この記事はかなり役に立つと思います!
ぜひ最後まで読んでいってください!
(とりあえず無料受験相談に申し込みたい!という方は ここをクリック!)
受験までの限られた時間を、何の勉強のために使うべきか
関関同立の一般入試が行われる2月上旬まで残すところ8ヶ月ほどとなりました。
コロナ関係でバタバタしていたのであまり時間感覚が狂っている人もいるかもしれませんが、新学年に上がってからすでに丸2ヶ月が経過しており、高3で受験勉強に使える時間の20%はすでに過ぎ去ってしまっている、ということになります。うだうだしていると
あっ
という間に冬が来て、「間に合わへん間に合わへん」と焦ることになってしまいます。
残されてた時間をただ過ごすのではなく、自分の目的を達成するために必要なことに集中して時間を割くことで、しっかり目的を達成したいものですね。
「学校の勉強してたら大学に合格できる」は99%の確率で間違いです!
まず最初に、「学校で勉強していることと大学受験対策としてやるべきことは基本的に一致していない」ということは前提として話しておこうと思います。
学校で勉強している内容は、学年・コースで共通です。何を言いたいかというと、
「一人ひとりの生徒がいま現在できること、できないこと、今後しないといけないことは考慮されていない」
ということです。
英単語ができない生徒、英単語はできるけど英文法はできる生徒、文法問題はさっぱりだけど長文問題は得意な生徒、、、できることは人それぞれですが、それを全部考慮して全生徒に別々に課題を出す余裕は学校の先生にはありません。
また、志望校も人によって大きな違いがあります。国公立大学志望と私立大学志望は別コースに配属されているという高校もありますが、同じ私立大学でも関関同立と産近甲龍でやるべきことはかなり違いますし、もっと言うと同じ関関同立の中でも同志社かそれ以外で取るべき対策がかなり違います。(一番違うのは英作文と国語の記述の対策をするかどうかですね)
学校の勉強だけ頑張ったら実力が伸びて、大学入試がうまくいった!ということは基本的にはない、と考えてください。
では、皆さんが学校の勉強に注力したらどのようなメリットがあるのでしょうか?
「学校の勉強を頑張れ」と言われる理由と、実際に頑張ったらどんなメリットがあるのか
これはあくまで武田塾高槻校の「無料受験相談」に来てくださる方に対するイメージですが、
保護者さんの多くは「まず学校の勉強を頑張れ」と思っているようです。
その理由は様々ですが、
・せっかく頑張っていい高校(お金をかけて私立の高校に)に入ったんだから、学校の言うことを聞かなければもったいない
・そもそも「学校の成績がいい=実力がある」だと思っている
・推薦式の「学校の評定などが選考基準に含まれている」試験の受験を考えている
の3つが多いですね。
ただ、これらを鵜呑みにするのは大変危険です。
例えどんな高校に通っていても、また学校の成績が良くても悪くても、
結局合格すればいいが、合格しなければダメ
ですから、「もったいない」という感情は排除して、合格するためにその時すべきことをするのが一番です。
また、学校の成績がよくても模試の成績が悪かったり、学校の成績と模試の学内順位がよくても模試の判定がよくなかったりした場合、学校の成績がよくても受からないのは当たり前です。
つまり、学校の成績がいいから安心していたり、学校の成績が悪いから焦っていたりするのは、基本的には「的外れ」だということになります。
ただ、3つ目の「推薦式の試験の受験を考えている」ですが、このために学校の成績を重視するのは人によっては大いにありです!
その理由を説明する前に、推薦入試について少しだけ解説します。
推薦入試の種類
評定などの学校の成績を合否の判定基準に使う入試方式は、メジャーなものを挙げると以下の通りです。
・指定校推薦入試
この入試方式があるのは基本的には私立大学ですが、様々な高校が様々な大学への「推薦枠」を与えられていて、それぞれの高校内でその大学への進学を希望する生徒を、枠として与えられている人数だけ進学させられる、というものです。受験学年であれば仕組みは知っているかと思います。
この方式であれば、高校内で提示されている「定期テストの成績」「評定」「模試の成績」などの条件を満たし、高校から推薦をもらえればほぼ確実に志望する大学へ進学できますので、一般入試を受けずに済みますね。
つまり、「学校の成績がいい人にだけチャンスがある」入試方式だということです。
・AO入試
推薦と言えばこれ、という人もいるのではないでしょうか。
大学や学部などによって差はありますが、「学校の成績」「課外活動などの経歴」「小論文」「面接」などが選考基準にされていることが多いです。学校での様子はもちろん、例えば「数学オリンピックの出場経験」「文学コンクールなどでの入賞経験」のような学校とはあまり関係のない活動での実績が評価されますので、この入試方式を活用できる人は正直多くありません。
・公募推薦入試
多くの人にチャンスのある入試方式がこの「公募推薦入試」です。学校での成績(評定)を点数化し、大学独自で行う筆記試験の得点に加算して合計点で合否を加算する、というシステムです。
これを利用する受験生の多くが5段階評価で4.3以上という評定を取っているので、評定が4.5以上ある人は有利になりますが、逆に4に満たない人はかなり不利になると言えます。
配点はこんな感じです(あくまで例なので、詳しくは皆さんが受験を考えている大学のHPで確認してください)
文系…英語100点+国語100点+評定50点(5段階評価の値を10倍したもの)
理系…英語100点+数学100点+評定50点(5段階評価の値を10倍したもの)
※実は、「公募推薦入試」と名前がついているのに評定が一切得点化されず、筆記試験の成績だけで合否を判定する大学もそこそこあります。学校の評定が悪くても受験できるので、気になる人は調べてみてください!
※近年、「のちのち関関同立に一般入試で合格したけど、実は公募推薦で産近甲龍全滅してた」という受験生がちらほら出るくらい、特に近畿にある私立大学の公募推薦入試はかなり倍率が上がっていて、
関関同立の一般入試に合格する可能性 ≧ 産近甲龍の公募推薦入試に合格する可能性
だと言う人もいるほどです。「自分は公募推薦入試で絶対合格するから、一般入試の対策はしない!」という受験生は、公募推薦で全滅して、一般入試対策も間に合わずに結局全滅する可能性がかなり高いので、注意してください!
これらの推薦入試の利用を考えるのなら、学校の成績は高ければ高いほどよい!
上記の3方式(特に指定校とAO)の入試の受験を考えるのであれば、学校の成績を上げるために最大限努力すべきでしょう。ただ、気を付けなければならないのは「いずれも頑張っていれば100%合格できるわけではない」ので、万が一ダメだった場合に一般入試で戦うための準備をしておく必要がある、ということです。
推薦入試を受けない、もしくは公募推薦試験で評定が合否判定に関係ない大学を受験する場合
逆に、受験する方式に評定などの学校の成績が一切影響ない試験だけを受ける場合、はっきり言って
学校の成績は悪くても全く問題ない
です。
先ほども言いましたが、「学校の成績がいい≠実力がある」ですし、学校の成績だけよくても入試にはそれは反映されないので、やるだけ無駄と言っても過言ではありません。
※あくまで大学入試において、という意味です。学校で指示されていることをきっちりこなす、というのももちろん意味があることですし、そもそも卒業できなかったら大学受験の資格がなくなってしまうので、赤点は絶対取らない、提出物はちゃんと出す、これくらいはしておくべきかと思います。
自分が利用する入試に学校の成績が関係するかどうか、をしっかり調べておくこと!
長いこと書いてきましたが、結局これに尽きます。
限られた時間でできる限りの成果を出そうと思ったら、自分が受験する方式を決めて、それに合った勉強をするほかありません。秋ごろになって
「何も考えずにとりあえず勉強してたけど、推薦を使えるほどの成績はないし、一般入試に間に合うかどうかもわからない」
という最悪の状況になることだけは何としても避けましょう!
自分は何をすれば一般入試で点数が取れるのかわからない!という人へ!
「推薦入試を受けない」もしくは「受けるけど一般入試を見据えて勉強しておく」という人は、それぞれの志望校の一般入試に向けて早急に受験勉強を開始すべきです。
ただ、難しいのは「ただ何かを勉強すればいいわけではない」ということです。
何回も言っていますが、あと8ヶ月しかないのです。手当たり次第に勉強していて、秋や冬になってから
「あ、これやってなかったけど今から間に合うかな」
とか言っている人は基本的に間に合いません。ほぼ確実に落ちます。
特に現時点で実力が大幅に足りない人に関しては、
・あなたが今できることとできないこと
・志望校に合格するために今後の勉強でできるようにならないといけないこと
・できるようにするために「何を」「どんな目的で」「どのように」勉強するべきか
これらを考えて適切な計画を組み、最高効率で実力を伸ばしていかなければ勝機は全くありません。
多くの塾、予備校はカリキュラムを生徒ごとに変えていませんが、武田塾は「生徒一人ひとりがどうすれば志望校に合格できるか」を考えて、カリキュラムを個別に組んでいます。
また、「学校が忙しい」などの理由であまり勉強時間が確保できなさそうな場合は1日で塾の勉強に使える時間を洗い出し、その時間でできるだけの成果を挙げるために勉強内容を指示しています。
「やることは武田塾が指示するから、あとは生徒が頑張るだけ!」
「生徒が頑張るなら、その成果を最大限に引き上げるのが武田塾!」
というのが武田塾の強みです。
もちろん、いくら頑張っても100%合格できるなんてことはありません。
しかし、ただがむしゃらに頑張るのではなく、賢く頑張れば今より確実に効率よく成績を伸ばすことができます。
「せっかく1年かけて頑張るなら、頑張っただけの成果が欲しい!」
「正直今から間に合うかわからないけど、できる限りのことはしたい!」
と思っている方、ぜひ一度武田塾高槻校の無料受験相談にお越しください!
あなたが武田塾に入るかどうかにかかわらず、「今後何をどう勉強していくべきか」をあなたに合わせてアドバイスさせていただきます!
▶受験に不安がある方は無料受験相談へ
少しでも受験に不安があるという場合は是非武田塾の無料受験相談へお越しください!!
個人によって合格の最短ルートは変わりますが、
武田塾にはそれを分析、指導できる力があります!
武田塾高槻校では
「志望校に受かりたいけど何をやったらいいかわからない」
「勉強の計画を立ててほしい」
など、受験に関することは何でも相談を受け付けています。
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