高校受験、中学生、小学生の方、保護者の方

高校受験の子供の進路を保護者としてどこまで干渉すればいい?分からなくて困ってます。

みなさん、こんにちは!
武田塾宝塚校です。

受験というのは生徒本人はもちろんそうですが、家族から見ても大きいイベントだと思います。

自身の経験談から自分の成功の原体験になってる保護者様もいれば、失敗してしまい、「自分の子供にはそんな思いさせたくない!」と思い自分の受験のように躍起になってしまう保護者様もいらっしゃるかもしれません。

ですが、あんまり生徒の進路に保護者様が関わってしまうと、生徒は嫌になるものです。自分が生徒だった時のことを思い返してみてもらいたいのですが「人の気持ちも分からんと勝手に決められるのってどうなん?」と思われたこともあるかもしれません。

一方、自分の親に「あなたはこれが向いてるからこの進路がいい」という言葉が励みになって志望校を合格出来た保護者様もいらっしゃるかもしれません。それを自分がやってもらったから自分の子供にやる、それはそれで正しいかもしれませんし、間違いかもしれません。

ほっといたらほっといたで何にも決めてない、決めたら決めたで不満顔・・・自分の子供ながらどうしていいか分かんない!という保護者様も多いのではないでしょうか?

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自身の高校受験・大学受験の回想

僕自身は1995年に中学受験、1998年に大学受験を経験しました。当時自分が感じていた受験・教育環境というのは「男子は大学に行って当たり前、女性は短大まで行ったら十分」と言ったような感覚だったと思います。高校・大学情報、特に高校の情報はインターネットも普及してないので学校の先生の情報が全てだったのですが、自分の中学は少し特殊で公立高校の受験学区のきわ(大阪府の旧第6学区。天王寺高校がトップの学区。)にあり、学年の9割が別の学区の生徒だったため、学校の先生すら自身の学区があんまり分かって無いというようなそんな状況でした。なのでもちろん自分の中学から高校に行った生徒は僕だけです。

大学受験が始まるころには「windows」という言葉がやっと世に出てくるようになり、携帯電話の存在は知ってましたがまだ高校生までは普及しておらず、携帯でネットなんてとてもじゃないけど見れる状況ではありませんでしたので、書店に行ったり、オープンキャンパスに行ったりして情報を集め、自分に合った大学に行こうと思い勉強してました。

高校受験の回想

高校受験における両親の介入は正直全くと言っていいほど無かったです。というのもタイミング的に下の妹の方が色々問題を抱えてしまってたので僕どころではなかった、というのと父親、母親は大阪の人間ではなくあまり詳しくなかった、というのもあるかも知れません。無理もありません、ネットで調べられない状況で共働きだったので合間を縫って子供の高校を調べようと思ったら直接現地に赴いたり、説明会などに参加するくらいしか情報を収集する方法は無かったので、致し方ない部分はありますが、この当時の自分の状況をよくよく思い返してみたら、「もう少し両親と相談したかったなー?」という気持ちは少しあります。

卒業した高校に悔いは無いですし、むしろ行きたいと思ってた高校なのですが、自分がこう思ってこの高校にしたという結論を話し込んだという記憶は無いので、そんな決意表明みたいなものはしておいてもよかったかなー?と今になれば思います。ちなみに自分の高校を選ぶ決断をしたのは中学の時に行ってた塾の先生でした。

大学受験の回想

大学受験の際は自分の成績はそこまで良くありませんでした。なぜよくなかったか?はコチラにも書いてあるのでご覧ください。

ですが、当時の自分は「一応偏差値はいい高校に入ったんだからせめて現役でいい所に行かないと意味がない」と言う変なプライドは持ってました。ですが色々考えてるうちに「そもそも単純な話、大学に行って何するんだっけ?」というのを考えるようになりました。

「最終的にいい就職先を探すための大学か」と思うようになり、「じゃあ先やりたい仕事を探そう」と思い始めました。

当時18歳の自分から見える自分に合いそうな仕事、「よし、旅行業界やな!」と言う事で旅行業界に就職できそうな大学を選ぼう!となりました。

そこから後は上にリンクしてるブログにも書いてありますが紆余曲折を経て卒業した大学を志望校にすることを決めました。

今親になれば分かりますが、当時の自分は「高校であんま何も言うてけえへんかったのに何で大学となったらこんな決めたことをあれはアカン、これはアカン言われなアカンねん。」と思ってました。一人暮らしをするには費用がどれくらいかかるのか?そう言った所は自分の親は何も言わない人だったので、なぜダメなのか?というのが全く分からずしばらく納得できない状態で受験勉強してたのを覚えてます。

今は生徒さんが経済状況を把握してるご家庭も多いと受験相談の時にも感じますし、逆に「親に迷惑かけないようにあんまりお金を掛けたくない」とおっしゃる生徒さんも多く、凄く感心させられます。自分もそんな親であればもっと感じ方も変わって来てたかも知れません。

 

自分の受験を経て感じる事

介入度合いという意味では総合して「不干渉」だったのではないかな?と思います。中学では模試の結果を確認されてた記憶はありますが高校の際には全く気にする様子も無かったですし、そういう意味では有難かったな、と思います。が、同時に家の環境という意味では親との距離はかなり離れてしまってたので「いざという時に相談できる大人」というのがいなかったと言うのはちょっとサポートがあった方が良かったのかな?と思ったりもしましたが、経済的な状況、「男は大学に行くもの」という当時の世相を反映するような部分以外は特に何を言われたと言う事は無かったのでそういう意味ではそこのストレスを感じる事なく受験に向かえたのは感謝です。

 

自分経験を踏まえ、受験相談などを拝見して感じる事

中学生は意思決定が難しい

高校生まで行くとある程度の意思を持って自分で決定することが出来る年齢になってるので進路はここがいい等をあまり保護者様がお伝えすると生徒からすると「いつまでも子供扱いすんなよ…」という状況になりかねません。塾選びも結構生徒さんが主体で「ここに行きたい!」と言ってきたりするので、そういう意味ではある程度ほっといて悩んでるな、と思った時に相談に乗る、くらいの距離である方がいいのかな?と思います。

一方中学生はまだ自分にどのような特徴があり、どういうのが苦手で、などの判断がよく分からない時期ではあります。よって塾選び、高校選びにしてもある程度保護者様が情報を収集し、それを整理したうえで、あくまで生徒に決めさせてあげる、位のスタンスの方がいいかも知れません。

・生徒のレベルに合ってるか?(無理しないといけない高校ではないか?)

・移動距離はどうか?(高校生にとっての往復2時間はかなり心身ともに負担が掛かってしまいます)

・行く高校の進学実績(これくらいの大学は行かせたいと先に大学を目標に定める)

これは生徒個々の意思決定がしっかりできる生徒、そうでない生徒がいるので個人差は出ると思いますが、ある程度の情報を提供し、それで生徒さんが選択できるのであればそれで良し、出来ないのであればアドバイスをしてあげる、位の方がいいのでは、と思います。

声の掛け方に注意

僕の体験からも垣間見えたかも知れませんが、相談して何か解決してほしいというわけでも無いですし、答えが欲しい訳でもないんだと思います。ただ、今の状況を誰かに話したい、聞いてほしいという欲求だけなのだと思うのですが、そこで保護者様が自身の経験談であったり、「こここそが出番だ!」と息巻いて何かアドバイスできることを!みたいな感じで来られると生徒さんとしてはうんざりしてしまうのかも知れません。

じゃあどうすればいい?という話なのですが、自身も相談されたときに意識してるのは「聞き役に徹する事」生徒から「どうしたらいいと思いますか?」と言われて初めて自分の意見を参考程度に聞いてもらうという形で、自分の意見はなるべく言わないようにしてます。おそらく生徒自身として「自分のやってる行動、してる事は正しいのか?」という確認をしたいんだろう、と思ってるのでそこで自分の意見を入れる部分では無いと思ってます。

相談の内容にもよりますが、精神的に凄く弱ってる、というのであれば励ますことも必要なので、自身の経験談も交えたりはしますが、ただ単なる相談、進路の相談であれば「こんな大学もあるけどどうやろな?」に留めます。いいと思えば生徒自ら興味を持って調べますし、興味が無ければ生徒の中から完全に選択肢が消えた、という経験値が得られるので無駄な事ではありません。

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保護者が受験生に出来る事

勉強しやすい環境を整える

テレビの音量は集中の妨げになったり、途中でお腹が空いて食べたくなったときに何もなくイライラしてしまったりと言う事が普段生徒さんの行動パターンにあるのであればそうならない環境を準備しておくなど普段よりも細心の注意を払い、勉強しやすい環境を作ってあげる事が重要です。

保護者様にとっても凄くタフな期間になると思いますが受験は一人で無しえるものではありません。最高の結果を出してもらうには生徒さんが一番滞在時間が長いご家庭での環境を整えるのがベストです。

 

意思決定は生徒さんに任せる

上でも散々書いてある通り、「絶対将来のためになるから!」と保護者様が強く勧めて生徒さんもそれにつられて頑張って入学しても、もし入学してなにか嫌な事があった時に保護者様のせいに生徒さんはしてしまうかも知れません。最悪な友人、学校の環境になじめず退学という形にもなりかねません。なのであくまでも情報を整理、収集、提供した上で生徒さんに決めて頂くのがいいでしょう。

 

不安を一緒に解消してあげる

志望校を目指してる途中で不安なことが生徒さんから出て来たとすれば、保護者様も一緒に解決してあげましょう。家から志望校まで一緒に行ってあげてもいいかも知れません。もしかしたら「こんなに掛かるの?結構遠いかな?」と感じる部分も出てくるかもしれません。生徒さんに不安点があると感じたら、一緒に解消してあげるのがいいでしょう。

休憩する時間を知っておく。

 

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勉強ばかりし続けたからいい結果が出るか?というとそうでもありません。社会に出てもずっと仕事をやり続ける事が出来るか?と言われるとそれは無理でしょう。

とは言え保護者から見ると「いっつもゲームしてばっかりやけどどこで勉強してんねん?」とやきもきする状況になってしまうのも無理ないかも知れません。

そうならないように保護者、生徒さんと話し合って「20時から20時30分まで休憩する」という時間を共有しあいましょう。そうすることによりお互いのイライラする状況は解消するでしょう。

 

一緒に考えてみる。

学校、塾任せにするのも今の時代であれば共働き、シングルマザー・シングルファザーの方などご家庭により任せないとどうにもならないご家庭もあるので致し方無い事だとは思いますが、お休みの日だけでも結構です、一度自分の子供が勉強の何に悩んでるのか?を一緒に机に座って考えてみてもいいのではないでしょうか?

学校の懇談、塾の面談などでもちろん子供の状況は聞いてらっしゃるとは思いますが、「百聞は一見に如かず」です。

受験相談でも話の合間にたまにちょっとした学力の確認として参考書から問題を出したりします。生徒さんの相談は大概苦手な科目の相談だったりするので、苦手科目の参考書から問題を出します。

もちろん答えを出すのに苦労するわけです、そこで初めて保護者様から「え?こんなんも分からんの?」というお声を頂くのは1人、2人の話ではありません。それくらい「鵜呑みにしてはいけない」と言う事です。

もちろん私も塾の面談で「だましてやろう」と思ってだましてるわけではありません。例えば、

「ご子息様の今のペースですが、ちょっとまずいですね」とこちら側としては「一生懸命目指してる志望校に対しはっきりNO!とは言えない状況」の事が多くあります。

ただ、保護者様としては「ちょっとやからまだ挽回できるんやろ、大丈夫ちゃう?」位に思われるかも知れません。

この「ちょっと」のニュアンス。私たちと保護者様に大きい開きがあればあるほど、「あの時ちょっと言うてたのに」と言う事にもなりかねません。

そうなる前に一度、保護者様自ら今の子供の学力を把握する機会を作ってみましょう。

「お、思ったより出来てるやん」と思われるかもしれませんし、「いやいや、やばくない?これ」となるかもしれません。やはり「百聞は一見にしかず」です。

 

ご家庭で受験勉強中に出来る事。

一つ申し上げる事があるとすれば「心身ともにリラックスできる場であるべき」と言う事でしょうか?

志望校に行きたくても先生からは「もうちょっと頑張らな難しいかも知れない…」

先生はまだ優しく伝えて下さいますが、同級生なんかは「いや、無理やろ」「お前が受かるんやったら俺も受かるし」位の心無い言葉を受けながら受験勉強に臨んでる方もいるかもしれません。

僕自身、高校は担任からそういう風に言われたタイプです。「従来受験する高校の2ランク上やから辞めとけ」とはっきり言われたのを今でも覚えてます。「じゃあ併願の私立は言うこと聞くから、公立は好きなように受けさせてな」と言いました。その2ランク上の高校は僕の母校になってます。「ざまあみろ」と思ったのも覚えてます。

大学受験は高校の先生がとても暖かく、自分がどんだけ成績が悪くても「大丈夫!」と言い続けてくださいました。友人からも心無い言葉をもらう事も無く、むしろ僕のような高校入って落ちこぼれてしまった友達の方が多かったので、人をからかう余裕も無かったと思いますが。

子供がどんな環境にいるか?それは詳細は分からないはずです。となるとご家庭で出来る事、それは「ストレスの無い状態を作る事」これに尽きると思います。

凄く簡単なように見えて、難しい問題かもしれません、少しでも悩んだら無料でのご相談を行っております。

「誰に相談したらいいのか分かんない」と言う事がもしあれば、遠慮なく何なりとご相談して見て下さい。

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