こんにちは！
高岡駅より徒歩3分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 高岡校」講師の増田です！
今回は「補欠合格」に焦点を当てて話していきたいと思います。
皆さんはあまり「補欠合格」の仕組みについてあまり知らないと思いますし、今の時期気になる受験生も多いと思います。
受験生だったら「補欠合格」「繰り上げ合格」について知っておいた方が良いことも多いので、ここで話していきたいと思います！
そもそも補欠合格って何？？
「補欠合格」とは大学受験において、その大学に合格した正規合格者がその大学への入学を辞退したときに、その枠を埋めるために追加で合格者をだす候補者の事です。
主に私立の大学で多いことですが、国公立大学もあります。
ですが、ここで注意してほしいのが、「入学を保証された」わけでは有りません。
まだ候補者の一人ということです。今後の状況次第では追加で大学への入学を認めますという状況です。
例えば国公立大学を第一志望にしている受験生が滑り止めでその大学を受験して合格したとします。
ですが第一志望の大学に合格すれば当然、第一志望の大学に入学することになります。そうなるとその生徒の枠が一つ空くことになります。
それを埋めるために補欠合格を出すということです。
そして実際に大学側が合格を認めれば「追加合格」[繰り上げ合格」ということになります。
ここで初めて「入学が保証」されます。
ただし、すべての大学が「補欠合格」を出すわけではありません。
大学によっては、取らない大学もあれば、「補欠合格」を多めにとる大学もあります。
滑り止めとして考えられる傾向がある大学は事前にあえて「補欠合格」を多めに出しています。
また、私立大学によっては、補欠合格者の順位を公表する大学もあります。
もし、枠に空きがあったら、順位の高い人を優先に合格者を選ぶということです。
なので順位が出ていたら、自分の立ち位置がわかるので、追加合格の可能性が高いのかがわかりやすいようになってます。
私立大学の追加合格の仕組みって？
私立大学では、正規合格者の発表と同時に、追加合格者の発表もする大学が多いです。
ですが、何度も言っているように「入学が保証された」わけではありませんので。入学できる可能性があるということなので、そこは頭に入れておいてください。
ただし、滑り止めとして考えられていることが多い大学だったりは合格者が流れていくので、追加合格になる可能性は低くはないようです。
国公立大学の追加合格の仕組みって？
基本的に国公立大学は補欠合格者の候補者を公表していないのがほとんどです。
なので自分が補欠合格者かどうかは本人にさえも分かりません。
そして欠員ができ、成績の良かった順番で本人に連絡来るという流れです。
それと国公立の補欠合格の連絡が来る時期に注意をしなければいけません。
追加合格は後期試験がすべて終わったタイミングで連絡が来るので、３月下旬に連絡が来ます。
その時期は他の大学への入学手続きをしてしまったり、一人暮らしが必要な人はその準備をしている人も多いと思います。
特に入学金等をすでに支払ってしまった人は、入学金の返済は基本的には行わない大学がほとんどですので、そのお金が無駄になってしまうこともあります。
こればっかりはどうしようもないです。稀にそのようなこともあると頭の片隅に入れておいてください。
国公立大学と私立大学どちらが補欠合格を出す可能性が高い？
基本的には私立大学の方が補欠合格者をだす可能性が高いです。
一般的に学費が高い私立大学を志望するよりも、学費の安い国公立大学を志望する受験生が多いため滑り止めを私立大学にして、国公立大学を受験する受験生が多いです。
なので私立の方が、枠が空く可能性が高いということです。ですので必然的に補欠合格を出すのも私立大学の方が多いです。
入学が保証されるわけではありませんが、私立大学を落ちてしまった受験生もそういった可能性があると考えてもいいと思います。
国公立大学の追加合格ってそもそも可能性高いの？
国公立大学の追加合格はそれほど多くなく、ほとんど10人以下です。
国公立大学は複数受験はできませんし、国公立大学を受験した生徒のほとんどは国公立大学を志望しているので、入学を辞退する生徒は少ないのも想像がつきますよね。
そのため、追加合格を期待するのはあまりお勧めできません。
追加合格が出される時期は？手段は？
国公立大学は先ほども述べた通り、３月下旬です。
ですが私立大学の場合、追加合格者が発表されるタイミングは一回だけではありません。
ほとんどの大学では入試日程に記載されている各納入金支払い期日の直後に通達があります。
前期・後期で実施している大学であれば、前期・後期で納入金支払い期日が設けられているかと思います。その期日の後に追加合格者へ通達されることが多くの大学で実施されています
一般的に、通達手段は郵送か、電話です。
手続きに期間的余裕がある場合は郵送が多く、期間的余裕がない場合は電話が多いようですが、受験した大学の通達方法はしっかり確認しておきましょう。
せっかく合格したのに郵送見ていなかった。。なんてことが起きないようにしっかり確認しておいてください。
まとめ
補欠合格の仕組みをあまり理解していない生徒も多いと思うのでこれを機にしっかり理解しておきましょう。
せっかく合格していたのに、「補欠合格」の存在を知らずに、合格を泡にしてしてしまったらもったいないです。
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