本日は趣向を変えて、武田塾新宮中央校の西講師へインタビューを行いました。
西先生は香住丘高校から2年の浪人を経て九州大学医学部保健学科へ合格しました。
今日はそんな経歴を持つ西先生のインタビューから浪人期に気を付けるべきことや、 どんな事をしたのか大紹介!!
是非みていってください!!
現役時代はどうでしたか??
苦手教科に向き合わず、得意教科の数学で何とかしようとして、全体的に中途半端な結果になってしまいました。
また現役時代を振り返ると、現役生は圧倒的に理科の勉強時間が足りません...。実際、2月の中頃に2次試験対策として過去問や演習問題をたくさん解いてようやく物理の対応法が少しわかったくらいです。
なので、「毎授業後に復習して正しく理解しているか確認する」、「暗記を絶対に後回しにしない」という習慣を付ければ何とか戦えるくらいのレベルくらいには持って行けたのかなとすごく後悔しています。
浪人生活スタート時の気持ち
現役時代の模試ではE判定しか取れず、合格することはないだろうと試験を受ける前から思っていた私が、それでも浪人を決意した理由は、どうしても九州大学でレベルの高い学生・教授とともに勉強・交流して、幅広く、高水準の能力を得たいという強い願望があったからです。当初はあまりやる気になれない日もありましたが、大学生になった友人の楽しく新鮮なキャンパスライフについて聞くことで自分のモチベーションを高めていきました。
科目ごとの戦略
英語:森田鉄也先生の「1ヵ月で攻略シリーズ」
長文は毎日最低でも1文は読み。出てきたわからなかった単語、微妙な単語をメモ帳に書き写して、電車の時間や寝る前に覚えて、期間を空けてからスラスラ読み返せるようにしました。
数学:「プラチカ」や「大学への数学」
ノートは大きく使い、解きなおしたときに気付いたことを書き込めるようにしました。また、どこがわからなかったから解けなかったのかを明確にし、解きなおしの際は自分の言葉で説明できるように復習しました。
物理:「漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本」と「名門の森」
物理は基礎ができていない、正しく理解できていないと応用問題で歯が立たなくなるので、自分ではわかっていると思っていても一度基礎に戻って勉強しなおしました。
化学:「鎌田シリーズ」や「入試の核心」
化学は暗記が基本なので空いてる時間に無機化学や高分子の勉強ができるように、暗記事項を1冊のノートにまとめていました。
浪人期の過ごし方
某Yゼミナールでの秋の時間割を以下に示します。
空きコマでは、授業の予習・復習を中心に行っていただけでなく、模試などがあった際にはもう1度解いたら満点が取れるくらいにまで徹底的に解きなおすこともしていました。
日曜日は、現役時代に使っていた教科書・問題集や浪人時代に買った教材を中心に勉強し、授業以外からも積極的に知識を得るように心がけていたと思います。
起床時間は7時30分、就寝時間は24時30分位が目安で、高校時代のように規則正しい生活をした方が変に気が滅入ったりせず、健康的な生活ができました。
暗記したいものは寝る前にベッドの中で確認して寝ている自分に託す感じにしていました。
模試や成績の推移教えてください
浪人時代の最初に受ける模試は現役時代から勉強を続けていれば、まだ現役生が本格的に受験勉強を開始していないため、良い判定が出やすいです。そのことは最初から理解していたので、この判定を維持することを目標にして勉強しました。
おすすめのモチベーションの管理方法は些細なことでも良くなったところを見つけて自分を褒めることです。どうしてもうまくいかないときはうまくいきません。なので悪くなった結果に落ち込むよりも小さな喜びを見つけて前向きに勉強に取り組めるようにしましょう。ただし、どんなに結果が悪くても模試の復習は必ず実施する必要があります。
直前期の勉強と過ごし方をおしえてください
直前は新しい問題を解く比率を下げて、解いたことのある問題を解いて自信をつけることを心掛けました。新しい問題が解けなくて不安になってしまう可能性があるので、見慣れた問題を解いて正しく理解していることを確認し、忘れているところはすぐに復習して覚えることを徹底しました。(2次試験直前は過去問をひたすら解いて復習する)
受験本番当日はどのように過ごしていましたか?
私は音楽を聴くことが好きなので、試験当日用のトラックリストを作って、心を落ち着かせていました。また、試験直前は教科書を見ず、問題・解答用紙が配られている間は心を落ち着かせることに注力しました。どうしても試験本番は緊張してしまうものです。なので、普段通りのふるまいができるように大きく息を吸って目を瞑り、脱力することを意識していました。
合格を知った瞬間はどうでしたか?
応援してくれた家族や友人が「合格おめでとう」と祝って、喜んでくれたことが何よりもうれしかったです。また、自分の努力してきたことが間違っていなかったのだと自分の結果にとても自信を持つことができました。
今振り返って思うことはあります??
大学の勉強は専門性がとても高く、高校の勉強とは比べ物にならないくらい難しくなりますが、「浪人時代にあれだけ勉強したから」、「あれだけ努力できたんだから」という自信につながっています。
また、浪人が恥ずかしいことだと思っている方がいるかもしれませんが、私はこれだけ努力した&できた浪人時代を誇りに思っています。浪人したからには志望校合格という目標を必ず達成できるように全力で努力して、自信をもって有意義な1年間だったといえるように頑張ってもらえると幸いです。
武田塾はおすすめできますか??
特に浪人生は一緒に勉強する仲間もいなくなり、一人で様々な壁と向き合う時間が圧倒的に増加します。武田塾では毎週1時間、講師と勉強の調子や進路についてなどを話すことができる特訓があるので、身近に勉強や受験について相談できる人がいてほしいという方にとてもあっている塾だと思います。浪人生活に不安があるといった方はぜひ体験に来てみてください!