※今回のブログは、ズバリ高1、高2生向けです！※
みなさんこんにちは。武田塾志木校講師の新田です。
高1、高2の皆さんは、既に学校で新課程での授業を受け始めていると思います。
また、2025年度入試から、
大学入学共通テストでも新課程の入試が導入されることはもうご存じですよね？
前例の無い入試となるため、不安に思われている方も多いと思います。
というわけで、
第一回(今回)：歴史科目編、
第二回：理系科目編
という形で、2回にわたって共通テストの新課程を解説していこうと思います！
歴史科目はどう変わるか！？
「日本史A」「世界史A」→「歴史総合」
「日本史B」→「日本史探求」
「世界史B」→「世界史探求」
このように変化します。
また、
「世界史A」「世界史B」→「歴史総合+世界史探求」
「日本史A」「日本史B」→「歴史総合+日本史探求」
といったように、複合科目になります。
各科目が具体的にどう変わるかについては次で見ていきましょう！
「歴史総合」とは
「歴史総合」は「日本史A」と「世界史A」の
近現代以降の部分を融合させたものです。
今までは日本史と世界史を別のものとして
勉強していましたが、「歴史総合」では
世界とその中の日本を広く相互的な視野から捉え，資料を活用しながら歴史の学び方を習得し現代的な諸課題の形成に関わる近現代の歴史を考察し、構想する科目
となっています。
具体的に言うと、
世界の中での日本の地位はどのように変化していったのか？
日本は第二次世界大戦後どうして西側陣営についたのか？
近代化する際の日本と世界各国の違いは何か？
などという感じです。
このように「日本史」「世界史」両方の観点から
近現代の歴史を考える必要があります。
つまり「日本史」「世界史」の
片方だけの知識だけでは解けない問題が
ほとんどになってきます。
「日本史探求」「世界史探求」とは
新課程について文部科学省によると
日本史探求
各時代の展開に関わる概念等を活用して多面的・多角的に考察し，歴史に見られる課題を把握し，地域や日本，世界の歴史の関わりを踏まえ，現代の日本の諸課題とその展望を探究する力を養うことをねらいとする。
具体的に言うと、
日本国内ではどのようにして女性の社会進出が進んできたのか？
どうして日本は太平洋戦争を起こすようになってしまったのか？
現代の日本にある問題は歴史的に考えるとどこから来たのか？
このように日本史について暗記していることは
前提とする上で思考力を問うようになっています。
世界史探求
諸地域の歴史的特質の形成，諸地域の交流・再編，諸地域の結合・変容という構成に沿って，世界の歴史の大きな枠組みと展開について理解を深め，地球世界の課題とその展望を探究する力を養うことをねらいとする
とあります。
世界史探求も日本史探求と同じように
世界史について暗記していることは
前提とする上で思考力を問うようになっています。
つまり、
「日本史探求」「世界史探求」の
どちらの科目においても、
現行よりも歴史の流れが重要になり、
また資料や表からの出題も増えており、
歴史科目はただの暗記科目であるという
今までの流れが変更されて、
読解力や資料を読み取る力が必要となります。
結局どう勉強すればいいの？
繰り返しになりますが、
「歴史総合」「日本史探求」「世界史探求」
全ての科目において言えることは今までのような
単語を覚えまくる暗記科目というイメージは払しょくされ、
理解力、読解力、思考力を試される試験になるわけです！
一言で言うと、
難化する
ということですね（笑）
今まで通り単語などを丸暗記するだけでは
立ち向かえなくなっています。
資料集、一問一答、流れが分かる参考書など
複数の参考書を併用して進めていく必要があり
参考書の扱い方が非常に大事になってきます。
不安な方は、無料受験相談へお越しください
歴史科目における新課程の変更点を見て行き、
これまで以上に理解力、読解力、思考力を向上させることを意識した
勉強をしていかなければならないことがわかりましたね！
ただただ力技で暗記ゴリ押しの勉強法では全く太刀打ち出来なくなります。
とは言っても、それの力って結局どう勉強すればついてくるの？
という疑問を持たれる方も多いでしょう。
受験勉強を始めてから実際の入試で高得点を取れるようになるまで、
色々と留意しなければいけない細かいことが沢山あります。
武田塾では、こういった自分ひとりでやるには難しいことへアプローチし、
受験生一人ひとりの状況に合わせた勉強法を自身を持って提案しています！
新課程において不安を持たれる高1、高2生は、是非武田塾へ足を運んでみて下さい！
