ブログ

大学受験の年間スケジュール 理系編 ~科目優先度と勉強時間~

 

 

みなさんこんにちは!

武田塾岡山駅前校です。

 

今回の内容は受験生の年間スケジュール理系編(国公立・私立)です!

 

4月に入り、これから受験勉強を始めるという方や

既に受験勉強を始めているけど、科目間のバランスが掴めていないという方に向けての

とっておきの記事だと思います。ぜひ最後までご覧ください!

 

(1)科目優先度

数学>英語>理科➀>>理科②>>>社会・国語です。

上記のようになる理由は、一般的な二次試験を考えた時、数学の配点が大きいからです。

それに比べて、社会と国語は共通テストしか必要としない大学が多く、

一次試験と二次試験を合わせた全体の点数から考えても割合が小さいため、優先度は低くなっています。

私立理系志望の生徒は、ほとんどの場合、社会と国語を必要としません。理科も1科目で済む場合が多いです。

自分の得意不得意や受験校の配点に応じて科目優先度を決めましょう!

 

理科➀>>理科②となる理由は大きく3つあります。

1⃣二次試験で理科1科目しか必要としない大学がある。

2⃣どちらも同じだけ労力と時間をかけた結果、どちらも中途半端になる可能性がある。

3⃣夏までに1科目基礎を仕上げることで精神的に楽になる。

ここで、''基礎を仕上げる''とは日大レベルを突破していることを指します。

 

以上で理系の科目優先度の話は終わりですが、ここまで話した内容はあくまでも目安です。志望大学の配点や自分の得意・不得意に合わせて調節するようにしましょう!

 

(2)勉強時間

続いて各科目の勉強時間についてです。既卒生と高3生に分けてご説明いたします。

これもあくまで目安ですので、ご自身の状況に合わせて調節してください。

既卒生

1日の勉強時間は9~10時間以上

(夏までの)科目ごとの時間配分は、数学4時間・英語3時間・理科➀2時間・理科②1時間です。

 

ここでの注意点は、単に勉強時間にとらわれるのではなく、

集中して勉強に取り組んでいる時間に目を向けることです。

 

9~10時間勉強したとしても、それが集中して取り組んだ4時間分なら、

6時間集中して取り組んだ方が断然良いです。

特に勉強始めたてという方は、はじめは3時間でもいいです。

慣れたら5時間、7時間と勉強時間を延ばしていき、

集中して勉強に取り組んでいる時間を増やしていきましょう!

 

とはいっても、最終的には9~10時間勉強したいところです...

 

やる気ある科目→やる気のない科目→やる気のある科目 や

大変じゃない科目→大変な科目→大変じゃない科目

 

といった風に1日の中でも工夫することで勉強のリズムを作るようにしましょう!

 

また、勉強を始める際は、取っ掛かりやすいものから始めると、1日の良いスタートが切れます。

はじめの15~30分は、数学の計算問題集に取り組むなど、負担の小さいものから取り組んでいきましょう!

高3生

休日は、既卒生と同じ上記の勉強時間、科目間バランスで進めていきましょう!

平日(学校がある日)は、1日の勉強時間は5~6時間

(夏までの)科目ごとの時間配分は、数学2時間、英語1.5時間、理科①1~1.5時間、理科②1時間です。

 

高3生に特に意識してほしいのは''隙間時間''です。学校がある平日は、まとまった時間を取ることが難しいです。

通学時間や休み時間など、空いた時間も勉強に割くようにしましょう!(内職もあり?)

 

 

(3)年間スケジュール 

次に、どの時期にどこまで仕上がっていればよいのかをご紹介いたします。

こちらは、武田塾のルートに則ってお話を進めさせていただきます。

 

7月までに取り組む科目は、数学・英語・理科➀・理科②です。

数学:基礎問題精講ⅠA・(ⅡB)が2~3周終わっている状態。

英語:構造・解釈の途中、もしくは長文の1冊目に入れる状態。

理科➀:日大レベルを突破できている状態。

理科②:基礎の途中

 

7月~8月には、現代文と古文を開始しましょう。

現代文は7.8月中に「ゼロから覚醒現代文」もしくは「田村のやさしく語る現代文」

「現代文読解トレーニング」「プラチナルール」が終わっており、

9月から演習(ポラリス1)が始められる状態だと余裕があるでしょう。

 

古文は7.8月中に、古文単語と「スピードインプット」が完璧な状態で、

9月から古文読解と漢文に入れる状態だと順調です。

 

また、一度志望校の過去問を解いてみましょう!

問題傾向や求められるレベルが分かり、より勉強が進めやすくなります。

また、入試で求められるレベルと現在の自分の立ち位置を把握することで

どれくらい乖離しているか明確になり、危機感を感じることができます。

 

9月:社会を開始しましょう。共通テストでの選択科目は

「日本史B」「世界史B」「地理B」「倫理」「現代社会」「政治・経済」

で6科目から1科目選んで受験します。

英語・数学・理科➀は、日大レベルを突破し、

地方国公立レベル、もしくはMARCHレベルには入れているのが理想です。

 

11~12月:共通テストのみの科目は基礎を終えている状態

12月:地方国公立を目指す人は基本的に共通テストが必須となりますので、共通テスト対策を始めましょう。

私立志望の人は過去問を解き始めるようにしてください。

目安として、第一志望は10年分、第2志望以下は5年分解くようにしましょう。

ここでの注意点は、ただ解いて、解説を読んでおわりになることです。

間違えた問題はなぜ間違えたのか分析し、次解けるようにするために

どうすればよいか考え実行してください。

例えば、過去に使った参考書に戻り、数学の公式や英文法を覚え直すなどです。

また、一度解いた過去問もある程度内容を忘れた1ヶ月後くらいにもう一度解いてみるというのも効果的です。

 

番外編:社会は何を選べばいいの?

おすすめは日本史と世界史以外です。

 

たしかに、「日本史B」「世界史B」は勉強すれば、9割以上は安定して得点することができます。

しかし、覚える量が多いため、より多くの時間を割くことになってしまいます。

社会の配点はあまり高くないことが多いので、その時間を理数系の科目に割くことが賢明だといえます。

それに比べ、「地理B」「倫理」「現代社会」「政治・経済」は、

9割以上の得点を考えると容易ではありませんが、勉強すれば7~8割はすぐに乗るようになります。

実際、私も共通テスト第1回の「地理B」を受験しました。

1ヶ月しか勉強しませんでしたが、7割5分は得点できました。

高得点とは言えませんが、地方国公立を受けるには十分戦える点数だと思います。

 

仮に''ノー勉''で挑むとした時の選択科目を選ぶ基準

国内の政治や国家(政治)の仕組み、外交関係とその歴史などに関心があり、

普段からそのような書籍を読んだり、ニュースを見たりする人は、

「現代社会」もしくは「政治・経済」がおすすめです。

世界の国や地域の特色がある程度わかっており、

知識が豊富(常識の範囲が広い)で推測力に長けている人は「地理B」がおすすめです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

受験は戦略の面が大きいです。

「どの科目をどの参考書を使って、どれくらいの時間、どこまでやるのか」

入試日から逆算して勉強を進めてもらうと良いと思います。

 

ただ自分一人で全部やるとなると大変そうだし、本当にあっているのか不安になりますよね?

武田塾では、入試日から逆算して、生徒さん一人ひとりのレベルに合わせて

日割りで宿題を出して、やってきてもらいます。

自学自習って一人でするのは本当に大変です。

 

そこで武田塾では自学自習の徹底的な管理とサポートをサービスとして提供しています。

無料で勉強相談や受験相談を行っていますので、

ぜひ(TEL:086-206-3782)にお電話いただくか、

下記のフォームよりお申込みください。

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる