大学受験なら武田塾中山校
こんにちは!
授業をしない個別指導塾、武田塾中山校の福原です。
11月に入り、朝晩の冷え込みが一段と増してきました。受験生の皆さんにとっては、いよいよ入試本番を目前に控えた「総仕上げ」の時期ですね。ここから先は、「やるべきことを最後までやり切れるか」が勝負を分けます。焦らず、これまで積み上げてきた努力を信じて、弱点克服と得点力アップに集中していきましょう。
また、1・2年生の皆さんにとっても、この秋は大切な「積み上げの季節」です。冬以降の伸びを決めるのは、今の一日一日の積み重ねです。少しずつでもいいので、机に向かう習慣を切らさず続けましょう。
中山校では、今月も一人ひとりの目標達成に向けて全力でサポートしていきます。
寒さに負けず、最後まで頑張っていきましょう!

それでは今月の武田塾中山校通信もご笑覧ください!
今月の連絡事項
【外部向け】冬だけタケダ、かけこみタケダについて

・冬だけタケダとは...?
一ヶ月間、入塾金無しで武田塾に通えます。
「いきなり入塾するのは不安なので、まずはお試しで通ってみたい!」という方に最適な体験です。
自習室も毎日利用できるので、冬の間だけでもしっかりと勉強したい方にもお勧めです。
また、高校2年生はこの時期から受験を意識し始める人もいる思うので、冬だけタケダでスタートダッシュを決めましょう!
申込期間: 2025年11月1日~2026年1月末
受講期間: 2025年11月1日~2026年2月末
・かけこみタケダとは...?
高校3年生、既卒性を対象にして入塾金無しで受験本番まで武田塾のコースを受講することができます。
ここまでなんとなく過ごしてしまった方、大学受験が急遽決まった方、受験本番に向けてラストスパートをかけたい方、是非かけこみタケダをチェックしてみてください!
申込期間: 11月1日~2025年1月末
受講期間:11月1日~2025年2月末までの間で受験終了まで。
※かけこみタケダは受験で使用するすべての科目を受講していただく必要がございます。
【主に既卒生】調査書は入手できていますか......?
出願に必要な調査書をもうそろそろ入手しましょう。
自分が通っていた高校のHPなどに案内があると思うので、動き始めてください!
ランキング
2025年10月総自習時間

風邪が流行っています。体調に気をつけながらがんばってくださいね!
お役立ち情報
電気通信大学が授業料を20%値上げ 学部2026年度 博士前期2030年度から
https://univ-journal.jp/992387/
情報系の分野に非常に強く、理系の生徒に多くの人気がある電気通信大学。
来年度から学費が20%上がるようです。近年国公立大学の学費が上がっており、近い将来に私立大学と国公立大学の学費の差がなくなる時代が来るのでしょうか...。
福井県立大学恐竜学部 2年目となる2026年度の総合型選抜10倍 県内からの出願はゼロ
https://univ-journal.jp/991971/
最近話題になっている福井県立大学の恐竜学部。総合型選抜入試では県内からの志望者が0人で県外からの志望が集中しています。
今年の総合型選抜入試の倍率はなんと10倍...。恐竜を学ぶには最高の環境だと思うので、恐竜に興味がある人はぜひ調べてみましょう!
薬学部の平均退学率12%、私立4大学は3割超…文科省調査
https://resemom.jp/article/2025/11/11/83947.html
我々の医療機関を支える薬剤師を育成する薬学部ですが、文科省によると私立大学の薬学部では年々退学率が増加しているようです。逆に国公立では退学率が0に近いところも多く、国家試験合格率も高いといった記事があります。薬学部を志望する人は、大学選びのついて参考にしてみてください。
今月のピックアップ生徒
今月は講師の宮垣が書きました!よろしくお願いします!
自分を鼓舞して頑張り続けるYさん

Yさんは高校三年生で2月から武田塾に通ってくれています。学校では周りにあまり受験勉強をしている人がいない環境の中でも、自分を律し、集中して努力を続けている姿はとても立派です。授業のない日でも自習室に通い、計画的に勉強時間を確保しているその姿勢に、私もいつも感心しています。志望校まではまだ距離があるかもしれませんが、Yさんは「小さな目標を積み重ねることが大きな成果につながる」と考え、日々の確認テストや宿題に真剣に取り組んでいます。いつまでにこの参考書を終わらせる、いつまでに過去問で何点を取る、など短期間での目標を決めて取り組んでいます。過去問や模試など大きなテストで点数が思うように伸びない時期でも気持ちを切らさず、自分の弱点を一つひとつ克服していく姿勢が素晴らしいです。勉強では「質」を意識することが大切ですが、「量」をこなすことで得られる自信もまた大きな力になります。Yさんも最近は積み重ねてきた努力が確実に成果として表れており、勉強に対する自信も少しずつ深まっています。志望校合格という大きな目標に向かって、残りの期間も一歩ずつ、一緒に頑張っていきましょう!
自己分析能力が高いIさん

Iさんは高校三年生で から武田塾に通ってくれています。常に自分の学習状況を冷静に見つめながら努力を続けてくれています。自己分析力に長けており、「今の自分に何が足りないのか」「どの分野を優先して勉強すべきか」を自力で判断して計画的に学習を進めている姿が印象的です。Iさんはいつも質にこだわり、1つひとつの学習を確実に身につけようとする姿勢が素晴らしいです。模試や確認テストの結果をもとに、自分の弱点を分析し、次の勉強にすぐに反映させていく姿勢からは、着実な成長が感じられます。入試までの時間が限られてくる今、焦りを感じる場面もあるかもしれません。ですが、そんな時こそ自分に必要な力を見極め、「今、何をすべきか」を冷静に判断して時間を有効に使うことが大切です。Iさんならきっと最後までブレずに、自分のペースで着実に合格へ近づいていけるはずです。これからもその分析力と努力を武器に、最後まで走り抜けましょう!
コラム
校舎長の福原が日々感じていることを書くコーナーです。
今回は「仕事ができるって?」をテーマに書いていきます。
「仕事ができる人」ってどんな人?
高校生の皆さんは、「仕事ができる人」と聞いて、どんな人物を思い浮かべますか?

社会人の姿を想像する前に、まずはもっと身近な人たちが頭に浮かぶのではないでしょうか。たとえば、文化祭や体育祭の準備を中心となって進めてくれる学級委員。部活で困っている後輩をさりげなくフォローしてくれる先輩。状況を見て必要なことを先回りして動けるクラスメイト。学校の先生で、説明がわかりやすく授業がテンポよく感じられる人も、「仕事ができる人」の一例です。
武田塾であなたの担当をしている講師はどうでしょうか。理解度に合わせて説明の順番を変えてくれる人、つまずきやすい所で先に注意してくれる人。こうした人たちを見て「この人は仕事ができる」と感じることがあるはずです。(なかったらちょっと問題です)
では、こうした「仕事ができる人」は何が違うのでしょうか。
「仕事ができる人」はニーズに応えられる人
私が考える「仕事のできる人」の定義は、次の一言に尽きます。
相手のニーズ(必要としていること)を理解し、それに応えられる人だと思います。
たとえば、取引先が求めていることを正確に読み取り、提案できる人は、その相手から見て「仕事ができる人」です。
これは社会に出てからの話だけではありません。学校生活でも同じ構造が見えます。誰かがうまく動けている場面には、必ず「相手の状況を見て必要な行動を選ぶ」という視点が隠れています。
たとえば、文化祭の出し物を決めるクラス会議を思い浮かべてみてください。

「焼きそばをやりたい!」
「展示のほうが楽じゃない?」
「演劇のほうがインパクトあるよ!」
このように、いろいろな意見が飛び交います。でも、単に多数決をしただけでは、クラスの空気がうまくまとまらないことがあります。ここで“仕事ができる”学級委員は、表面の意見だけでなく、奥にある感情や状況に目を向けます。
焼きそばを提案する人は、「文化祭らしさがほしい」というワクワク感がある一方で、「調理の負担が大きいと大変そう」という不安も持っているかもしれません。展示を推す人は、「準備が楽」というメリットを重視する一方、「地味だと思われるのでは」という心配があるかもしれません。
そして、「演劇」を推す人には、
「一体感が出て楽しそう」「思い出に残るものにしたい」という期待がある反面、
「セリフ覚えられるかな」「人前に出るのは少し怖い」という揺れる気持ちもあるかもしれません。
さらに、意見を言えていない人の中にも、
「配役が偏るのでは?」
「裏方に回りたいけど、言い出しにくい」
「準備の日程が厳しくないか不安」
など、さまざまな思いが隠れています。
こうした「言葉になっていない部分」まで汲み取るのが、ニーズを理解するということです。
そして「仕事ができる」学級委員は、おそらくここから共通項を探し出します。
・負担は大きくしたくない
・でもクラスで「何かをやり遂げた」感覚は得たい
・全員が参加しやすい形がいい
この共通項を踏まえると、
「演劇の難しい脚本ではなく、短い寸劇形式にして、セリフ量を減らそう」
「人前に出るのが苦手な人は裏方を中心にして、みんなで世界観を作り込もう」
「衣装や大道具を簡略化して負担を下げつつ、演出に工夫を入れて“映える”感じにしよう」
といった提案ができます。
これこそが、相手のニーズ(必要としていること)を理解し、それに応えられる人
という「仕事ができる人」の姿なのではないかと思います。(何十人もいるクラスではそれでも不満がでることはあるでしょうが)
ニーズの理解には、「言語化」が欠かせない
ただし、ニーズを理解するためには重要な前提があります。
それは 言語化(言葉で整理すること)ができるかどうか です。
「なんとなく不安」
「多分やりたい人が多そう」
「たぶんこの案が良さそう」
このような「なんとなく」の状態では、正しい判断はできません。
「調理の負担が大きいのが不安」「裏方をやりたいけど言えない」「セリフ量が多いと準備が大変」――こうして気持ちを言葉に落とし込むことで、初めて本当のニーズが見えてきます。
言語化とは、ニーズ理解のための「翻訳作業」です。
これは勉強にもそのまま応用できます。
言語化できる人は、勉強もうまくいく
勉強がうまくいく人は、自分が「どこでつまずいているのか」を言語化するのがとても上手です。
「英語長文が苦手」「日本史が覚えられない」と大まかに悩むだけでは、何をどう改善すればよいかが見えてきません。苦手の正体を具体的な言葉で捉えることが、実は勉強の出発点になります。
英語長文を例にすると、この「言語化」の重要性がよくわかります。多くの生徒は、長文が読めないと感じたとき、「内容が難しい」「語彙が足りない」「時間が間に合わない」といった抽象的な感想で終わってしまうことがあります。しかし、本当に成績が伸びる人は、もっと深く自分の読み方を観察しています。たとえば、「文が長くなると主語と述語の対応関係がとれなくなる」「知らない単語が出ると意味を推測できず、そこで止まってしまう」「howeverやthereforeといった接続表現の働きを理解できず、段落同士の関係がつかめない」「文章の中の強弱を意識できず、時間がかかってしまう」――このように、自分の「読めない理由」をはっきりと言葉にできるのです。 ここまで言語化できれば、必要な勉強は自然と決まっていきます。構造が追えないなら既に取り組んだ解釈の参考書の復習や取れなかった構造の音読を増やして反応速度を上げるべきだし、単語で止まってしまうなら語彙の強化と同時に「推測読み」の訓練が必要です。論理関係がつかめないなら、ディスコースマーカーを整理して印をつけるべきだし、文章の強弱ができないならば段落の要旨を掴んだり抽象と具体を見つけたりする練習が必要です。

言語化できる人は、自分に必要な勉強をすぐに選ぶことができます。
暗記科目である日本史でも言語化の力は同じように作用します。日本史が「覚えられない」という悩みの多くは、「どこが覚えられないのか」が曖昧なまま進んでいることに原因があります。流れが理解できていないのか、似た名前の人物が区別できないのか、文化史の作品と特徴が結びついていないのか――これらは一見同じ「覚えられない」でも、必要な対策はまったく異なります。
ここで、共通テスト・二次試験でも頻出の「鎌倉仏教」を例に考えてみましょう。
鎌倉仏教で混乱するのは「覚えられない理由」が曖昧だから
鎌倉仏教が覚えられない生徒の多くは、「名前が多いから覚えられない」「似ていて区別できない」など、感覚的な理由で止まってしまっています。そのため、解決策が「何回も回す」だけになりがちです。(もちろん回数を増やすのは間違いではありません。)しかし実際には、「宗派が生まれた理由」や「それぞれの方向性」が整理できていないことが、多くの場合で混乱の根本原因となっています。
まず押さえてほしい大前提があります。
なぜ鎌倉時代に新しい宗教が一気に広がったのか?
理由はシンプルで、平安末期の政治の混乱や災害の多発によって、人々が精神的に不安だったからです。
だからこそ、「救われたい」「今すぐ助けてほしい」という強い庶民のニーズが生まれた。
この視点が入るだけで、宗派同士が一気につながって理解しやすくなります。
宗派と「生まれた理由」をセットにすると整理しやすいのではと仮説を立ててみます。

以下は、宗派を「理由・方向性・一言イメージ」でシンプルにまとめたものです。(ChatGPTにまとめてもらいました。)
法然(浄土宗)
「難しい修行なんて無理。念仏だけで救われる世界をつくろう」
→ 敷居を下げた宗教
→ “誰でも救われる”庶民向けの救済
親鸞(浄土真宗)
「いや、人間は努力すらできない。全部阿弥陀さまに任せよう」
→ 努力否定(悪人正機)
→ より徹底して庶民に寄り添う
一遍(時宗)
「考える必要もない。踊って唱えれば救われる」
→ 最も敷居を下げた“突き抜けた簡易型”宗教
栄西(臨済宗)
「座禅で精神を鍛え、武士の心を整えよう」
→ 武士のニーズにマッチ
→ 幕府の保護も受けた
道元(曹洞宗)
「ひたすら座る(只管打坐)。形式ではなく本質を追求」
→ 修行の哲学化
日蓮(法華宗)
「念仏では国は救えない。“法華経こそ絶対”だ」
→ 国家救済の宗教
ここまで理由を明確にすると、もう混ざりませんし覚えやすくなります。
ここまでの「言語化 → ニーズ理解 → 行動」の流れを整理します。
① 言語化
・名前が多すぎる
・違いがあまりわからない
・どれがどんな内容か曖昧
② ニーズ理解(言語化したものをもとに、どうすれば自分が理解できるか)
→ 「理由・背景・一言特徴」を整理できれば解決するのではと仮説を立てる。
③ 行動
→ 宗派ごとに「生まれた理由」と「一言説明」をセットで覚えるノートを作る。
→ 暗記ではなく「流れ」で思い出す練習をする。
つまり、英語も日本史も、結局は同じ構造で成り立っています。
「読めない」「覚えられない」という曖昧な悩みを言語化し、自分に必要な勉強を把握し、そこに行動を集中させる。
この流れをつくれるかどうかが、成績が伸びるかどうかの決定的な分岐点だと思います。
言語化によって自分のニーズがはっきりすれば、勉強は「やらされる作業」から、「未来の自分を助けるための能動的な仕事」に変わっていきます。これこそが、仕事ができる人が日常で行っている思考そのものではないでしょうか。私たち講師の仕事は、この思考を身につけるサポートをすることでもあります。分からないときは遠慮なく頼ってください。そして、もし来年度以降に講師(武田塾に限らず)をやってみたいと思っている人は、まず自分自身で「わからないの言語化」を試してみてください。これができる人は、誰かを支える側に立ったときにも必ず強みになります。
「できる人」になるために言語化してみよう!
結局のところ、「仕事ができる人」も「勉強ができる人」も、特別な才能を持っているわけではありません。ただ相手の気持ちや状況を丁寧に言葉にし、自分に必要な行動を選び取れる人です。そしてそれは、社会に出てから急に身につくものではなく、今の皆さんの学校生活や勉強の中で自然と鍛えられていく力でもあります。
だからこそ、「なんとなく苦手」「なんとなく不安」のままにせず、一度立ち止まって言葉にしてみてほしいのです。自分が何につまずいているのか、どこがモヤモヤするのかを言語化できた瞬間、やるべきことは驚くほど明確になります。勉強が進まないときほど、「今の自分は何を必要としているのか?」と問いかけてみると、意外なほど前に進めることがあります。今は本番も近づいて、切迫感を感じやすい時期だと思います。そんなときこそ、ただ勉強に駆られるのではなく、一歩立ち止まってみてください。不安も言語化してみてください。完璧でなくて構いません。裏紙に殴り書きするくらいで大丈夫です。それだけでも以外とモヤモヤって取れたりします。
もちろん、言語化は一人で完璧にできる必要はありません。講師や周りの人に話してみることで、自分の中の言葉がはっきりしてくることもたくさんあります。こちらとしても、皆さんがどこで困っているのかがわかるほど、より良いサポートができます。遠慮なく相談してほしいと思っています。
「できない」と思う瞬間こそ、成長の入り口です。言葉にしてみれば、自分が立つ場所がはっきりし、次に踏み出す足場が見えてきます。焦りも不安も、そのまま抱え続ける必要はありません。ひとつひとつ言語化しながら、必要な行動を積み重ねていけば、必ず前に進めます。自分なりのペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。
今月は以上です!
来月もお楽しみに!
〒226-0019 横浜市緑区中山4丁目 31-23 ル・チードビル5階
JR 横浜線 ・ 横浜市営地下鉄 グリーンライン 中山駅 徒歩1分
☎ 045-482-9544
お問合せはLINE公式アカウントのトークからもどうぞ!
十日市場・鴨居・小机・川和町・都筑ふれあいの丘にお住まいの方もお気軽に!
もちろんグリーンライン沿線やそれ以外の地域の方からもご連絡お待ちしております。
綺麗な自習室、ドリンクサーバーの設置など、充実した学習環境を是非一度見に来てください(^^)