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慶應義塾大学経済学部の受験方式を徹底解説!足きりって存在するの?

こんにちは!武田塾中山校の吉濱です!

僕は今、慶應義塾大学経済学部の1年生です。今回は、慶應経済の受験を考えている受験生にむけて、慶應経済の受験に必要な最低限の情報をまとめます!

 

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引用:https://www.keio.ac.jp/ja/about/campus/hiyoshi.html

 

 

概論として受験方式の違いに関わらず読める内容をまとめた後、A方式で受験する方に向けてコラムを書いています。

このブログは、受験生が必要な情報を拾えるように見出しを付けてあるので、気になったところのみ読むのでも全然大丈夫です!

 

 

慶應経済の受験方式に関しては、御茶ノ水校のこちらの記事が参考になります!

https://takeda-ochanomizu.com/blog/2650

 

 

慶應経済受験のための必須知識!!

2つの受験方式

上のブログを踏まえた上でまとめておきます。

第一に慶應経済の入試に関して知っておいてほしいことは

入試方式が2つあることです。

2つの入試方式というのは、

 数学を使うA方式

 社会を使うB方式

と思ってもらえば大丈夫です。

 

重要な点は、どちらかの方式しか選べないということです。

なので、受験生はどちらか一方を選ぶことになります。

 

さらに、受験方式によって、入学後の必修も変わってきます。

A方式では、数学を用いて経済学を学びます。

一方、B方式では、経済史などを学びながら経済学を理論的に学んでいきます。

 

 

受験方式ごとの科目・配点

AとBの受験方式の違いについて書きましたが、次は受験方式ごとの科目と配点についてまとめます。

 

入試科目と配点

A方式

英語200点(約48%)

小論文70点(約16%)

数学150点(約36%)

B方式

英語200点(約48%)

小論文70点(約17%)

社会[世界史 or 日本史]150点(約36%)

 

 

受験方式はどう選べばいい?

これは、慶應経済受験生にとって悩ましい問題ではないでしょうか?

上の記事も参考にした上で、「合格」ということを目標にしたときには、

 

A方式⇒数学がある程度得意な受験生

B方式⇒数学が不得意な受験生

 

と分けて差し支えないと思います。

 

ただ、大学生活をどう送りたいかは人によって大きく分かれるところではあると思います。真面目にこんなこと書いたら怒られそうですが、経済Aは女子が少ないです。詳しくはコラムをご覧ください。

そのような観点から受験方式を考えてみると以下のようになります。

 

A方式⇒男子校のノリが好き、女子が少なくてもいい

B方式⇒男子校のノリは嫌、女子が多い方がいい

 

 

入試における戦略

小論文はどうするか

これは、国立併願組にとって特に重要な問題であると思います。

インターネットで調べてみれば、「きちんと対策した方が良い」という意見もあれば、「捨て科目だ」「やらなくても受かる」という意見もあり受験生としては非常に悩ましいと思います。やった方がいいとは思いながらも、対策法が分からなかったり、他の科目に時間がとられて小論文には思うように時間が取れなかったりすると思います。

 

あくまで、ぼくの意見ですが、結論から述べます。

 

・小論文の点数を差し引いたうえでも合格最低点は取れるようにすべき

・何が書いてあるのかわかる文章は絶対にかけるようにもしておくべき

・共通テストレベルの読解力は必要条件

 

小論文の点数を差し引いたうえで合格最低点は取れるようにすべき

これは、小論文の採点の不確実性に起因します。そもそも、文章に点数をつけるという行為は非常に主観的です。採点者(出題者)側がどのような能力を図りたいのかによって点数は大きく変わってくるでしょう。そして、多くの受験生はその能力を把握し身につけるには至らないというのが現状でしょう。その意味において小論文の点数は非常にブレ幅が大きいです。さらに、なんといっても小論文の配点は小さい!小論文は入試の16%を占めるにすぎません。

点数の見込みが非常に難しい小論文なので、「配点の小さい小論文に時間をかけすぎて、配点の大きい2科目の実力を伸ばせない」なんてことは絶対に避けるべきです。

 

何が書いてあるのかわかる文章は絶対にかけるようにもしておくべき

これは、小論文における最大の禁忌である「何が書いてあるかわからない」ということだけは絶対に避けようという話です。「何が書いてあるかわからない」文章を書いてしまうと、0点になりかねません。どんな教科に関しても、「何か書いておけば部分点が入るだろう」と思っている受験生は意外と多いように感じます。ですが、そもそも大学入試とは、大学の教授が、自分の大学で学ぶ学生を選抜する手段です。大学入学後には、自分の授業を受け、レポートや論文を提出してくる学生を選ぶのです。そのようなことを踏まえると、大学教授はわけのわからない文章を書くような生徒に大学に来てほしくないのではないでしょうか?

 

共通テストレベルの読解力は必要条件

これは、小論文の問題を解くにあたり、土台として読解力が必要であることに起因します。小論文の問題というのは、必ずしもユニークな発想力や思考力を問う問題のみでありません。それどころか、露骨に読解力を問う問題も多くあります。例えば、2021年度の入試において、最初の問いで、与えられた文章を要約する形の文章が出題されています。なぜ読解力が求められるのでしょうか?それは、論文を正しく読む読解力は最低限必要な能力だからです。大学というのは、手取り足とりやさしく教えてくれる場所ではありません。そこには、大学側の、「学生には自分で調べて理解してほしい」という思惑が潜んでいると思います。

 

 

恐るべし英作文

・慶應経済は英作文の配点が読解よりも大きい!

・結構本格的

・対策としては、早く正確に読めるようになった後で、書き慣れることと、会話表現も含めて表現のストックを増やすこと

 

慶應経済は英作文の配点が読解よりも大きい!

慶應経済の受験における大きな特徴の一つとして、英作文の配点が非常に大きいことが挙げられます。

慶應経済の英語は大きく2部の構成となっており、最初3題のReading部門と後半2題のWriting部門があります。

配点は、Reading 90点、Writing 110点となっています。知っていましたか?

一般的に、「大学受験の英語では読解が中心である」というステレオタイプは広く認識されているように感じます。しかし、慶應経済に関してはそれは当てはまりません。

そうであるにもかかわらず、それを知らずに英作文を直前にしかやらない人が多い事も事実です。

 

結構本格的

慶應経済の英作文は2題出題されます。そのうち、最初の一題は会話文の和文英訳で、もう一題は、読解問題と関連した自由英作文です。最初の一題は、日常的な会話文であり、直前に対策して何とかなるものではないです。もう一題の自由英作文は、読解問題からの引用を行ったうえで自分の意見を字数無制限で書くという、大学でのEssay Writing を見据えたうえでの本格的な問題です。

 

早く正確に読めるようになった後で、書き慣れることと、会話表現も含めて表現のストックを増やすこと

まず当たり前ですが、読解力は必要です。本文からの引用も必要である上に、時間制限も厳しいからです。書き慣れることに関しては、英作文にかける時間も意外と少ないからです。ゆっくりなら何とか書けるという人は多いと思いますが、それをさらに、素早く書けるというフェーズまで昇華させなければなりません。会話表現もふくめて表現のストックを増やすことは早く書くための必要条件です。さらに、同じ語彙を使い続けることは語彙力の不足を窺わせてしまいます。

 

 

足きりについて

英語と数学ではマーク部分が基準点に達しなかった場合、未達成の科目の記述部分は採点されない。だが、マークミスさえしなければ5割ほどの受験生は通る。

 

慶應経済の入試の特徴の3点目は、足きりがあるという点です。足きりがあるというのは、ある範囲の問題での正答率が基準点に達しなかった場合、その科目の残りの問題の採点がされないということです。

これは、数学と英語において行われます。

足きりに引っかかると正規合格(補欠合格ではなく直接合格すること)はなかなか厳しくなります。これは、戦略を立てる上で必ず知っておいてほしいことです。なぜなら、まれーーーに「マーク部分はおそらく配点が低いから記述部分だけ完璧に解こう」とする人がいます。ですが、マーク部分で足きりが行われて記述部分は採点されず…なんてことも。「そんなことはさすがにしない」と思った人も、記述部分に気を取られてマーク部分で足きりになっていたなんてことが起こらなくもないので、気を付けましょう。これは、絶対に避けなくてはならないので頭に入れておきましょう。

 

 

コラム~慶應経済Aに入ってみて感じたこと~

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

以下は実際に慶應経済に入学して感じたことを書いてみます。

 

東大落ちが結構多い

リアルに一般入学者の3,4人に一人は東大落ちの気がします。

 

理系受験生は入ってから楽そう

経済Aでしんどいのは数学があることです。数Ⅲの微積分もやることになります。なので、理系出身の学生は負担が大分小さくなってるように見えます。

 

内部進学は優秀かかなりまずいか

慶應の大きな特徴と言えると思うのですが、慶應の高等部出身の内部進学の学生が多いです。「内部進学の学生は勉強していない」などと耳にしたこともありましたが、いざ入学して関わってみると非常に優秀な人が多い印象です。受験勉強がなかった分、語学の習得に力を入れていたり、プログラミングなどのスキルを習得したりと様々なスキルを持っている人も多いです。ですが、みんながみんなそうではないのも現実です。これ以上はここには書けません(笑)

 

へたすりゃ理工より女子が少ない

クラスの男女比は、男子生徒、女子生徒のどちらにとっても大事な問題ではないでしょうか?しかし、経済Aはなんと、女子が少ない!!! 僕のクラスは23人ほどいて女子は3人です。入学前にほんとに経済Aで良いのかよく考えましょう!(笑)

 

 

 

以上です。

皆様のお役に立てば幸いです!

 


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