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大学受験における過去問の正しい使い方【永久保存版】

こんにちは、武田塾中山校の梅村です!

 

受験生の生徒さんと話していると、過去問の使い方についての質問は頻出の話題です。

塾生にはよく話をしているのですが、記録としてブログに残しておきます。

どちらかというと二年生の方が読んだ方がいいかも??

 

 

大学入試過去問の使い方

 

 

大学入試をするにあたり、過去問の活用はマストです。

ただし、やみくもに解きまくっても意味がない場合も多々あります。

 

よく生徒でこんなことを言ってくる生徒がいます。

「過去問をやりまくったら受かったと先輩が言っていたので、そろそろ過去問をやり始めてもいいですか??」

 

これに関してはある意味で正解で、ある意味で不正解です。

なんでもそうなんですが、過去に成功した人のやり方をそのままやっても成功にいたるとは限りません。

その成功した人にはそのやり方が合っていたのかもしれませんが、自分にそのやり方がはまるかどうかはわからないわけです。

大事なのは、「その人はそのやり方でなぜ合格することができたのか」の本質を捉えることです。

そしてそれを自分なりに消化して、自分なりのアレンジをして取り入れることが正解です。

 

過去問というものは、一切生徒の学力を上げようと思って作られていません

そこが問題集との一番の違いです。

問題集の場合は、それぞれの問題が意図を持って作られているため、漫然と解いていてもある程度学力は上がります。

しかも受験の範囲も満遍なく網羅してくれているので抜け漏れも起こらないんです。

だから学力を上げるという目的であれば、断然問題集をやるべきなんです。

ではなぜ過去問をやることが重要なのか?

それを本ブログでは突き詰めていきたいと思います。

やる時期と目的が明確でないと効果が薄くなってしまうので、しっかり意識していきましょうね。

 

 

では、まずは実施時期について話します。

高校三年生の三つのポイントで過去問は実施しましょう。

そのポイントとは、以下の時期です。

  1. 春休み
  2. 夏休み
  3. 直前期

それぞれの時期において使い方は変わります。

 

ちなみに、受験勉強の進み方として理想的な勉強のペースも書いておきますね。

 

①国公立志望の場合

 国公立志望の場合、受験科目が多いです。

 よって私立志望の場合よりも前倒しでやらないと終わりません。

 特に理系は理科が二科目なのでその傾向が強いと思っていてください。

 インプットの終了目安時期は2年生末です。

 少なくともこの時点で英語・数学のインプットが済んでいるといいですね。

 そして夏休み終了ぐらいまではアウトプットと復習をしてください。

 夏休み開けから過去問演習メインにできるとかなりいい感じです。

 

②私立志望の場合

 インプットの終了目安時期は夏休み前です。

 夏休みにはインプットではなくアウトプットと復習をしてほしいです。

 10月くらいからは過去問演習をしましょう。

 

こんな感じで勉強が進んでいればかなり順調だと思ってください。

ただし、あくまでも理想的なペースです。

これよりも遅くなっても志望校に受かる可能性は全然ありますので、目安だと考えておいてくださいね。

 

 

大学入試の過去問ですが、大きく分けて三つの入手方法があります。

  1. 書籍
  2. 東進過去問データベース
  3. 大学のホームページ(募集要項に入っている場合も)

 

書籍に関してですが、教学社さんの出している赤本と駿台さんの出している青本があります。

 

 

 

どちらがいいかと言うと、断然青本です。

解説の質が全然違うんですよね。

赤本の解説はあまり解説になっていない場合が多いです。

「それ、意味載せてるだけやん!」

みたいな。

だから青本の方がオススメなんですが、青本は旧帝国大学と早慶しか出版されていないという問題もあります。。。

 

東進さんの過去問データベースは本当にすごいです。

有名大学であればほとんど網羅されています。

無料なので利用してみてはいかがでしょうか?

 

あとは、稀に大学で過去問を公表しているところもあります。

早稲田大学は有名ですね。

一度ホームページを探してみてもいいかもですね。

 

それでは過去問をどのタイミングで、どのようにやるのか詳細を見ていきましょう!

 

春休み:大学入試過去問 ザ ファースト

目的:ラスボスの実力を知る

やり方:時間無制限で既習の範囲だけやってみる

 

最初に過去問を解いてほしいのは三年生に上がるタイミングの春休みです。

ここではまだ未習の範囲もあるので、全てを解くというわけではありません。

既に習っているところだけでいいので解いてみましょう。

時間は無制限でやってくれてかまいません。

むしろ辞書や参考書まで使ってくれた方がいいです。

そうすることで今使っている参考書をやりこんだとして、そのレベルに到達できるかがわかるためです。

ここでの目的は最終的に「どのレベルまで習得する必要があるのか」、また「どのようなアウトプットが必要になるか」を知るためです。

 

「どのレベルまで習得する必要があるのか」を測る

例えば日本史などの歴史科目において、どこまで深い知識が必要かをこの段階で知っておくと、後々の勉強の深度がわかります。

深度がわからずに、この先ただテキストに出てきた問題を解くだけというやり方で進めると、志望校のレベルに到達できないかもしれません。

この段階で、一問一答の★1や★無しまでやるかどうかといった線引きができるようになってほしいということです。

漢文の有無なども重要です。

東京大学志望の人は二次試験でも国語の第三問に漢文が出題されます。

一橋大学は二次に漢文は出ませんが、何を言っているかわからない明治時代の文章が出たりします。

早稲田大学は学部によって大問まるごと漢文の出題があったりなかったりします(年度によっても変わります)。

こういったことをこの時点で知っておいてほしいんですね。

 

「どのようなアウトプットが必要になるか」を知る

同じ知識を使うにしても、答案様式によって求められるアウトプットの仕方が変わります。

これは知識を入れる前段階で把握しておくべきです。

例えば、東京大学の日本史と早稲田大学の日本史では問題形式が全く違います。

早稲田大学では政治経済学部と商学部に軽い論述問題が出ますが、他の学部ではほぼ論述問題は出ていません。

これら以外の学部を志望している場合、一問一答をやっておけばある程度対応できます。

しかし東京大学や一橋大学の場合、基本的に論述しか出ません。

この場合、一問一答をただやっていても対応は不可能です。

一問一答を逆にやること(答えから記述を答える)も必要になるでしょう。

 

夏休み:大学入試過去問 ザ セカンド

目的:ラスボスとの距離を知る

やり方:時間無制限でやってみる

 

次にやるべき時期は夏休みです。

もう少し正確に言うと、インプットが一通り終わった直後ぐらいです。

理想的なペースで受験勉強が進んでいた場合、夏休み前にインプットを終えて、夏休みには復習とアウトプットを中心にやりたいです。

この復習をやる際、どの程度やっていかなければいけないかを知るために過去問をやります。

この場合の過去問の解き方ですが、時間は前回と一緒で無制限でかまいません。

ただし、参考書や辞書を使うのはやめましょう。

今回の目的は、これまでやってきたインプット量で入試に対応できるかを知る事です。

最終目的である志望校までの知識的な距離を知りましょう。

ここでもし、解答を見ても意味がわからないときは、まだインプット量が足りていません。

自分に何がどれだけ足りていないかをしっかり分析してください。

そして何を重点的にやるかがわかったら、それをやるのみです。

解答を見てある程度納得ができるのであれば、そのままアウトプットを中心に勉強を進めましょう。

解答を見て納得ができるというのは、インプット量が足りているということに他なりません。

この場合は順調に進んでいると理解してくれて問題ありませんよ(^^)

 

入試直前期:大学入試過去問 ザ ファイナル

目的:ラスボスへの戦略を練る

やり方:時間を測ってやってみる

 

最後に過去問をやるのは直前期になります。

ただ、「直前っていつだよ!」という声も聞こえてきそうです笑

理想的なペースで進んでいた場合、私立志望の場合は10月以降が直前期だと思っていてください。

10月以降は二週間に一回ぐらい模試があるので、その合間に過去問をやっていきます。

過去問を全科目やろうと思ったとき、一年分実施するだけで一日が潰れます。

そして復習のためにも一日が潰れると思ってください。

つまり、一大学一学部の過去問一年分で二日は潰れます。

そして、どの大学の過去問を何年分ぐらいやるものでしょうか?

  • 志望校の志望学部
  • 志望学部以外を一つぐらい
  • 実力相応校×2ぐらい
  • 滑り止め×2ぐらい
  • 共通テスト(センター試験)

例えばこれらをそれぞれ三年分やると考えてみてください。

単純計算で42日が必要なんです。

実は10月から週二回のペースでやっても終わらないんです。

冷静に考えてみるとビックリでしょう?

これが11月、12月にズレ込むと想像するだけで恐怖ですね。

 

さて、この時期の過去問ですが、やる目的は戦略を練るためです。

ここで、戦略と戦術の違いを少し話しましょう。


せん‐りゃく【戦略】

 戦争に勝つための総合的・長期的な計略。
 組織などを運営していくについて、将来を見通しての方策。「経営戦略の欠陥」「戦略的人生論」「販売戦略を立てる」
[補説]具体的・実際的な「戦術」に対して、より大局的・長期的なものをいう。

 

せん‐じゅつ【戦術】

 戦いに勝つための個々の具体的な方法。
 ある目的を達成するための具体的な方法・手段。「賃金闘争の戦術を練る」「人海戦術」

 

出典:小学館/デジタル大辞泉


よくわかりませんね笑

 

戦略の方が大局的な観点で、戦術はより局地的なものに使います。

戦略とは読んで字のごとく、「戦いを略す」ことです。

我々の戦いとは「入試」のことです。

局地的なところ(小問、場合によっては科目)で勝とうとするのではなく、全体として入試を勝つためにどの部分で戦うのか、もしくは戦わない(略す)のかのシナリオを描くことが戦略です。

これを最後の過去問演習では判断してほしいんです。

 

 

最後に

 

武田塾中山校が中山駅前に開校して最初の大学入試が目前に迫ってきました。

厳密には何人かは推薦入試やAO入試を受けているので、入試はもう始まっております。

結果発表を知るとき、本当に心臓が破裂しそうになります。

 

 

 

在籍生徒が全員志望校に受かるために全力を尽くします。

厳しいことを言うこともありますが、生徒に大学に受かってほしいからこそだと思ってください(>_<)

 

以上です!

 

 


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