ブログ

武田塾長津田校通信2026年7月号

Gemini_Generated_Image_y1wmgcy1wmgcy1wm

大学受験なら武田塾長津田校

武田塾長津田校の豊永です。

早いものでもう7月になりました。受験生に夏休みは無いと思っています。ここを乗り切ってください

 

それでは今月も武田塾長津田校通信をご笑覧ください。

 

 

 

今月の連絡事項

【内部生向け】夏休み前定期面談を実施します。

7月3~4週目に夏休み前定期面談を開催いたします。
お子様の塾でのご様子など、普段お伝えできないことをお伝えする予定です。参加は任意ではありますが、奮ってご参加いただけると幸いでございます。不明点があれば校舎までお問い合わせください。

 

【内部生向け】夏期特別開校時間になります!

例年通り、開校時間の延長を行います。

夏季開校時間

 

夏休みに合わせて開校時間が延長します。

7月24日(金)から8月23日(日)まで午前10時00分から開校しています。

 

【内部生向け】第二回全統共テ模試があります!

7月26日(日)に第二回全統共テ模試を長津田校で実施します。

詳細は校舎のLINEでお送りいたします。

自習時間ランキング

ランキング

 

お役立ち情報

【夏に始める】なぜ今、過去問を解くべきなのか?

過去問は秋や冬に解くものと思っていませんか? 実は、夏休みこそ過去問に触れる絶好のチャンスです。まとまった時間が取れるこの時期だからこそ、以下の4つのステップで受験戦略を組み立てましょう。

① 夏休みは時間があります。だからこそ過去問を解こう

まとまった時間が確保できる今だからこそ、まずは志望校の過去問(最新年度の1年分)を実際に解いてみましょう。

  • なぜ今解くのか?
     敵(志望校の傾向やレベル)を知らなければ、この後の夏休みの勉強計画がすべて的はずれになってしまうからです。点数が取れなくても全く問題ありません。まずはどんな問題が出るのかを肌で体感することが目的です。

② 解いたら必ず過去問分析をしよう

  • 過去問は解いて採点して終わりでは全く意味がありません。本当に価値があるのは、解いた後の分析です。分析のポイントとして、点数の良し悪しに一喜一憂するのではなく、「どこで失点したのか。」「何が足りないのか。」の原因を徹底的に洗い出しましょう。

③ 志望校と自分との距離を測ろう

過去問分析を進めると、合格基準点(志望校)と今の実力(自分)とのリアルな距離が見えてきます。

  • 距離を測るメリット
    距離が分かれば、この夏休みに何をどれくらい勉強すればそのギャップを埋められるのかが明確になります

④ 今すぐ赤本を買いに行こう

  • 詳細な解説が載っているから   
    過去問は解くこと以上に復習が命です。赤本には、その大学の傾向に合わせた詳しい解説が載っています。正解の理由だけでなく、間違えた選択肢の解説まで読み込むことで、志望校に特化した解法や思考プロセスを効率よく吸収できます。

  • 合格最低点が載っているから  
    赤本には過去数年分の合格最低点(ボーダーライン)が記載されています。満点を取る必要はありません。あと何点取れば合格できるのかという具体的なゴールが可視化されます。

  • 前書きに意外と大事なことが書いてあるから   
    実は一番見落としがちで、価値があるのが出題分析です。受験のプロによる貴重な分析が詰まっています。ここを熟読するだけで、戦略の立て方がガラリと変わります。

まとめ

夏休みの過去問演習は、「まだ基礎が終わっていないから…」と先延ばしにする必要はありません。今すぐ赤本を手に入れ、志望校との距離を測り、この夏休みを最高のスタートダッシュにしていきましょう!

今月のピックアップ生徒

今回は講師の西澤が書いてくれました。

環境を変えて学習効率を上げたAさん

Aさんは受験生で国語を受講しています。Aさんはもともと勉強に対する意欲が高く、毎週の宿題の90%以上の完成度でこなしていました。順調に進んでいると見える一方、「休日になると宿題をやり切ることが出来ない」という課題がありました。休日の方が勉強時間を取れるのにもかかわらず、休日であるが故の"自由さ"がかえってペースを崩してしまい、やっているのに終わらないというもどかしさに繋がっていました。特にAさん自身は自宅での勉強が得意ではないので環境は大きな壁でした。そこで提案したのが、「第三の勉強場所」を見つけることです。家でも塾でもない場所に身を置くことで、気持ちを切り替えながら集中力を保つという工夫です。この間Aさんは学校の初夏休暇があったそうなのですが、この休暇までに「第三の勉強場所」を見つけたことで、これまで課題だった休日の勉強時間をしっかり取って宿題の完成度はほぼ100%に到達し、宿題をやり切るという感覚を自分のものにすることが出来ました!宿題をやり切ることが出来ると、その科目にかかる時間を知れるので、他の勉強科目にどれくらいの時間が割くことが出来るのか、今の勉強時間をどうすれば短縮できるのかを考えることが出来ます!これは勉強において非常に重要なステップなので、勉強のレベルも非常に上がったと感じています。まもなく日大ルートが終了し、夏休みに入ればさらに学習量は増えます。これからは得意な英文法に限らず、全ての科目で「どうすればより効率よく進められるか」を意識していきましょう!

 

暗記の英語から脱却したBさん

コラム

豊永の最近の思うことについて書きます。

 

名大祭と研究室ツアー

6月の半ばに名古屋に旅行に行ってきました。ついでに名古屋大学の学祭に行ってきました。

 

名大祭当日の名古屋大学の芝生と豊田講堂

IMG_7343

 

 

ツレが、研究室ツアーに参加したいということもあり、

私は理系の研究室を見ても仕方ないと思ったので文系の研究室を予約してみました。(指導に活かせる何かがあればラッキーと思って軽い気持ちで心理学実験に参加してきました。)

 

実験としては人間の動作がスタートするタイミングと呼吸にどんな関係があるかデータを取るような内容でした。

武道を経験した方なら共感できると思うのですが、息を吸い込むタイミングで動き出すことはまず無いかと思います。そういった経験則を証明しようとする試みのようです。

実験が終わったあとに教授と雑談したのですが、意外とこのような研究は進んでいないそうです。面白そうな内容なのにもったいないなあと思いました。

 

簡潔にまとめます。研究室から大学を選ぶということ

これが改めて大事だと思いました。

 

 

 

数学の使い方

数学なんて何の役に立つんだろう

日々、数学と向き合っていながらも、私自身そう思うことが時々ある今日この頃です。

学校で習う数式それ自体は、社会に出てから直接役に立たないことが多いかもしれません。しかし、その裏にある考え方は、現実を生き抜くための強力な武器になります。

今回は数学を下げて最後に上げるという旅にお付き合いください。(最後は精神論かもしれません。)

先日、講師と経済学の話になったのでそれをヒントに書いてみました。

 

 

 

1. 【上げ】価値を記述する美しき方程式

まずは数学を持ち上げてみましょう。金融市場にはこんな方程式があります。

 

ブラックショールズ方程式
  • :株価

  • :時間(満期までの残り時間)

  • :オプション価格

  • :無リスク利子率(国債の金利など)

  • (シグマ):ボラティリティ(原資産の変動の激しさ)

ノーベル経済学賞の起源ともなったブラック・ショールズ方程式です。 この方程式の画期的な点は、投資家のリスクに対する好み(リスク愛好的か、リスク回避的か)に関わらず、オプションの適正価格が決まることを証明した点にあります。

つまり、適切な利回りの金融商品を数学的な根拠を担保した上で作れるという神の方程式です。

 

 

 

2. 【下げ】市場のウソと人間の不合理

……と、ここまでが教科書通りの美しい世界ですが、

現実の市場は、本当に効率的でしょうか? 結論から言えば、市場は非効率です。なぜならば動かしている人間が想定通りには動かないからです。

例えば、行動経済学のプロスペクト理論が証明した通り、人間は100万円を得る喜びよりも、100万円を失う痛みを約2倍も強く感じるそうです。 そのため、手元にお金がある状態では損を恐れて投資にブレーキをかけ、いざ含み損を抱えると、今度は一か八かのギャンブルに出て破滅します。

数式がどれほど適正価格を弾き出そうとも、現場にいる人間がどこまでも不合理である以上、市場は常に歪み、数年に一度は前提を無視した大暴落(ファットテール)が容赦なく発生します。数学の予測など、人間の感情の前にはあっけなく無力化するのです。

 

 

 

3. 【下げ】それでは数学はただの精神安定剤か?

じゃあ、人間の感情や暴落のリスクすらも計算に入れた、さらに精緻な数式を作れば私たちは救われるのでしょうか。

そもそも、私たちが必死に使う数学や統計は客観的な真理なのでしょうか。 それとも、自分を納得させるための都合の良い材料に過ぎないのでしょうか。

人間は不確実性(リスク)を極端に嫌います。これからどうなるか分からない状態は脳にとって耐えがたいストレスです。そこで私たちは数学を持ち出します。

「5%の確率でしか下振れしない。」 「期待値はプラス100万円である。」 「過去20年のバックテストで勝率80%」……

こうして数値化することで、私たちは「よし、これならいける!」と自分を納得させ、一歩を踏み出す免罪符を手に入れます。だから数学は人間の恐怖を和らげるための精神安定剤に過ぎないという側面もあります。

数学そのものは嘘をつきませんが、どの数理モデルを選び、どんな前提条件を入力するかを決めるのは人間です。自分が信じたい結論に合わせて前提をいじり、精緻な数式というガワで包み込めば、さも客観的な真実であるかのように見せかけることができてしまいます。

私たちがやっていることは所詮、自ら作り出したフィクションを、数学という幻想で上書きしているだけのマッチポンプなのかもしれません。

 

 

 

4. 【上げ】武器も使い方次第

では、数学が自分を納得させるための材料にすぎないのだとしたら、学ぶ意味はないのか?

違います。だからこそ、生きた理である数学という武器が必要なのです。

「完全に直感やストーリー(物語)だけで儲かる!」と自分を納得させる人と、「分布の下側に行く確率が5%ある。」というリスクを数理的に把握した上で自分を納得させる人。 両者が同じ最悪の事態(5%の下振れ)を引いたとき、前者はパニックを起こして自滅しますが、後者は次の立ち回りの解像度が変わります。数学は現実を100%予言する魔法ではありませんが、感情に流されがちな私たちが、暗闇の中で足元を照らす明かりとしては、これ以上なく信頼できるものです。

 

学習指導要領の改訂で、私の高校生の頃にはなかった統計(データ分析)の分野が必修範囲となりました。

これは素晴らしい一歩ですが、実際の現場では公式に数字を代入して、平均や分散を計算するだけの、ただの数字のゲームに成り下がっている現状があります。

本当に必要なのは分散とはどういう意味なのか。5%の下振れを引いても大丈夫なようにするにはどうすれば良いか。

という風に数字を批判的に読み解き、リテラシーを育てることです。

 

そこでもっと分かりやすい例がバルサラの破産確率表という道具です。

今の勝率、ペイオフレシオ、そして1回あたりの掛け金(資金率)を入力すると、最終的に自分が破産する確率が何%になるかが一目でわかるマトリクスです。

 

バルサラの破産確率表の例

バルサラ
 

ここで感情に負けて掛け金を上げたら、バルサラの表の上では破産確率が10%に跳ね上がる。だから今は絶対にルールを崩してはいけないと、自分にブレーキをかけさせる材料にすることです。

数式のゲームとしての統計ではなく、自分がどのくらいのリスクにさらされているのかを客観的に突きつけてくれる鏡、こういったものが、私たちが数学を使う上で本当に大切な視点ではないでしょうか。

 

 

 

結論:覚悟の先の「生きる力」

結局、正しさを追求し、現実世界で数学(論理)を本当の意味で使いこなすならば、最後の最後はテクニックではなく精神論(覚悟)に行き着きます。データを見つめ、確率を計算し、数%の確率で訪れる最悪のシナリオさえも最初から織り込んで、それでもなお冷徹に規律を守り抜くという覚悟がありますか。

新NISAなどのシステムにただ思考停止で乗っかるのもいいかもしれません。

しかしながら、教育の現場や社会で盛んに叫ばれる生きる力の本質とは不条理でブレの大きい現実の波を前にしたとき、数学という理性の盾を携え、最悪のシナリオから目を背けずに次の一手を自分の頭で決断し、規律を保って進み続けることであると私は思っています。

これこそが不透明な時代を生き抜くために私たちが身につけるべき数学的観点からの生きる力なのではないでしょうか。

 

 

今月は以上です。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

大学受験なら武田塾長津田校

〒226-0027
神奈川県横浜市緑区長津田7丁目3-14

 

お問合せはLINE公式アカウントのトークからもどうぞ!

 

十日市場・成瀬・田奈・恩田・こどもの国・つくし野・すずかけ台・南町田グランベリーパーク・つきみ野にお住まいの方もお気軽に!

もちろんそれ以外の地域の方からもご連絡お待ちしております。

綺麗な自習室など、充実した学習環境を是非一度見に来てください(^^)

高校生、浪人生の多い静かな校舎です。

無料受験相談

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇