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武田塾長津田校通信 2025年11月号

大学受験なら武田塾長津田校

 

みなさんこんにちは!

授業をしない個別指導塾、武田塾長津田校の梅村です!

 

11月に入り急に寒くなりましたね!

武田塾長津田校では(11/10時点で)指定校推薦、総合型選抜入試での合格が出ました!

合格というのはいつ聞いても嬉しいですね!

11月に合格した生徒たち、おめでとうございます!

ただ一方で、その生徒が卒業していなくなることを考えてしまうと切なくなります。

自習席の掃除をしていると、その生徒さんの指定席に置いてある参考書が日に日に少なくなっていくんですよ。

この感覚には毎年慣れないもんです。

 

さてそれでは、今月も武田塾長津田校通信をご笑覧くださいませ。

 

武田塾長津田校通信11月号

 

 

 

 

今月の連絡事項

【外部生向け】武田塾の冬期講習『冬だけタケダ』

一ヶ月間、入塾金無しで武田塾に通えるキャンペーンが今年も始まっています。

「いきなり入塾するのは不安なので、まずはお試しで通ってみたい!」という方に最適な体験です。

自習室も毎日利用できるので、夏休みの間はしっかりと勉強したいという方にもお勧めです。

申込期間:2025年11月1日(土)~2026年1月31日(土)

受講期間:2025年11月1日(土)~2026年2月28日(土)の間で1ヶ月

 

↓詳細はこちら↓

【武田塾】バナー_あのちゃん版:冬だけ・かけこみタケダ2025【480×360】

https://www.takeda.tv/winter/

 

【内部生向け】全統プレ共通テスト模試

11/16(日)が試験日なのでお忘れなく!

当日受験できない人は教務まで必ず言うようにしてください!

 

【内部生向け】11月月例面談

11月は生徒全員と面談をしています。

受験生とは受験校の選び方について色々と話をさせていただきます。

非受験生は日々の勉強状態を確認させてもらいます。

 

【全体向け】校舎の増床について

現在増床の工事日について業者と詰めの話をしていたのですが、また色々と面倒事が起きまして、、、。

工事が12月になってしまうかもしれません。

年内には必ず増床工事をしたいです。。。

 

 

武田塾長津田校 10月度自習時間ランキング

10月自習時間ランキング(長津田)

 

 

お役立ち情報

東進:過去問データベース

https://www.toshin-kakomon.com/

大学受験予備校として、最大手の東進さんのホームページに、「過去問データベース」というページがあります。登録すれば無料で大学入試の過去問を大量に閲覧できます。受験生には必須のサイトになっているので、ご活用くださいませ。

 

パスナビ

https://passnavi.obunsha.co.jp/

旺文社さんの運営している「パスナビ」です。ちょくちょくお役立ち情報のコーナーでは紹介させていただいています。11月の月例面談では受験校を選ぶことになるので、「パスナビ」のようなサイトでまずは調べていきましょう。会員登録すれば過去問を閲覧できたりもします。

 

Kei-Net

https://www.keinet.ne.jp/

河合塾の運営している「Kei-Net」です。入試情報としては日本一だと思っています。「パスナビ」同様、受験校を決める際には超便利なので、ご活用くださいませ。

 

 

今月のピックアップ生徒

今回は講師の鎌野が書いてくれました!

 

やるべきことを明確にする+環境を整えることで勉強に励むAさん

 Aさん曰く「正直、勉強は大嫌いです」。こんな人は多いのではないでしょうか。しかし、受験生である以上は嫌でも勉強に取り組まなければいけません。そんなAさんが取り組んでいることは2つ。

①今日、最低限やらなければいけないことを明確にして勉強する
②勉強する環境を整えるためにスマホを断つ

①:嫌だけど勉強しなければいけない。そんな時は、最低限やらなければいけないタスクを明確にし、それだけを集中してこなすことが最も効果的かつ楽な方法かと思います。特訓でAさんと一緒に「その日は最低限何をやるか」を決め、それをこなしてもらうということを継続しており、少しずつですが勉強する習慣がついてきているなと感じています。

②:しかし、SNSをはじめとしたスマホが身近にあると、どうしても勉強そっちのけで娯楽に走ってしまうと思います。そんな時は、思い切ってスマホを断つしかありません。そのために、普段はスマホを自宅に置いてくる、塾に来たら受付にスマホを預けるなど、そもそも勉強机にスマホを持ち込まないような対策を取るようにしています。

 上記のことを徹底することで、成績の向上、勉強への意欲が少しずつ高まってきていると感じています。

 「勉強が嫌い」は多くの人に共通すると思いますが、どうしても勉強しなければいけない。そんな時は「最低限を明確」にし、勉強するときは「スマホなどの娯楽を断って短期集中」で取り組むことをお勧めします。

 

部活動と受験勉強を両立させるBさん

コラム

普段梅村が生徒と話していることをツラツラと書くコーナーです。

今月は総合型選抜入試について考えていることと、11月に総合型選抜入試で進学が決まったCさんについて。

 

総合型選抜入試を受けるパターン

総合型選抜入試という受験方式が近年では増えてきていて、今では50%ほどの受験生が総合型で進学先を決める時代になりました。

そもそも海外では「総合型選抜+SAT(※)」での受験方式が主流なので、日本もそれに近づいてきた感じですかね。

(※SAT:日本でいう共通テストみたいなもので、英語と数学が課されます。学力帯としては、日本の高1レベルぐらいです。ただし、高1の国語レベルのことを英語でやる感じなので、英語は(国語的な意味で)かなり難しいと思ってください。数学は簡単です。)

まぁ海外の場合は大学でちゃんと勉強しないと単位が取れないので、大学入ってからちゃんと勉強するかの判断材料として、人間性を測っている側面もあると思います。

ちゃんと勉強するというのは、一日に授業以外での勉強時間が4,5時間ぐらいで、それぐらい勉強しないと大学を卒業できません。

 

日本での総合型選抜入試は、二極化してきています。

MARCH以上と、MARCH未満の大学です。

MARCH以上の大学の場合、かなりちゃんとやらないと合格できません。

下手をすると一般受験よりも難しいかもしれません。

一方でMARCH未満の大学の場合、場当たり的に受験しても受かる可能性はけっこうあります。

一ヶ月ぐらい対策に費やせば受かってしまうこともあるので、近年では滑り止めとして受験する人が増えてきています。

 

さて、それらを踏まえて日本で総合型を受ける人には一般的には3種類の人がいると言えます。

➀総合型選抜入試で第一志望を目指す人(一般受験をするつもりがない人)

➁総合型選抜入試を滑り止めに使う人

➂総合型選抜入試で第一志望を目指しつつ、無理だったときは一般受験をする人

 

➀総合型選抜入試で第一志望を目指す人(一般受験をするつもりがない人)

MARCH以上を目指す場合、基本的には高1からしっかり対策をする必要があります。

自己分析には高1ぐらいから取り組んで、自分がどんな人間かが明確化できたら、高2からは具体的な行動(委員会活動や、ボランティアのような校外活動など)をするイメージです。

国公立系の場合は学力試験がある場合も多いので、学力も身に付ける必要があります。

 

➁総合型選抜入試を滑り止めに使う人

このパターンは、MARCH未満を総合型で受験して、滑り止めとしてとってしまおうという感じです。

MARCH未満の大学であれば対策は1ヶ月ほどでできるので、受験勉強をしながら総合型選抜を受けることも現実的です。

併願可能なところも増えているので、上手くやりくりすれば一般受験がかなり有利になります。

 

上手くいった代表的な例を挙げておきます。

過去に国立の教育学部志望の生徒さんがいました。

その生徒は総合型選抜(公募制自己推薦(AO型) 入試)で國學院大學の人間開発学部を受験して、合格を勝ち取りました。

こうなると、2月の受験シーズンに、一般受験での受験数をかなり減らせます。

國學院大學より上の私立大学教育学部は実はほとんど存在しなくて、早稲田大学ぐらいです。

(厳密に言えば青学とか学習院に教育系の学科はありますが、教育学部となると早稲田大学ぐらいなんです。)

この生徒は國學院大學での合格結果を基に、一般受験では志望していた国立大学のみを受験しました。

つまり、受験シーズンなのに2/25の国立本番までほぼ入試を受けていません。

そして見事合格を勝ち取りました。

 

このやり方で何が良かったかというと、金銭面での負担減と、志望校以外の大学対策の時間を削れたことです。

金銭面では、一般受験でかかったであろう「受験料」がかからなくなりました。

(ざっと30万円ほどでしょうか。)

そして志望校以外の大学対策の時間は、まるまる1ヶ月分ほど浮きました。

志望校以外の大学を5個受けるとして、過去問をそれぞれ3年分ずつやるとします。

1年分につき1日のテスト受験時間と1日の復習時間が必要と考えると、単純計算で、

 5大学×3年分×2日の勉強=30日

となります。

この30日がなくなりました。

さらには、一般受験のための日数も15日ほどが必要なんですが、これもまるまるなくなりました。

この生徒さんは45日分の時間が浮いたことになり、志望校の対策だけのためにその時間を使えたことになります。

 

この生徒さんは本当に理想的なパターンですが、こういう受験の仕方がこれからの入試戦略のスタンダードになっていきそうな気がしています。

 

➂総合型選抜入試で第一志望を目指しつつ、無理だったときは一般受験をする人

これが一番ハードモードです。

第一志望の大学となると、MARCH以上の大学のことが多いです。

となるとガッツリ高1から対策をして、勉強も一般受験に向けて取り組む必要があります。

部活をやりながらだとほぼ無理ゲーです。

唯一、キャプテンであれば、その内容を面接に使えるので両立可能かもしれませんが、平の部員ならばかなり厳しいと言わざるをえません。

梅村的にはあまりお勧めはしません。

 

Cさんが総合型選抜で合格を勝ち取るまで

今回合格を勝ち取ってくれたCさんは、上記で言えば➂に該当する人です。

一番ハードモードと書いてはいますが、Cさんの場合は志望校がMARCHより下の大学でした。

なので長期に渡ってのガッツリした対策が必要だったわけではありません。

どちらかと言えば、「志望校の一般受験をメインに考えてはいるが、総合型で何回か受けられそうなので一旦受けてみた」という感覚に近いです。

ただ、総合型を受けると決めてからのおよそ一ヶ月間は、かなりがんばってくれていました。

 

総合型選抜にも色々な形式があって、Cさんの場合は自己PR型と呼ばれる入試形式を受けました。

自己PR型は大体、志望理由慮と事前課題を提出して、小論文を受けたり、質疑応答を受けたりする形式の入試です。

 

Cさんの受けた大学の事前課題は今っぽい内容で、「〇〇の課題について、AIを使って調査しなさい。AIではどのAIを使ったか明示し、なぜそれを選んだのか、どのように指示したのかも書きなさい。」という内容でした。

こういった内容の課題を、梅村と何度も壁打ちしてやり切ってくれました。

小論文の対策も特訓では行い、しっかり準備してくれました。

質疑応答に関しても、何度も面接練習をしました。

梅村からのいやらしい質問にも答えられるようになりました。

本当にがんばってくれたと思います。

 

Cさんはこちらの提案を実行する力や、伝えたことを柔軟に吸収する力に優れていたと感じています。

端的に言えば素直で謙虚な生徒さんでした。

これは学力にも絶対に影響していて、部活をやりながらでもMARCHの段階突破を突破できるぐらいの学力に仕上げてくれました。

密かに「普通に第一志望がMARCHレベルでも受かったんちゃうか?」と思ってます。

(大学で学びたい内容がMARCHにはなかったので志望は別の大学になったけど。)

 

総合型選抜入試に通るために必要な力

毎年総合型選抜のための指導をしていますが、何が受かるために必要に感じるかと言うと、一番に「環境」で、二番に「学ぶ力」です。

 

総合型に受かるために必要な力の一つ目は「環境」

毎年課題を見て感じるのは、「これ、大人がやってもきついやろ」ってことです。

だから正直ちゃんと総合型に受かる人って、独力だけではやっていない気がします。

最低でも、(親や高校の先生を含めて)周囲の大人に課題の出来は見てもらってると思うんですよね。

そこで出たフィードバックを取り入れてさらに改善したものをまた見てもらうというループは繰り返してると思うんです。

近年では総合型選抜入試に特化した塾もあるので、下手したら課題のほとんどを大人がやっている可能性も捨てきれません。

 

さらに、経験も環境によって左右されます。

全国区の部活に入っていれば、自分が強くなくても全国出場と言えてしまったりします。

となると、志望理由書の内容も環境が色濃く出そうですよね。

 

こういったことから、課題や志望理由書のクオリティに関しては結構環境に左右されるんじゃないかと思っています。

 

総合型に受かるために必要な力の二つ目は「学ぶ力」

提出する課題には大人が介入できる一方で、面接や小論文には大人は直接的には介入できません。

総合型選抜の質疑応答では、志望理由書や事前課題について深堀されます。

深堀されたとき、自分が考えた内容でなければ上手く答えられないですよね。

つまり、提出した内容が100%自分で作り上げたものでないなら、後からそれをしっかりと理解するための頭が入ります。

というのも、おそらく大人が介入したものって、その生徒が考えているよりも深い意思が込められているはずです。

だからその深い意思までを理解するために、めちゃくちゃ考える必要があります。

課題のクオリティまで、自身のレベルを引き上げる必要があります。

 

例えば、初め生徒が志望理由書に「政治に興味があるので貴学で法学を学びたいです。」と書いたとして、これだと弱そうだということで、大人が介入した例を想像してみます。

 

慶應義塾大学の場合、法学部の中に政治学科があるので、慶應としては法があって初めて政治があると考えていそうです。

(知らんけど。)

大人の手が入った結果、「私は政治は法の下にあるべきと考えています。なぜなら人治国家では権力の集中が避けられないと考えるからです。それは私の思うあるべき社会とはかけ離れています。貴学では法学部の下に政治学科が設置されていて~~」みたいな文章に書き換えられたとします。

(知らんけど。)

生徒がこんなことを思っているかはさておき、課題でこんな文章を提出してしまったとします。

質疑応答の際に「あなたの思うあるべき社会とはどんな社会ですか!?」

こんなこと聞かれたらちゃんと答えられますか?

つまり、生徒は後からこの文章に自分の思想を合わせる作業が必要になるんです。

ここにはきっと、書いた内容を理解するための頭と、柔軟に自分の考え方をそれに適応させる力が必要です。

 

また一方で、志望理由書を書く際には、自己分析なんかもやる必要があります。

自己分析って、実は勉強に取り組む姿勢と同じだと思っています。

自分の行動や考え方に「なんで」を重ねる行為だからです。

つまり、自己分析を的確に行うためには学力が必要です。

 

ここではこれらをひっくるめて「学ぶ力」と書きました。

 

上記は極端な例なので、日本中でこんなことが横行しているとは思っていません。

ただ、これに近しいことは起こってそうだと想像しています。

良い子のみんなは身の丈にあった内容で総合型選抜を受けることをお勧めします。

自分を過大に見せることを良しとはしないでね。

 

 

 

 

今月は以上です!

駄文に付き合ってくれてありがとうございました!

 

 

 

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