🌸外国から来日し、言葉の壁を乗り越えて目標を実現!🌸
2025年度 合格者インタビュー #04
Kumi さん
from 武田塾 武蔵小山校
日本のアニメや漫画がきっかけで日本が好きになり、中国で2年間日本語を学んでから来日したクミさん✈️
来日時には日常会話ができるほどの日本語力をすでに身につけていましたが、日本の大学受験に必要な学力を考えると、まだまだ大きな課題がありましたね、、
非ネイティブ言語の日本語と英語を両方学習
特に苦労したのは国語📚️
中国語と日本語の漢字の違いに戸惑い、意味は理解できても正しく書けなかったり、読み方が分からなかったりすることがよくありました。
また、日本語特有の熟語や表現も、ネイティブでないからこそ一から覚えなければなりません。
日本育ちで日本の教育を受けていれば、分かるでろう表現は、わざわざ参考書の解説に書いていないことがほとんどなので、すごく苦労している様子でした。
初めの頃は文章を中国語に翻訳して理解しようとしましたが、翻訳文を読んでも文章の内容が分からないことも多く、根本的な読解力を鍛える必要もありました。
英語も同様に、基礎的な力はあったものの受験レベルには達していませんでした。
日本語の学習と並行して英語にも取り組む必要があり、その負担は相当なものでした。
さらに美術大学の入試では実技試験の比重が大きく、週5日、1日6〜8時間は美大専門の美術塾で本番の実技試験の練習をしていました🖼️
その合間に国語や英語の学習を続けるのは簡単なことではありませんでした。
高卒認定試験というもう一つの壁
クミさんの挑戦にはもう一つ大きな課題がありました。
それは 高校学校卒業程度認定試験(高卒認定) の合格です。
中国と日本の学校制度の違いから、高校卒業を待っていると学年と年齢にズレが生じてしまうため、
高校を卒業する前にに受験資格を得るためには高卒認定の合格が必要でした。
特に難しかったのは、高校で履修していない科目への対応です。
生物基礎のようなゼロからの学習が必要な科目もあり、英語担当の先生、国語担当の先生も生物が出来る先生だったので、相談しながら参考書を使って一つひとつ理解を積み上げていきました。
もし高卒認定に合格できなければ、もう1年間高校に通って卒業してから受験に臨む覚悟もしていたそうです。
それでも努力を重ねた結果、見事に高卒認定に合格し、大学受験の土俵に立つことができました。
武田塾での取り組み
武田塾では、武田塾だからこそできる、
クミさんに合わせた 個別コーチング を行いました。
英語と国語それぞれ毎週同じ先生が学習の進捗を確認し、課題を見つけて改善策を一緒に考えます。
課題であった漢字も、書けているつもりになっていないか先生にチェックしてもらいました。
英語も分かったつもりになっていないか、口頭での解説を求められました。
生活リズムや美術塾のスケジュールを丁寧に聞き取り、どの時間でどれだけ勉強できるかを把握したうえで、1日の学習を細かく割り振りました。
美術塾から帰宅すると疲れて勉強が思うように進まない日もありましたが、そのたびに計画を修正し、「できる最大限」を続けるサイクルを作っていきました。
合格の瞬間
高卒認定を経て迎えた武蔵野美術大学の入試。
合格が分かったとき、彼女は真っ先に塾へ連絡をくれました。
後日、北海道のお土産を持参して「どうしてもお礼を伝えたい」と来てくれたのです。
さらに印象的だったのは、お母様からのお手紙。
お母様は日本語は話せないため、中国語で綴られた感謝の手紙をいただきました。
↑全部で6枚あるのですが、一部だけ、、
お母様とは契約も面談も全て英語でお話ししていたので、中国語のお手紙をいただくとは思っていませんでした😳
昔すこしだけ勉強していた中国語が役立ちました😌
これからの目標
彼女は「日本の美大の教育はとても良質で、自分の表現をもっと広げられる」と話します。これからはデザインやアートを通じて、自分の思いを形にしていきたいそうです。
ヨーロッパの美術品を現地に見に行ってみたいという話もしていました🎭️
講師からのメッセージ
来日後に日本語を学びながら、同時に英語や高卒認定の学習、さらに美大実技対策を並行するのは並大抵のことではありません。それでも彼女は、自分の目標を原動力に粘り強く学び続けました。
「言葉に不安があっても、正しいステップを踏めば必ず成長できる。」そのことを彼女は証明してくれました。
いや、ほんとにすごい🔥🔥🔥
受験を考えている皆さんへ
クミさんのように、美大や音大、芸大を目指している方は、きっと実技試験の比重が一番大きいと思います🎼🎷
絵画、彫刻、楽典、聴音などの実技試験はお手伝い出来ないのですが、
英語、国語などの学科試験はお手伝いできますので、お困りの方は一度ご相談にお越しください!