塾生の声

【なんでわたしが慶應に!?】立教第一志望から慶應文学部へ!!

こんにちは!武田塾武蔵小杉校です!

 

合格体験記の更新が遅くなりましてすみません!今年の受験はもう始まっていますね。そんな受験生たちに向けて勇気の出る合格体験記をお送りします!!

 

今回は、題して「なんでわたしが慶應に!?立教第一志望から慶應文学部へ!」ということで、1年間の浪人で慶應文学部に合格したM・Oさんに登場してもらおうと思います。Oさんは、すでに武蔵小杉校で講師としても活躍してくれていますが、どんな受験生だったのでしょうか。

 

現役時代は桜美林大学にしか合格せず浪人を決めてGWから本格的に勉強を開始。もともと第一志望は立教大学と言っていたのに、成績が上がればグイグイ勢いに乗って、明治青学上智慶應も、一般受験で受けた大学はすべて合格する脅威の成果を出してくれました!

 

ですが、気を付けてください!!合格体験記と言えば、苦労話やたくさん努力をした自慢に溢れていると思うのですが、Oさんの場合は違います。本当に、自分に出来ることを続けてくれただけ。もしかしたら大人から見れば受験をなめてるんじゃないの?と思われるような発言があるかもしれません。ですが、それが今度は他の受験生の勇気にもなると思うのです。そんな強面の大人たちに掛けられるプレッシャーから自分の心身を守って出来ることを地道に貫く受験の可能性がここにあるかもしれない。と言えば言い過ぎかもしれませんが、WITに富んだ緩やかなインタビューをぜひ楽しんでください!!

 

 

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M・Oさん 神奈川総合高校

慶應大学文学部 合格!

上智大学外国語学部 ドイツ語学科 合格!

明治大学情報コミュニケーション学部 合格!

立教大学文学部文芸思想学科 合格!

青山学院大学文学部比較芸術学科 合格!

武蔵大学社会イノベーション大学 合格!

 

(編集 三浦翔/教務)

 

 

立教を第一志望にした理由

「親からめっちゃプレッシャーを掛けられていて・・・」

合格おめでとう。Oさんはもともと入塾したとき立教志望だったと思うんだけど、どういう経緯で立教を志望校に決めていたの?

 

4月に入塾した時は、家からめっちゃプレッシャーを掛けられていたんですよ。「今年は受かるんだよね?」って。だから高い目標を言っちゃうと、今後自分の自由が保証されないなと思って、立教にしていました。むっちゃ頑張って早慶よりは、ほどほど人間生活を楽しみながらMARCHに行く方が良かったんです。

 

それでも最後は慶應までよく頑張れたよね。慶應に合格したときは、どんな気持ちだった?

 

合格発表の日のことはほとんど忘れているんですけど嬉しかったです。そもそも受かると思っていなくて、その日は友達の家に行っていたんですけど、やっぱり友達の家で見るのも不安だしお守りが家にあったから、家で見ようと思って急いで帰りました。神棚みたいなやつがあるんですけど、それに二礼に拍手一礼して、お守りを握りしめながらサイトを見たら受かっていました。そのとき家にいたのが弟と犬で、いっしょにわーってぐるぐるして喜びました。

でも、一番一緒に喜んでくれそうな母が仕事があるから隣にいなくて、いつも合格発表はLINEで伝えていたんですけど、「さすがに慶應は・・・」と思って帰ってきてから、口頭で伝えました。超喜んでた!

 

明治の合格の方が嬉しかった

すごいハッピーな感じだね!!

 

でも自分的には慶應以上に明治の合格が嬉しかったです。慶應は正直なところ、自分にとって運の要素が強かったと思ってるんです。たまたまギリギリだった英語の問題が難化して他の人との差が縮まって、得意な世界史が簡単になって自分の実力を出せて、小論文もたまたま自分が書いた観点が問題と合ってたみたいな。偶然の産物感が強いから、それよりも実力で勝ち取った明治の方が嬉しかったです。実際に苦しんで、きちんと過去問の対策をして本番までに解決出来たのは明治だから、実感が湧くっていうか、「やったぜ!」って感じられました。

 

でも、なんだかんだ直前に慶應の過去問の添削をたくさんしてたときの感触なら、実力も十分戦えるくらいはあったと記憶しているけど?

 

たしかに慶應も最後にやった感じになっちゃったけど、一番過去問を解いた数が多いのは明治慶應ですね。立教までは11月くらいまでに完成していて、途中から国語とか世界史は立教の過去問をやる意味あるかなってレベルになってきて、そこから明治ばかり解いて、明治も出来るようになってきたから、最後は慶應を解いていました。

 

「入らないと落ちる」予備校から逃げてきて・・・

「いま入らないと落ちますよ?」

武田塾に入ろうと思ったきっかけを聞かせてくれる?

 

まず他の予備校の体験に行ったときの話をさせてください。浪人生になる3月は最後の高校生活を超楽しんでいた時期なんですよ。部活もあったし、まだ友達とワイワイしていたいタイプだったので。それに勉強の貯金もないから、忘れちゃうって言っても1が0になるだけだし、100が0になるわけじゃないから、そんなに変わんないかなって思って遊んでたんです。だけど母に連れられて行った他の予備校の体験で、「いま入らないと落ちますよ」って言われて、「そんなわけあるか!」「絶対に行かない!」と思って、他の塾を探し始めました。それで、やっぱり近いところがいいなと思って探してたんです。

 

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なるほどね。

 

そうしたら武田塾があって。高校受験の時に体感していたのが、期末テストとかの前に自分でどかっとやれば出来るタイプだったんですよ。でも、先生の授業は何も覚えていなくて。そのときから勉強は自分でやった方がいいタイプなんだろうなと思っていて、授業を聞いても自分で血肉にしなければ意味がないから。武田塾は「授業をしない」って言ってるけど、「何を言ってるんだろう?」って思いながら、自習をサポートしてくれるなら、私がサボらなくなるからいいなと思っていて。それで、他にも塾は行ってみたんですけど、結局どこも「いま入らないと落ちますよ!」って言われて「くそっ」て思う繰り返しだったんですけど、(校舎長の)青山先生はそんなこと言わなかったんです

 

なるほど!あのときめっちゃ怒ってたよね(笑)。でも気持ちはとても分かる。「いま入らないと落ちますよ」って塾や予備校は言ってくるけど、じゃあ入ったら絶対に受かるのかよって感じだし、そんな逆に無責任なことを言うのは品がない気がする。そもそも相手がどんな人でどんな力を持っているかもまだ分かっていないのに、断定的に自分の考えを否定されるのは嫌だよなと個人的に思う。だから、なるべく指導する側は「どうすれば受かるのか」ってことを具体的に分析して話すべきだし、感情的に脅すのが仕事ではないと思うなぁ。

 

しかも、そのときには自分を守る姿勢が働いてて、偏差値37って敢えて低めに言ってたんですよ。古文とかも何も覚えてないフリをして、そしたらすごい予備校の先生が不味そうな顔をしてて、「もう無理!」って思って、ここに来ました(笑)。そしたら青山先生がテンプレ通りの話をしない人だったから良かったです。

 

現代文の方が教えるの難しくないですか?

そのあとの体験は、なぜか読解力が高いはずなのに現代文でやった記憶がある。

 

現代文を教える方が難しいと思うんですよ。英語は正直、授業を受けてても参考書に書いてあるよなって思うんですけど、現代文で自分が分からないところって解説されないことが多かったんですよね。「ここはなんでこうなるんですか?」って参考書に書いてないことでも聞いてちゃんと答えてもらえる場所だったから、ここに来ました。

 

だから他の人は英語の体験が多いのに、敢えて現代文の体験をしたいって言ったんだ。もともと読解力はあるなって思ってたから、不思議だなって思ってたんだよね。

 

たしかに先生が解説してくれるところは分かるんですよ。でも、先生がみんな出来ると思っているところが、自分は出来なかったんです。だから集団だと「何でだろう?」ってなっちゃって、授業後の質問はみんな行くけど、わたしにはその積極性が無かったから行けなかったし、分からないままになっちゃうなって感じていたんです。

 

Oさんって、自分の中でちゃんと理解したいって思う人だから、「これはこういうものだから」って流されるような説明をされると嫌だと思う人だよね。その選択肢が正解になるのは分かるけど、他の選択肢がダメな理由が分からなくて、自分が本番で点数を取れるか不安になったりとか、そういう質問が多かった気がする。

 

塾は「嫌い」になるより「好き」になれるところで

でも、自分が分かっていないところにこだわれるのが普通だと思うよ。

 

そこを聞きに行くのが良いと思うんですけど、なんか聞きにくいじゃないですか?

 

そうだね。やっぱり「なんで俺の説明で分からないんだ?」「ちゃんと授業を聞いていたのか?」とか、「なんでこんなことも分からないんだ?」「バカなんじゃないのか?」って無言の圧力を掛けられたり、そういう先生が世の中にはまだまだ多いよね。だから受験生の多くは、何も言っていないのにそう思われるんじゃないかって不安を感じて、質問がしにくいってのはあると思う。

 

だから塾を嫌いになりたくないってのもあって武田塾を選んだのもあります。もともと行っていた塾も大学生の先生に見てもらっていて、仲良くなれるのが良かったんですよね。やっぱり塾嫌いになるよりは、塾が好きになる方がいいと思っていて。

 

その部分は、本当に大学生の先生で大丈夫なのか?って意見もあるじゃん?

 

それはまず自分でちゃんと勉強しようって思ってたし、どうしても分からない部分とかは青山先生とか三浦先生に聞こうと思っていたんで安心は出来ていました。自分でやらなきゃいけないって感じだったし、体験で信頼感は得ていたので不安はなかったです。

 

1日5時間くらいしか勉強していない浪人生でした

実際に入ってみてどうだった?

 

入塾した最初の特訓がGW前でおやすみを挟む期間だったので、宿題のペースが「これじゃわたしには辛いです」って言うのが2週間後になっちゃったから、その期間が一番辛かった時期かもしれないです。毎日泣きながら単語をやっていました(笑)。でも、初期はすごく頑張ってました。明日の私を頑張らせたくなかったんですよ。これまでの自分は、マジで課題ためる人間だったけど、やれば5時間くらいで宿題が終わったんですよ。だったら良いかなって思って。12時から17時だけ集中して全部バーって終わらせて、あとは休みみたいな生活をしていました。

 

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そうだよね。よく1日10時間勉強しないと慶應に行けないみたいな噂があるけど、実際にそんなには勉強していないでしょ?

 

していないです!この前、先生からよく遊んで無かったねって言われて、お金なかったんでって答えたんですけど、よく考えたら私はアマゾンプライムを見ていました。あとはめっちゃ『キングダム』を読んだし、『進撃の巨人』も見たし、ちゃんとその週のK-POPニュースには付いていったし、Twitterも消していないです

 

それはすごいね(笑)。別に遊べって意味じゃないけど、やっぱり受験生にも息抜きは必要だよね。僕も浪人生時代は息抜きで30分だけカラオケによく行ってたし、それがあるから集中して勉強が出来てた。個人的に、武田塾は授業をしないから、その分だけ時間に余裕があると思うし、有意義な浪人生活を送ることが出来るんだよね。

 

5時間授業を受けて3時間復習する予備校じゃなくて、5時間できっちりと終わらせば大丈夫。

 

それで3時間余裕があるから、もっと勉強しても良いし、辛い日は休憩にしても良い。

 

最後の方でやっと10時間出来るかなって感じだったかな。そのときは12時に自習室に来て、22時まで勉強して、24時に寝るって生活で、朝も10時に起きてました。直前だけは7時に起きるように気をつけましたけど。それくらいです。

すごいね。じゃあ浪人が辛かったとか、そういう感じでは無い?

やっている時間だけ集中していたらいいかなって。だから浪人生活は大変だったけど、いわゆる「浪人はするな!」って亡霊みたいな声は出さない浪人生活を送れたかなって思います。

なんでわたしが慶應に!?

共通テスト対策が飛躍の要因

自分のなかで成長したって感じた瞬間はいつ?

 

意外と共通テスト対策が成長のきっかけになりました。直前まで本番の問題を見たことなくて、11月の中旬くらいに問題を見たら、これはやばいなと気付いたんです。それまでは私立大学の解き方に慣れちゃっていて、たとえば現代文は、共通テストって基本的に武田塾のルートで一番最初にやる『ゼロから覚醒』の知識で基本的には取れるんですよ。だけど、そのときは、それよりも発展にある小手先のテクニックばかり気にしていて、めっちゃ点数が落ちたんですよ。だから、すごい自信を無くして超大変だったんですけど、1回『ゼロから覚醒』を読み直して、それの通りに何も考えず単純にサクッと解いていったら、もとに戻ったので、そこから私大の点数も安定させられたので良かったなってかんじです。

 

ゼロから覚醒 はじめよう現代文

 

たしかに。現代文は簡単な文章であったとしても、難しい文章であったとしても、問題の解き方は変わらないからね。簡単な問題で解き方を修正した方が、より厳密な解き方が出来るようになる感じはある。

 

あとは、共通テスト対策をしているときに、ようやく自分が古文が出来ないことに気付いたんですよ。やばいなと思って、毎日一年ずつ古文と漢文を解くようにして、ここで漢文対策も本気を入れ始めたおかげで、上智にも繋がりました。古文は共通テストで完成したって感じがします。共通テストで主語を取って読むようにしてから、マジで世界が変わりました。あとは古文って言葉の区切りが全部ひらがなじゃないですか。だから、どこで区切れば良いか分からないんですよ。それで、いろんなところで区切って読んでみると、ここで区切ったらこの単語が発見できるなって感じで分析をしながら読めるようになったんで、やっぱりセンターの過去問演習が一番良かったです。

 

慶應に目指そうと思ったモチベーションの変化について

そんな感じだからギリギリまで慶應対策みたいにやっていたわけじゃないんだよね。正直、こちら側から見ていると慶應を受けても良いんじゃないって思っていたけど、気持ちはMARCHの方にあるのかなって感じていたら、直前で上智とか慶應に行きたいって言葉が強くなってきたと感じていて、そこらへんの気持ちの変化はどうだったの?

 

これから先の人生で苦労したくないからという気持ちと、自分はプライドが高くて、この大学じゃないと嫌だってほどじゃないけど、ここが最低ラインってのがMARCHってのはあったんです。だけど、そこをクリアーしてちょっと手を伸ばせば慶應に行けるかもしれないってなったときに、11月〜12月くらいに悩んでいて、担当の先生から慶應を受ければって言われたんで受けました。そのときに、「Oさんならそこそこやればできる。やらないとできない」って言われて、「たしかに!」って思ってやりました。やれるときでも、やりたくないって思ってたんですけど、でも「わたしは、そこそこやればできちゃうし」って言いながらやりました。

 

それはファインプレーだね。良い感じでプライドに火をつけて貰えたのが良かった。浪人生って病んだりすることが多いと思うんだけど、Oさんは精神的に強かったよね?自分を病ませないための工夫ってあった?

 

勉強が出来なくて落ち込む日もあったんですけど、基本的には「そんな日もあるよね」って思ってやり過ごしていました。『進撃の巨人』とか『キングダム』にはまって、さすがにやばいと思った日は自習室に来るようにしたりとか、やばいことをやったなって思ったら、それを取り返すために何かを始めたりしていて、そこが偉かったなって思います。自習室に来たらマジで革命でした。そこから自習室じゃないと勉強できなくなったのは残念だったけど、来たら質問も出来るようになるから、来て問題を解いて質問するサイクルが速くなったから良かったです。やっぱり、わかんないところをそのまんまにするのはよくないですね。12月くらいに3日くらい勉強しない日があって、「自分やばいな」って、めちゃくちゃ落ち込んだんですけど、そんな日もあるよねって思って乗り越えました。でも、基本的にはちゃんと勉強出来ない日は1日だけにして、なんとか勉強を繋ぐことが出来ました。

 

病まないで済んだのが大きかったよね。参考にしたアドバイスとかある?

 

直前期はキツかったんですけど、最初に青山さんから「モチベーションと行動を連関させないようにしよう」って言われてて、モチベーションが無くても行動は出来るし、モチベーションだけあっても行動しない人もいるし、とりあえず行動するという精神で頑張りました。どうせやったら分かるんだから、やっていればノってくるから、とりあえず頑張るみたいな。とりあえず惰性でも良いから頑張ろうってやってました。でも勉強に向かない日は「あー」ってなって、そんな日もあるよね、明日は塾に行こうねって感じ頑張っていました。あとは願掛けです。塾の近くの神社に毎日行ってお祈りするようにしていて、受験本番の日も行って、気持ちを整えていました。

 

とてOさんらしい合格インタビューになって良かったと思う。共感したり、勇気と安心をもらえる受験生は多いんじゃないかな?

 

最後に講師としてのアドバイスを

Oさんは講師としてもこれから活躍してくれるんだけど、何か受験生に向けてアドバイスはありますか?

 

世界史で星1を覚えなきゃと思ってずっと焦っていたけど、実際入試直前に星2までを完璧にすればほとんどの問題が取れるのに、星2を完璧にしていないのにレベルの高い用語を覚えようとしていた自分がヤバいと気付きました。そこから星2と3の基礎レベルを徹底して復習し直したことが勝因です。やっぱり基本を完璧にすることが大切で、それで慶應は戦えます!あとは地図とか川とか、参考書で出てこないけど、良く出るものを調べて覚えることを丁寧にやって欲しいです!自分で過去問を解いて調べる力も大事だってことを忘れないでください。

 

ありがとう。これからたくさんの受験生の背中を押してあげられる存在になってください!これからも期待しています!

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