ブログ

【信州大学人文学部】前期総合問題の回答の仕方とコツ!

みなさん、こんにちは!

松本駅からアルプス入口から歩いてたったの1分

大学受験の個別指導塾

「日本初!授業をしない塾」

武田塾松本です!

本日は、総合問題の内容と対策について確認をしていきます!

 

画像1

 

大問1

傾向

まず第1問ですが、毎年いきなり英語長文が出題されます。

内容の傾向としては、時事的な内容と、哲学的な内容が交互に出題されていると考えられます。

 

english_writing

例えば、

2020年度では、宣伝用の写真がどのように加工されていて、

それがどんな宣伝効果、心理的効果を及すのかに関する文章が出題され、

2019年度では、イギリスEU離脱問題や、世界全体の保守運動の過激化を巡る、言葉の問題が出題されています。

ただし、今年度の場合は、昨年個別入試が実施されていないため、

どちらが出題されやすい、とは言いにくい状態です。

 

解き方のアドバイス

読み進めていく際は、

通常の英語長文同じ読み進め方で構いません

ただし、注釈が毎年多くついているので、それにペースを乱されないようにしてください。

 

哲学的な内容の場合、

理解するのが困難な表現が出題されることもよくあります。

後述する、統一されたテーマが何かを理解しながら説くと、的確な読み進めが出来るでしょう。

 

設問は直近の2020年度では4問、2019年度では5問となっています。

50文字以下の記述、50文字以上100文字以下の記述、

100文字以上150文字以下の記述が混在し、過去2年分を考慮すると、

100文字以上150字以下の記述は必ず2つ出題されています。

 

主に、文章中の語句が何を示しているのかを問う問題が中心に出題されます。

 

必要な力

記述するにあたって考慮したいのは、

どんな内容の記述が求められているかです。

例えば2019年度の問題では、名詞句に下線が引かれ、

「これはどういう意味か、具体例も交えながら説明せよ」と問うてきますが、

もちろんここで具体例を書かないことは論外ですし、

自分で具体例を作ってしまうのも最善とは言えないでしょう。

 

出題意図を把握したうえで、過不足なく記述していって下さい。

 

大問2

傾向

大問2は、

日本語の文章が出題されています。

2020年度は長野に縁のある東山魁夷という画家の自叙伝から出題され、

2019年度は一般的な評論文が出題されています。

 

解き方のアドバイス

評論については、

一般的な文章が出題されています。

ただし、余りなじみのない言葉遣いが多い文章が出題される年もあるため、慣れが必要です。

book_japan_kojiki

 

エッセイについては、

変な表現ですが独りよがりな文章、といった印象で、

2020年度の問題では主観のまま自分の心の動きを追っていってるとでも言うべき書き方がされていて、心情表現がかなり婉曲的です。

言い回しや表現技法などの知識を付けておくと対応しやすいでしょう。

 

 

必要な力

読み始めたら、何について論じているのかを必ず理解しておきましょう。

 

エッセイについては、

「どういった状況の、どういったこころの動きについて話したいのか」を、

評論については、

「どんな学問分野の、どういった問題について論じたいのか」を明確にしておくと、理解しやすくなります。

 

entertainment_set

 

後述する、大問4の存在にもかかわってくるので、これは必ずやってください。

 

大問3

傾向

大問3は、長文で疲弊した頭にガツンとくるデータの読み取り問題です。

ここでは、まず前提となる調査がどんなものであるか、

実験がどんなものであるのかの説明が長文で提示され、

グラフや箱ひげ図が提示され、そのデータを受けてどのように考えるのか論じ、

それについて問う問題が出題されます。

document_data_bunseki

2019年度は、

高校野球の県代表の試合をテレビで観戦したいかという、

長野県の参政権を持つ男女を対象とした2006年と2016年の調査結果が提示され、

加えて年度ごとの年齢別の内訳のデータと合わせてどのようなことが推測できるか、という問が出題されました。

 

一方で、2020年度はかなりユニークな問題で、

体外離脱現象、さらに言い換えるならば幽体離脱を心理学的に解明しようとする実験のデータが提示され、

それについてのデータから何を言えるか、さらに追加実験のデータも含めて何が言えるか、

提示されたデータにはどのような問題がみられるか、という問が出題されました。

 

2020年度のような問題については、

一見するだけでは何を言いたいのか分かりにくい問題なので、

何度も読む必要があるでしょう。そのような問題に対応できるよう、過去問演習を行いましょう。

 

解き方のアドバイス

解くに当たって、

まずは何についての調査なのかを理解しておく必要があるでしょう。

例えば、高校野球の中継希望調査において、

何を明らかにしたいのか、あるいは大概離脱実験によって何を明らかにしたいのか、

調査や実験は目的をもって行うものなので、

その意図に気づくことが出来れば、より解きやすくなるでしょう。

 

必要な力

さて、大問3のデータの読み取りについては、

毎年必ず数学Ⅰで学習する、データの分析のような問題が出題されます。

先ほど紹介したような、箱ひげ図に加えて、平均値の問題、中央値の問題など、基礎的な問題が2から3問出題されます。

 

問題自体はとても簡単ですが、

その分落とすことが出来ない問題でもあります

確実に正解できるよう、問題演習を怠らないようにしてください。

 

難易度

 

大問4

傾向

いよいよ最後の問題、第4問ですが、

此方は今までの問題に一貫するテーマから、

各大問で紹介されたことをまとめ、

そのうえで自分なりの考えを500字で記述せよ、という問が毎年必ず出題されます。

 

解き方のアドバイス

直近では、視覚から得る情報は様々な影響を受けているとして、

各大問で紹介されたその影響をまとめたうえで、

自身で想定できる影響とその要素をもう一つ自分で提示し、

大問3つと自分の考えたものの内、どれを自分が重視するかを記述せよ

というとてもやることが多い問題でした。

 

此方については、今までの全ての大問を理解し、

自分が出すべき想定されることは何かを判断する事。

そして自分が重視する要素は何かを明確に論理だてて説明することが要求されます

 

必要な力

全ての問題の内容を理解する事。

これに尽きます。

後述しますが、大問4ではすべての文章に共通するテーマを明確に提示しています。

そのテーマに則って、今一度各問題の文章を精査していきましょう。

 

加えて、この問題では自分の意見を記述することが求められます。

これに関しては、時事問題演習などと同様に、日常にある問題と関連付けていくと良いでしょう。

 

筆者の場合は、

視覚に影響を与える要素として、その個人の所属する社会がもつ価値観が要素として存在する、

というようなことを書きました。

日本式の手招きのジェスチャーは、アメリカなどで挑発になる、

もしくはあっちに行け、のサインになる等を具体例として挙げた記憶があります。

単純な動作一つを見たとしても、人によっては受け取り方が異なる、

という事を大問2と関連付けて(大問2は精神状態による見え方の違いだったので)記述しました。

 

対策...おすすめの参考書

コツ

全体的に問題を解きやすくするコツとして、

まず一番最初に大問4を確認する事で、全体に設定されたテーマを理解する事につながります。

前項で紹介した、最新の問題でも、

実際の問題文で、明確に「視覚に対する影響とその要素」というテーマを書いています。

まずそこでテーマを確認して、大問1から3のいずれかから説き始めると良いでしょう。

 

これだけは覚えておいてほしい

ここで訴えておきたいのは、

「必ずしも自分に知識がある分野や学問の問題がテーマとして設定されるわけではない」という事です。

 

受験する方はご存じかと思いますが、

信州大学の人文学部は、

社会学・文化情報論・心理学・哲学・歴史学・芸術論・英米言語・日本言語・比較言語の分野があります(細かく分ければもっとありますが)。

 

教授方が試験問題を制作しているので、もちろん各分野から問題が出題される可能性があるわけです。

心理学や哲学分野は出題されやすいと考えられますが、

それでも全く知らない内容の文章も出てくるわけです。

東山魁夷を知っている人は正直少ないでしょう。

 

しかしながら、

一貫するテーマが毎年存在することで、

むしろそういった問題に対処することが可能なのです。

視覚に関する事、時間に関する事、などテーマをあらかじめ確認することで、

全く知らない内容についても対処が可能です。

 

正直なところ、

私が当時実際に会場で大問3を見た際、

「体外離脱現象?は?え、何幽体離脱、UHDマウント?」と実験内容を見た際には大混乱でした。

それでも解ききることができたのは、テーマを理解できていたからです。

 

信州大学人文学部の問題は「テーマの理解」これに尽きます。

おすすめの参考書?

タイトルは参考書としましたが、

正直なところ、

過去問以外に使えるものはあまりないでしょう。

形式にこだわらなければ他の総合問題を設置している大学の過去問も使えますが、

やはり完璧に対応しているのは過去問以外ありません。

その為、確認すべきは過去問。これに尽きます。

 

978-4-325-24891-0

最後に

いかがでしたか?

 

ぜひ、出願を検討している方は、

大学のHPや募集要項を確認してみてくださいね!

 

 

ぜひ、武田塾の無料受験相談へ

「英語の勉強方法がわからない…」

「武田塾ってどんな塾?」

という相談はもちろんのこと、

「浪人を覚悟しているけど、これからどうすればいい?」

「高1・高2だけど、受験勉強どうやっていけばいい?」

といった相談まで、

受験に関することは何でも相談を受け付けています。

どんな些細なことでも、パッと下のボタンをクリックして、気軽に受験相談に来てください!

無料受験相談

松本校の塾生は、松本市、安曇野市、塩尻市、岡谷市、松川村、大町市、山形村、下諏訪町、辰野町、池田町、駒ヶ根市、白馬村からも通塾しています。

また、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、金沢大学、電気通信大学、信州大学、富山大学、高知大学、諏訪東京理科大学などの国公立大学や、早稲田大学、慶應義塾大学といった最難関私立大学や、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)、日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)などに逆転合格を目指して頑張っている生徒が数多く在籍しています。

松本校で一緒に勉強して、第一志望合格を勝ち取りましょう!

===================================

日本!授業をしない大学受験専門予備校
【武田塾 松本校】
〒390-0817
長野県松本市巾上4-16西口ビル3F

(JR松本駅アルプス口 徒歩1分)
TEL:0263-87-8927

松本校略地図

===================================

武田塾生の1日 動画

 

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる