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【入試過去問】赤本・青本・黄色本の違いって?【問題集】

こんにちは。

小田急線経堂駅から徒歩2分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 経堂校」です!

 

新年度・新生活がはじまり、メルカリやヤフオクでも断捨離の結果と思しき出品を見るようになりました。

高校生・大学受験向けの参考書や問題集の出品も目立つののもこの時期の特徴です。

特に、大学入試の過去問題集である赤本青本が出品されるのを見かけることも多くなりました。

そこで今回は、入試過去問集の赤本・青本・黄色本を紹介したいと思います。

 

名称未設定のデザイン

 

 

 

はじめに――過去問集は買うべき?――

俗に赤本・青本・黄色本と呼ばれる大学入試の過去問題集ですが、それぞれ性質・特徴が異なります。

しかし、それに共通して言えることとして、「受験予定、特に第一志望群の大学・学部・形式の過去問題集をそろえておいたほうが良い」ということです。

 

確かに現在は、東進ハイスクールさんやパスナビさんに充実した過去問データベースがありますが、決して完全なものではありません。

また、こうした過去問データベースは解答のみである場合がほとんどで、たとえ解説が付属していたとしても非常に簡素なものがほとんどです。

 

しかし、過去問演習にじっくり取り組む場合、解答解説を使用して自分自身の解答を子細に採点・検討することが不可欠です。

特にクセの強い問題を出す大学――京都大学や難関私大等――は詳細な解説が不可欠でしょう。

また、過去問に取り組む場合何度も何度も解きなおすことになるので、いちいちプリントアウトするのではなく物理的な書籍の形で手元に置いておいたほうが後々便利です。

 

 

それでは、各過去問題集の解説に移りましょう!

 

赤本

赤本は教学社から出版されている大学入試の過去問題集です。

正式なシリーズ名は「大学入試シリーズ」といいます。

 

赤本の最大の特長は、何と言ってもカバーしている大学の多さです。

一般的な筆記試験ならどんな大学でも出ている言っても過言ではありません。

加えて、防衛大学校や防衛医科大学校、気象大学校や海上保安大学校のような文部科学省管轄外の大学校も赤本が出ています。

 

また、後期試験の問題集が出ているのも青本や黄色本にない長所です。

特に後期試験は各大学ともに一筋縄ではいかない、非常に特色ある問題が出されることが多いので、それらに前もって触れられるのは大きなアドバンテージとなるでしょう。

 

ただし、後述の青本や黄本に比べると解説部分が淡泊なのが弱点と言えるでしょう。

加えて、同じ大学でも学部や形式、年度や科目によって解答解説の詳しさにムラがある場合があります。

 

また、これは長所でもあり短所でもあるのですが、赤本は大学によって収録されている年数に結構差があります。

6年分またはそれ以上収録されている大学もあれば、直近2年分しか収録されていない大学もあります。

概して難関大・医歯薬系は収録数が多いようです。

ですが、収録年数の少なさは少し前の過去問をメルカリでなどで買うことで解決できますので、過去問を多くやりたい場合にはネットで探してみましょう。

 

これとは別に、特定大学の特定科目に絞り大量の過去問を収録した「難関校過去問シリーズ」も教学社から出版されています。

こちらは科目や分野の補強に活用できるでしょう。

 

 

青本

青本は駿台文庫が出版している大学の過去問題集です。

駿台予備学校講師陣による懇切丁寧な解答解説が付属し、過去問とガッツリ四つに組んで戦うのに適した問題集となっています。

 

青本の弱点としては、出ている大学が少ないことが挙げられます。

北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学のいわゆる旧帝国大学に加え、

一橋大学、東京工業大学、神戸大学といった難関国公立大学、そして早稲田大学と慶應義塾大学が出ているのみとなっています。

 

しかし、逆に言えば青本が出版されている大学は青本を選んでおけば間違いないということもできます。

 

教学社の「難関校過去問シリーズ」と同様に、駿台文庫でも「入試詳解」シリーズとして特定大学の特定科目にフォーカスした問題集が出ています。

赤本系の「難関校過去問」と同様に補強に用いるとよいでしょう。

 

また、駿台文庫では青本のシリーズとして、「(大学名)への(科目名)」というタイトルで基礎から発展への橋渡し役となる問題集が出ています。

 

 

 

黄色本

上記の赤本・青本と比べるとニューカマーなのがKADOKAWAの「角川パーフェクト過去問シリーズ」、通称黄色本です。

本当のことを言うとKADOKAWAの黄色本の範囲はもう少し広く、過去問題集以外の大学入試向け参考書も含まれますが、ここでは過去問集のみをとりあげます。

 

青本同様黄色本も取り扱っている大学数は少なく、早稲田大学、慶應義塾大学、立命館大学、同志社大学、法政大学、明治大学と関東地方・近畿地方の難関私立大学に限られます。

しかし、青本同様に解答解説は充実しており、各大学各科目ともに頭から尻尾までしっかり分析・説明されています。

 

また、A5赤本や青本に対して黄色本はB5サイズと大きめの判型になっており、見やすく書き込みやすいレイアウトにもなっています。

繰り返し過去問演習する際はこのサイズ的なゆとりが強い味方となってくれるでしょう。

 

全くの余談ですが、黄色本のうち「慶應義塾大学 商学部」「早稲田大学 理工学部」「慶應義塾大学 理工学部」の解答解説には武田塾チャンネルでおなじみのMorite2先生こと森田鉄也先生が関わっています。

 

 

まとめ

ここまで赤本・青本・黄色本の概要を見てきました。

 

カバーする大学・入試方式が幅広い赤本に対して、青本・黄色本は解答・解説の懇切丁寧さが特徴です。

ここから導き出せる結論としては

 

・志望校のものが出ているなら青本や黄色本

・出ていなければ赤本

をそれぞれ選ぶというのが大きな原則となるでしょう。

 

おわりに

今回は、日本で出版されている代表的な大学過去問集3種を取り上げ、その特徴について書きました。

気になった人は、実際に書店に赴いて手に取って吟味してみてはいかがでしょうか?

あるいは、メルカリなどへの出品も充実しているので、早めに格安で過去問を手に入れておくのもお勧めです!

 

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