みなさんは志望校を決めようとするときに
『関関同立』という言葉を
一度は耳にしたことがあるのでしょう。
三重県の高校生も関関同立を志望校に
考えている人も多いと思います。
今回は、そんな関西の難関私立大学群、
『関関同立』についてお話ししていきます💁
関関同立の特徴・学部別偏差値・入試傾向を徹底解説！
関関同立の特徴とイメージ
『関関同立』とは、
関西の４つの難関私立大学群を指します。
関＝関西大学
関＝関西学院大学
同＝同志社大学
立＝立命館大学
となり、それぞれの頭文字から来ています。
関関同立は難関私立大学でブランド力も
非常に高いので、関西の学生さんはもちろん、
中部圏の学生さんにも非常に人気の大学です。
関西大学
学生数約３万人と、西日本最大級の規模！
大阪府に７つ、東京に１つのキャンパスを
持っています。
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関関同立の中では、比較的学力や入試難易度も
易しめのため、国公立の併願先としても人気の
大学です。
学生数の多さや部活・サークルの充実さから、
みんながイメージするような、明るく楽しい
「The大学！」といったイメージです🤩
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通称は関大と呼ばれています。
スポーツも非常に盛んで、野球部やサッカー部
など強いものが揃っています。
また、
ユニークなサークル活動も有名で、SFサークルや
RPG研究会、中でも鉄道研究会は西日本で有数の
規模を誇っています。
関西学院大学
兵庫県に本部を置く私立大学で
通称は関学と呼ばれています。
おしゃれなキャンパスで緑豊かで活気があります✨
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後ほど述べますが、国際学部が強いことや、
神戸という土地柄、キリスト教系の大学と
いうこともあり、キラキラしたおしゃれな
学生さんが多いイメージです✨
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読み方は、
関学は、かん「さい」学院大学ではなく
正しくは、かん「せい」学院大学です。
非常に間違えやすいので注意してください！
メインキャンパスである
西宮上ヶ原キャンパスは広大で、
その美しさには定評があります✨
同志社大学
京都御所の目の前に位置する同志社大学。
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いわゆる関関同立の雄！！
キリスト教系の大学であり、京都らしい歴史と
文化を大切にする由緒正しい雰囲気を醸し出す、
気品あふれるイメージです。
4つの大学の中でも一番レベルが高い大学です👑
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キリスト教の教えを基礎として始まったことから
国際教育に力を入れており、学生の自由を重視
しています。
海外留学だけでなく国内留学にも力を入れており、
早稲田大学に１年間留学する制度を設けています！
異なる地域で学ぶことで視野がさらに広がることを
目指しています。
立命館大学
京都に本部を置く私立大学で、
法学から理工学まで幅広い学問を学ぶことが
できるのが特徴です！
他に、滋賀県や大阪府、なんと東京にも
キャンパスを置いております！！
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後ほど述べますが、「食マネジメント学部」や
「映像学部」など他大学にはない珍しい学部が
ある個性あふれる大学です🌟
それゆえ、学生さんも型にはまらない様々な
タイプの人がいるイメージです。
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特に理工学部は、大学院・学部ともに
東証一部上場企業などでの技術開発職に
就く方が多くなっています。
法学部や経済学部では司法試験や
国家公務員Ⅰ種試験、公認会計士などの
国家試験に合格する学生さんも多く、
文理ともに就活には強いです！
また、
東京のキャンパスは、関西のキャンパスの
学生が首都圏の就職活動の拠点として使う
など様々な利用ができるようです。
関関同立の学部別偏差値
関西大学
■法学部 57.5~62.5
■文学部 57.5~65
■経済学部 55~60
■商学部 57.5~60
■社会学部 52.5~62.5
■政策創造学部 55~62.5
■外国語学部 60~70
■人間健康学部 55~57.5
■総合情報学部 57.5~62.5
■社会安全学部 55~60
■システム理工学部 50~60
■環境都市工学部 50~60
■化学生命工学部 50~62.5
関西学院大学
■神学部 50~60
■文学部 55~62.5
■社会学部 57.5~65
■法学部 55~67.5
■経済学部 57.5~65
■商学部 57.5~65
■人間福祉学部 55~62.5
■国際学部 60~70
■教育学部 52.5~62.5
■総合政策学部 57.5~62.5
■理工学部 47.5~62.5
同志社大学
■神学部 60
■文学部 60~62.5
■社会学部 57.5~65
■法学部 62.5~65
■経済学部 62.5
■商学部 62.5~65
■政策学部 60
■文化情報学部 52.5~62.5
■理工学部 55~62.5
■生命医科学部 52.5~60
■スポーツ健康科学部 55~60
■心理学部 62.5
■グローバルコミュニケーション学部 60~65
■グローバル地域学部 60~65
立命館大学
■法学部 57.5~60
■文学部 55~62.5
■経済学部 50~57.5
■経営学部 57.5~60
■国際関係学部 60~70
■産業社会学部 55~62.5
■映像学部 57.5
■スポーツ健康科学部 52.5~55
■食マネジメント学部 55~57.5
■理工学部 47.5~57.5
■情報理工学部 52.5~55
■生命科学部 50~55
■薬学部 52.5~57.5
■政策科学部 57.5~60
■総合心理学部 55~65
関関同立の入試傾向や特徴
関西大学
人気があるのは商学部ですが、
偏差値が高いのは法学部、外国語学部です。
試験の問題は標準的な難易度になりますが
とにかく問題数が多いのが特徴です。
【関西大学の特徴】
＜英語＞
関西大学の入試では英語の配点が高く
空所補充問題やパラグラフ整序問題
文法の読解などの知識問題が特徴です。
＜国語＞
国語は古文の選択肢が長い傾向にあります。
選択肢の中にヒントが含まれていることが
あります。
国語は過去問演習がとても大切になります。
＜社会＞
語群を選択する形式の問題なので内容さえ
しっかりと覚えられていれば漢字まで覚える
手間を省くことができます。
【関西大学の対策】
イディオム・語法を重点的に対策しましょう。
量が多いので、速読の練習をして反応速度を
上げておきましょう。
国語は傍線部がなく読みにくいので、
パラグラフごとの要旨をとらえられるように
チェックをつける練習をするなど演習をして
おきましょう。
社会は比較的レベルが高いわけではないので、
共通テストレベルの対策でも対応できます。
関西大学は、英語のイディオム・語法の対策と
国語の過去問演習はしっかり行ってきましょう。
関西学院大学
人気・難易度共に国際学部が非常に高く、
倍率が１０倍近くになることもあります。
基礎的な知識だけではなく歴史的背景などの
知識や記述力など総合的な力を求められます。
【関西学院大学の特徴】
＜英語＞
英語は文法問題が独立して出題されるので
文法の対策が重要になってきます。
＜社会・文系数学＞
社会と文系数学は関関同立の中では比較的
やさしめです。
【関西学院大学の対策】
英語は細部の知識まで求められるので、
高得点を取るのはかなり難しいと思います。
古文も年によっては読みにくく、現代文と
社会でいかに失点をしないかで合格率が
変わってくるでしょう。
同志社大学
人気の学部は文学部ですが、
難易度が高いのは社会学部、商学部、
グローバルコミュニケーション学部
となっています。
英語・国語共に長文が出題される傾向
があるので、読解力と速読力を身に付
けておくといいですね！
【同志社大学の特徴】
＜英語＞
英語は長文問題を主体とし、言い換え
問題や内容一致問題があります。
内容一致問題では選択肢8個の中から
正解を3つ選ぶ問題など多くの受験生が
苦戦してきました。
【同志社大学の対策】
同志社大学は関関同立のなかでも頭1つ
飛び抜けて難しいので、9割近い点数を
狙う覚悟が必要です。
年度によっては数学が国公立の2次試験
並みに難しいこともあります。
また、
現代文は記述問題以外は比較的点数が
取りやすいので、現代文で点数を稼ぎ
ましょう。
立命館大学
人気の学部は法学部と国際関係学部で、
難易度も同じくこの２つの学部が高いです。
基本的な知識を必要とする問題が多く出題
されるため、ケアレスミスをしないことが
重要です。
【立命館大学の特徴】
＜古文・社会＞
やや難しく、社会は記述問題なので漢字が
必須です。覚えることが多いです。
＜文系数学＞
旧センター試験の傾向に近く、傾向は複雑
ですがボーダーはやや低めに設定されてい
ます。
【立命館大学の対策】
共通テスト利用の枠がたくさんあり、
5教科7科目75％くらいで合格できる
こともあるので、共通テスト利用は
比較的狙い目です。
また、
学部によって難易度やボーダーが変わ
ってくるので、苦手科目があったとし
ても戦略を練って逆転合格することも
十分可能です。
まとめ
ここまでご紹介してきたように、
関関同立は特に文系学部のレベルが
高い傾向にあります！
難易度としては
同志社→関学→立命館→関大
と考えておくといいでしょう。
ただし、
学部によって難易度は大きく変わるので
受験したい学部の情報は必ず確認しましょう。
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