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数学 基礎問題精講の使い方 入試のためにポイントを使う事を覚えろ

こんにちは、大学受験予備校の武田塾小牧校です。

数学では旺文社の基礎問題精講を武田塾では使っています。

量が多すぎないのでチャートやフォーカスゴールドや4STEPよりも1A・2B・3と走り切りやすいのが特徴です。

当然ですが、量が多い参考書を使いこなす方が力も応用力も付きやすいので、期間の余裕がある人は問題集のレベルと量を考えて選択するべきです。

問題量が少ない場合は使い方を気を付けないと力が付きません。

問題量が多い場合は解いたことがある・見覚えのある問題が増えるので、力がついてなくてもなんとなく解けるパターンがあります。それを力がついたと勘違いをして、そのまま大学受験をクリアしてしまう人もいるので注意です。

問題量が少ない場合は理解して使いこなさないと本当に意味がないので使い方は非常に要注意です。

目次

  1. ポイントを使うこと覚える
  2. 問題の数を把握する
  3. 1題1題の違いをはっきり認識する
  4. 1時間で12問が目安、Ⅲは9問前後

 

1 ポイントを使う覚える

ポイントを覚えて、それを問題でどのように使えば答えを導けるのかを考えて使いましょう。

これができないとその問題に対してだけ解けるが、聞かれ方が変わると解けないということが起きます。

ただ答えを覚えただけという勉強です。

入試で出される数学の問題では、解き方がストレートにわかりやすい問題はみんな正解してしまい差をつけることができないので、多くは出されません。

差がつく問題は、問題文の情報を巧みに隠して、使える公式や定義を隠してくる問題です。

そのような問題を解くときに、基礎問題精講のポイントをどう使うのかを問題とセットで勉強が必要となってきます。

2 問題の数を把握する

目次を見ると、部分積分法(Ⅰ)~(Ⅴ)といったように同じタイトルで難問もある問題があります。

この数を覚えておくことは非常に大切です。

部分積分法を使うであろう問題を目の前にしたときにすぐ解き方がわかれば問題ないのですが、入試や模試で大事なのは、わからない問題を目の間にしたときです。

わからない時に何をするのかといえば、部分積分法ってどんな使い方があったっけ?と考えたときに、基礎問題精講では5題問題があったなとすぐ出てくる必要があります。

まず悩むために基礎問題精講の5題がすぐでてこないと遅いわけです。

出てきたら、ポイントとしてどんな解法があったのかをすぐに思い出し、目の前の問題に素早く当てはめていきます。

そろっている条件がどのポイントでなら使えそうかを考えたあとに、これならいいけると思う解き方を実行します。

どんな問題にはどんなポイントがあって、どれくらい問題の種類があったのかを素早くアウトプットする力が必要です。

そのために、部分積分法が5問、面積は8問、回転体の体積は6問、回転体ではない体積は2問といった風に整理して覚えているとアウトプットが楽です。

3 1題1題の違いをはっきり認識する

基礎問題精講は問題数の少ない問題集です。

そのため、似たような問題があった場合でも必ず解き方や問題の前提条件が違います。

問題ごとの違いを意識して解けるようになることが大事です。

入試や模試で見た問題で気を付けなければいけないのが解法の選び間違いです。

間違える主な原因は、知ってる解き方の問題の条件の違いを認識していなくて、同じような問題に見えてしまうことにあります。

これは日ごろから問題文の条件と公式の使える条件の照らし合わせをなんとなくで勉強しているせいです。

その問題だけでなく、前後の問題も一緒に把握していないと、似たような条件に釣られてしまいます。

それを防ぐために問題数の少ない問題集では1題1題の違いをはっきり認識しておく必要があります。

4 1時間が12問が目安、Ⅲは9問前後

基礎問題精講ⅠA・ⅡBで1時間12問解けるスピードで解けるようにして、マーク模試対策なしで50点~60点くらいになる生徒が多かったです。

各問題のポイントを覚えて、どう使うかを説明できるようにした生徒の点数です。

基礎問題精講を完璧にするといっても問題だけが解けるようになるのと、ポイントをどう使うのかを理解するのと、どんな解き方が何題あるのか、1題1題の区別を認識できているのか、それに加えて初見問題に対しての解法の当てはめスピードがあるかどうかでマーク模試の点数は上下40点くらい散ります。

基礎問題精講ⅠAと基礎問題精講ⅡBの2冊で共通テストは80点は取れるはずですが、やはり完成度が高い場合に限ります。

どれだけ目的とする問題を想定して基礎問題精講を勉強し続けるかどうかが大事です。

 

基礎問題精講Ⅲに関しては個別入試でしか利用しないので時間制限は共通テストよりも厳しくはありません。

過去の生徒の合格実績から地方国公立の問題であれば出題分野のみの問題を解けるようにしておけば合格できます。

大学側も数学Ⅲの出題レベルを上げると現役生は厳しいこと把握していると感じます。

それ以外の私立大学や国公立大学の入試問題で使われる数学Ⅲの場合は基本的に数学Ⅲの公式を使って数学ⅡBの式に変形をして、その後数学ⅡBの公式を使って数学ⅠAの式に変えていきます。

最後は場合分けなどの勝負になるので、数学Ⅲだけができても最後まで正解できない場合が多々あります。

このような混合問題の場合は基礎問題精講を終えて、混合問題を扱っている問題集で演習を積むことをお勧めします。

 

以上が基礎問題精講を使う場合お勧めの使い方です。

問題解答だけではなく、問題の配置や目的を理解してポイントや精講を踏まえた全体を把握することが非常に重要になってきます。

参考書の構成から理解して使うのがめんどくさい人は問題数の多い参考書を根性で突っ走って覚える方が楽かもしれません。

入試の基礎固めとして使う場合に基礎問題精講は問題数もコンパクトで使いやすい参考書です。

この夏からと思っている人にはかなりお勧めの参考書になるので、時間が足りないと思う人で数学が苦手な人は始めると良いと思います。

高校3年生でこの参考書が難しいという人は、おそらく中学内容の数学が怪しい人、公式の暗記、定義を理解する日本語力が低いので数学以外の特に現代文の勉強と、中学内容の数学を勉強することをお勧めします。

理解はできるけど難しいという人は、勉強をする意味を考えてみましょう。

「すぐ理解できないこと=レベルが合っていない」と考えてしまうのは危険です。

レベルアップの意味はできないことができるようになることです。

つまり最初はきついと感じて当たり前です。

解くために必要となる新しいキーワードを意識しながらできるようになるのがレベルアップなので理解できる場合は粘ってみましょう。

 

 

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