夏休みがすぐそこまで近づいてきています。
夏休みは受験の天王山！夏を征する者は受験を征する！なんてことはよく言われていますが、実際のところどうですか？勉強捗ってますか？
「なんかやる気でないんだよな」
「やらなきゃいけないことはわかってるんだけど」
なんてこと、思ってませんか？
正直みんなそうです。
そのなかで「やる気が出ないから勉強できない」という部分を解決するためにはどうしたらいいのか。
解決方法をいくつか紹介していきましょう！
「やる気がないと出来ない」は脳の幻想にすぎない
人間は「やらない言い訳を探す」生き物
いきなり喧嘩うってるようなこと書いてごめんなさい。
でも実際のところこれが真理です。
人間は「言い訳を探すことにかけては天下一品」です。
ついつい「やらない言い訳」を探してしまいます。
「やる気が出ない」「さっきまでやる気あったのに」なんてよくありませんか？
そしてそれを盾にして「やらない」という結果が生まれ、それは「自分への甘え」になります。
また、「俺は〇〇大学に行くんだ！」と大きな目標を掲げて身構えてしまったり、意識しすぎてしまうとそれは逆にやる気が枷になってしまうこともあります。
「やらなきゃいけない」という強迫観念も作業の妨げになることが往々にしてよくあります。「やれ」と言われるとやりたくなくなるのと同じですね。
日々の勉強を歯磨きと同じにする
重要なのは朝起きてから夜寝るまでの時間、いつものことを淡々とこなすための平常心を持つことです。
私たちの勉強や仕事などのパフォーマンスはこの「日々の努力と習慣」が一番のウェイトを占めています。
例えば、周りの成績がいい人って黙々と勉強しているイメージありませんか？
普段見せる姿はおチャラけていても家に帰った後その日やることを黙々とやっています。普段から勉強頑張っているかどうかを、恥ずかしがって教えてくれないかもしれませんが、聞いてみてください。
または、部活動の練習を思い浮かべてください。やる気があろうがなかろうが練習をこなしますよね。これってもはや習慣化していて、それをしっかりとこなせる人は強くなっていきます。
極端なことを言えば「勉強する」という習慣を「毎日の歯磨き」と同列に意識します。
夜寝る前に歯磨きしないと気持ち悪くて眠れなくないですか？お風呂やシャワーしないと気持ち悪くないですか？それと同列に勉強を持ってきます。そのためには毎日、決まった時間に、決まった量を淡々とこなしていくことが必要です。
「やる気」は動かなければ出ない
「やる気」の正体はドーパミン
「やる気が起きてる」状態とはどんな状態なんでしょうか。
実はこれ、「ドーパミン」という神経伝達物質が脳から分泌されることでやる気に満ち、積極的に行動を起こすことが出来るようになります。
しかし、このドーパミンを分泌する「側坐核」が活性化するのは、実際に行動を起こしているとき。つまり、行動を始めないことには「やる気」を出すことなんて不可能です。
すなわち、「行動を起こす」から「やる気が出る」生き物なんですね、人間って。めんどくさいなぁって思っていても、続けてるうちに気が付いたら終わっていた。なんてことありませんか？
最初は面倒でもやり始めると気分がノッてきて作業が捗ったりしますよね。その結果を「やる気が出たから」と思ってしまいます。順序が逆なんです。
行動しているうちに「やる気」は出てくる
あれこれ考える前にまずは始めましょう！
「やる気を出すには・・・」と考えるだけで行動しないことは、言ってしまえば「時間の無駄」です。
多くの人はこれで多くの時間を浪費してしまいます。それってもったいないと思いませんか？
考える前に決まった量を決まった時間にこなす
これを日々実践すると歯磨きなどと同様に、誰に何を言われたわけでもなく自然に勉強を始めています。気が付いたら勉強していて、やっているうちに気分がノッてききて長時間勉強できるようになってきます。
一番軽いものから始める
言い訳しにくい量からスタート
「そうはいっても動きたくない…」という人もいますよね。わかります。すごくわかります。
そんな人は、「一番簡単で負担が軽いものをひとつだけクリアする」これをやってみてください。
ゲームのミッションなんかも簡単なものからクリアしていきませんか？簡単なものから片づけていくことでやらなければいけないものの全体像が見えてきて、意欲もわきやすくなります。
例えば、「数学の計算練習を１つだけやる。」「英単語を10個覚える。」「化学反応式を１つ覚える」などをやり、終わったらちょっとお茶飲もう。このようにしてみてください。小さなものに小分けにしていくことで無理に励まさなくても作業が進んでいきます。作業が進むにつれて先ほどのドーパミンが出てきてどんどん進められます。
行動に移しにくいのは「なんか大変そうだし、量が多いし、やだなぁ」という気持ちだと思います。勉強を細分化して簡単なものから、好きなものから片づけていけば最初のハードルが低くなります。実際初めて見ると心理的負荷が下がり次へ次へと進められます。これをドイツの心理学者クレベリンは「作業興奮」と名前を付けました。
5分頑張ればやる気が出てくる
作業興奮が出てくるのは動いてから５分程度。「ひとまず５分がんばろ」をキーワードにやりましょう！
実は私もこの「ひとまず５分！」から作業を始めるタイプです。そこからだんだん作業が捗ってきて最後まで続きます。どんな大変なことも最初の一歩から。「千里の道も一歩から」なんていいますよね。昔から同じようなことが言われてきたんですね。先人たちは知っていたから言葉として残していたのでしょう。
まとめ
・「やる気」は幻想。まずは行動すべし。
・「やる気」の正体は「ドーパミン」。やり始めないと出てこない。
・小さなことから始めてまず５分。
・だんだん習慣化していって最終的には「歯磨き」と同じ次元に。
いかがですか？
順番にこなしていけば自ずとできるようになっていける気がしませんか？
本当にデキる人というのはこれを知っています。
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