数Ⅲなしで受けられる医学部教えます。完全数学なしもいける？

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武田塾医進館渋谷校です！

医学部受験生の皆さん、

数Ⅲなしで受験できたらな～

と思ったことありませんか？

数Ⅲって、難しいのに頻出だし、特に現役生は学校の授業がギリギリまであるから間に合わない💦と感じる人も多いのでは。

今回は、数Ⅲなしで受けられる医学部はあるのか？！をまとめていきます。

※今回の記事では特に注釈が無い限り「一般選抜」についての記載となります。
※各大学の写真は、各大学HPより拝借しました。

数Ⅲなしで受けられる医学部ってあるの？

数Ⅲなしで受けられる医学部はある？

医学部受験は”数Ⅲまで”が基本

基本的に医学部受験は数Ⅲまで必要となるケースが圧倒的に多いです。

だから、数Ⅲをやらずに医学部に合格する…というのはかなり至難の業だということはきちんと理解しておきましょう。

探せばあるぞ！数Ⅲなし医学部

しかし、数Ⅲがどうしても不安で、できれば数Ⅲなしで受けたい…という人もいるでしょう。

少数ながらあります！

さっそく見ていきましょう♪

出題範囲が”数ⅡBまで”の大学

国公立医学部

青ざめている犬

まずは出題範囲が「数ⅡBまで」の大学ですが

残念ながら国公立医学部にはありません。。。

前期でも後期でも、数学が出題されればすなわち数Ⅲまで必要ということです。

潔く諦めましょう。

私立医学部

帝京大学

所在地：東京都板橋区

試験科目(学科)：英語(必須)＋[数(~ⅡB),物,化,生,国(現代文)]の中から2科目

帝京大学板橋キャンパス
(画像：https://www.teikyo-u.ac.jp/campus/access)

帝京大学の数学は、問題自体は標準的なものが多いです。

ただし、大問4題で60分のため、時間的余裕はありません。

計算力・思考力を鍛えておくことが不可欠です。

近畿大学

所在地：大阪府大阪狭山市

試験科目(学科)：英、数(~ⅡB)、[物,化,生]の中から2科目

近畿大学
(画像：https://www.kindai.ac.jp/about-kindai/overview/history/)

近畿大学の数学は、私立では少数派の記述式です。

標準的な問題が多いですが、場合分けや空間図形の把握など、国公立で必要とされるような力を求められています。

試験時間は60分であり、時間的にはかなり厳しい試験です。

金沢医科大学(後期)

所在地：石川県河北郡内灘町

試験科目(学科)：英、数(~ⅡB)

金沢医科大学
(画像：http://www.kanazawa-med.ac.jp/other/campus_map.html)

後期試験ですが、金沢医科大学も数ⅡBまでで受験可能です。

ただし、金沢医科大学の後期試験は倍率がダントツで高く、毎年80後半~100倍程度となります。

かなりの狭き門であることは理解しておきましょう。

そもそも数学の出題がない大学

国公立医学部

前期は弘前大学のみ！

続いて「そもそも数学の出題がない」という大学を見ていきましょう。

国公立は、前期は弘前大学のみです。

所在地：青森県弘前市

試験科目(学科)：総合問題

弘前大学
(画像：https://www.hirosaki-u.ac.jp/information/about/anniversary/70th.html)

弘前大学は、令和2年度まで「英語・数学」の学科試験でしたが、令和3年度の試験から「総合問題」となりました。

出題方針は以下の通りです。

日本語又は英語の文章や図表などの資料を用い，そこから得られる情報と意味の理解度を評価します。これまで授業で学んだ知識を関連付け，多面的・多角的に考察し，考察の過程や結論に至る根拠を記述できる力を重視します。例えば，教科書等で扱われていない初見の内容であっても，資料の意味するところを読み解き，科学的思考に基づき考察する問題などを出題することもあります。また，英語での解答や計算を求めることもあります。

※弘前大学令和4年度入学者選抜要項より抜粋。

公開されている令和3年度の入試問題を見るに、英語がメインで数学はⅢの知識は不要でした。

ただし、英語・日本語問わず「読んだことのない文章」を読み解いたうえで思考し表現する力が求められており、「受験生を選ぶ」問題とも言えると思います。