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[医歯薬獣医]医系専門

武田塾医進館大阪校です!!!

 

高校生にとっての進路としては、実にさまざまありますよね。

就職する人もいれば、進学する人もいます。

その進学する中でも専門学校に進む人もいれば、大学や短大に進む人もいます。

 

そして、その一つの進学先として夜間大学への進学という道もあります。

これは高校生に限らず、大学で学び直したいと考えた社会人も多く、勤務する業種や職種によりさまざまな人がおり、また30代・40代やそれ以上の年齢の人が在籍することもあり得ます。

 

今回は特に、医学部への再受験を考える人に向け、そういった夜間での医学部を持つ大学や大学院についての情報を紹介していきたいと思います。

 

 

医学部に夜間の大学や大学院は存在する???

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日中フルタイムで自分自身の仕事をしつつ、医師を目指すことは出来るのでしょうか??

以下より、日本全国の医学部の中に夜間での大学や大学院が存在するのか、それぞれの現状を説明していきます。

 

夜間の医学部がある大学

結論から申し上げますと、残念ながら、医学部に夜間の大学はないのが現状です。

というのも、おおもとの理由として医学部の勉強は、働きながら通えるような内容や量ではない、といった点が挙げられます。

 

他の学部と比較して医学部は、履修すべき必須科目が多く、また実習も長期間行われるといった特徴があります。

 

授業面に関しては、一般教養の学習がメインな一年次以降、二年次から特に忙しくなり、月〜金曜日で1限〜5限まで授業が埋まっていることがほとんどです。

すなわち、平日は朝9時~17時ごろまでは授業を受ける必要があります。

 

さらに実技面においては、実習や実験も多く、その場合はさらに夜遅くまで拘束されることとなります。

 

このような長期的かつ綿密なカリキュラムが組まれているので、夜間で通える医学部というのは存在しないというのが現状となっています。

 

どうしても、勤務をしながら医者を目指したいと考えるのであれば、夜に働くことのできる職に就くことで、両立することも不可能ではありません。

ただし、決して簡単な道のりではないことは肝に銘じておきましょう。

 

夜間の医学部がある大学

医学部に夜間の大学はありませんが、夜間の大学院は実際あります。

 

各大学院により公開されている情報の範囲では、全国の医学部の中では2校が確認されています。

それが、「鳥取大学」と「久留米大学」の医学部大学院です。

 

働きながら医学部で勉強したい方は、この2校であれば仕事を継続しながら通うことができるでしょう。

 

ただし、1点だけ注意すべきポイントがあります。

それは、医学部の大学院に通っても、医学部で6年間勉強し学士過程を卒業しなければ、医師免許を取ることが出来ない、という事実です。

夜間の医学部大学院に通って医学を学ぶことはできますが、医師になれるわけではないことは覚えておきましょう。

 

 
 

働きながら医学部の夜間の大学院に通える??

上記、鳥取大学と久留米大学の医学部大学院は、社会人が働きながらでも通学できるように夜間授業というものを開講しています。

 

例えば、鳥取大学大学院の医学系研究科医学専攻(博士課程)は、昼夜開講制度を設けており、社会人は、夜間や休日に授業を受けることが出来るような仕様となっています。

 

また、久留米大学大学院の医学研究科修士課程/博士課程でも、修士課程の社会人を対象に昼夜開講制度を設けています。

 

したがって、これらの大学院では社会人でも仕事が終わった後の18時以降でも医学部の授業を受けることが可能です。

 
 

2つの大学院の具体例

鳥取大学大学院|医学系研究科医学専攻(博士課程)

鳥取大学大学院の医学系研究科医学専攻(博士課程)で学べる内容は、6つの部門と3つのコースに分かれています。

それが以下のように、幅広い分野から専攻を選べるといった特徴を持っています。

 

ー6部門ー

形態・機能制御医学病態解析・制御医学

社会環境情報医学

発達加齢適応医学

生体防御医学

脳神経医学

 

ー3コースー

腫瘍専門医コース

革新的未来医療創造コース

障害児医療学コース

 

また、鳥取大学医学部附属病院と連携しているため、実習施設も充実しています。

 

鳥取大学医学部医学専攻(博士課程)が掲げる目的が次のようになっています。

 

「本研究科は、専攻分野について研究者として自立して研究活動を行い又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的としています。」

 

そしてカリキュラムとしては、「志望部⾨」と「志望部⾨とは別の医学群に属し、かつ研究テーマや研究対象が密接関係にあり、志望部⾨と同じ領域の別部⾨」を履修します。

 

これらより、豊かで幅広い知識と、高レベルの研究能力や課題発見、それを解決する力の習得が目標とされていることが理解できます。

 

久留米大学大学院|医学研究科(修士・博士課程)

久留米大学大学院の医学研究科(修士・博士課程)で学べる内容は、基礎医学、社会医学、分子生命科学、バイオ統計学、臨床看護学の5つとなっています。

 

「総合生命科学・バイオ統計学専攻」は、平成31年4月より新設された比較的新しい系統となっています。

それまで医科学専攻に含まれていた分子生命科学群、バイオ統計学群を移行し「総合生命科学・バイオ統計学専攻」として、両分野を得意とする人材育成に努めているそうです。

 

また、久留米大学大学院医学研究科では、以下のような目的が掲げられています。

 

「本研究科博士課程は、医学・医療の各専攻分野において、自立した研究者として学術研究を推進する能力をもつ人材を育成するとともに、高度に専門的な医療業務に従事するために必要とされる幅広い学識、国際的視野ならびに豊かな教養と人間性を備えた人材を育成することを目的とする。」

 

さらに豊かな人間性や教養を持つ人材、国際的視野を持ち活躍できる人材、地域医療に貢献できる人材を育成することも目的としており、幅広い教養を身につけることが出来るところが特徴となっています。