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広島大学医学部ふるさと枠の学生と他の学生との学生生活における違い

こんにちは!

広島駅南口より徒歩3分
 日本初!授業をしない。
 逆転合格を目指す大学受験専門予備校・個別指導塾の武田塾広島校です!!

本校舎には、広島大学医学部医学科の講師が数多く在籍しております!

そんな彼ら、彼女らが過ごす、医学部医学科の大学生活を徹底解剖していこうと思います!

 

今回は、広島大学医学部ふるさと枠の学生とそれ以外の学生の大学生活における違いについてです!

ふるさと枠とは

ふるさと枠とは、広島大学医学部医学科における入試形態の一つで、卒業後、医師として広島県内の医療に貢献する人を育成するためのコースです!

 

受験条件

現役生または1浪までで、在学中の評定平均が4.3以上必要です。また、広島県が貸与する奨学金を受給し、卒業後は広島県内で医療に従事することが必要になります。

 

入学後、授業が違うの?

ふるさと枠受験を考えている受験に対して、受験の機会を1つ増やすことができるという魅力がありつつも、他の学生と同じように過ごすことができるのかなと不安に感じている人もいるのではないでしょうか?今回はそんな不安にお答えしていきたいと思います!

 

まず初めに、大学の講義における違いを教えたいなと思います!

なんと、広大では講義においては違いは全くないんですね!!

みんなと同じ授業を受けて、同じ単位を取ります。他の人と同じ授業を受けることができないわけでも違う授業を受けないわけでもないんです!

 

在学中は、

入学してから何年もたっているのに、

「お前ふるさと枠だったんだ!」

と言われることがあるくらいには、

違いが無いんですね

 

では、何が違うのか?

 

ふるさと枠の学生による集まり長期休暇中の実習があることが違います!

 

ふるさと枠の学生による集まりはふるさと枠セミナー(略称は「ふるセミ」)といいます!

「ふるセミ」では、毎週水曜のお昼休みにご飯を食べながら、いろんな学年の人と班を作って、ちょっとした手技の練習をしたり、将来の情報交換など、おしゃべりしたりする集まりです!

実際に現場で働かれている医師のお話を聞かせてもらったりもしました(^^♪

 

長期休暇中の実習は、春と夏と冬(春は希望者のみ)にあり、夏では地域の病院に実習に行き、冬ではみんなで合宿をします(^◇^)

 

夏実習は、学年バラバラの4人ほどで、実際に僻地地域にある病院や診療所に行きます!低学年の間はなかなか医療現場を見る機会はないし、なにより都市部にある病院と僻地地域にある病院では、少し特色が異なるので、それを自分の目で見るいい機会になると思います!

冬実習は、ふるさと枠の学生だけでなく自治医科大学の学生なども集まって、ゲストの先生のお話を聞いたり、ディスカッションをしたり、みんなと交流することができます!

 

このような事がふるさと枠で入学するとあるんですけど、ふるさと枠の学生の面倒を見てくださっている先生からは、ふるさと枠で入ったことは1つの部活に入ったことと同じだと考えて欲しいとおっしゃられていました!今まで書いたことを通して、ふるさと枠では横のつながりだけでなく、縦のつながりを作ることができます!

もちろん、卒業後の進路にはすこし制限がありますけど、在学中は他の学生との違いで心配することはないし、むしろつながりを多くつくることができるので有利な点もあると思います!

 

医学部を卒業するとどうなるの?

一般に、医学部生は、6年生で医師国家試験と卒業試験を経て学部卒業後、

・研修医として、さらに2年間の医師としてのスキルを磨き、大学病院や市中病院で臨床医療に従事

・大学院に進み、医療研究をする基礎研究に従事

の大まかに2つに分かれます。

(行政や医師以外の道もありますが、割愛)

前者のなかにも、進路は、数多く存在し、

・大学病院などで、難病治療や難しい疾患を診る医師

・市中病院で、一般的な疾患を診断・治療する医師

がおり、

また、初期研修(2年間の研修のこと)を終えたのち、

循環器内科、眼科、整形外科、産婦人科など自分の専門の道へと進んでいきます。

このように、医学部を卒業した医師は、数多くの進路から、自分に合った進路やライフプランを立てていきます。

 

ふるさと枠を卒業するとどうなるの?

るさと枠の学生には、卒業後、制限がかけられます。

それは、

「医学部卒業後、9年間を知事が指定する広島県内の公的医療機関等において医師の業務に従事する」

ことです。

 

広島県の山間地域には、「無医地区」などと呼ばれる、

医師や医療機関が極端に少ない土地が数多くあります。

 

ふるさと枠の学生は、卒業後、主にそうした地域で、総合医として活躍することになります。

 

そのため、卒業後、首都圏や都市部などで、最先端の医療に従事し続けたいというライフプランを考える受験生にとっては、ふるさと枠は、あまりオススメできません。

 

しかし、逆に卒業後も広島県内で従事していくことを決めている受験生には、かなり好条件な受験方法となるでしょう。

 

広島県医師育成奨学金って?

ふるさと枠に入学すると、大学在学中の6年間は、「広島県医師育成奨学金」の貸与(月額20万円)を受けることになります。

 

貸与奨学金は、返還する義務が課せられる奨学金です。月20万円の奨学金を6年間借りると1440万円を返還する義務が生じます。

 

しかし、ふるさと枠の学生は、「医学部卒業後、9年間を知事が指定する広島県内の公的医療機関等において医師の業務に従事する」ことを条件に、その返還義務を免除されるのです。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

すこしでも、ふるさと枠のことについての不安が解消されたらうれしいです(^^♪

 

参考記事:広島大学HP>医学部>入試情報>学部入試情報

https://www.hiroshima-u.ac.jp/med/admission/f_admission

 

 

 

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