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長文は長文を読んで練習する、もちろんですが、それだけでいいのでしょうか?

こんにちは、武田塾平塚校です!

今回のテーマは「長文を読むのに文法は必用か?」です。

 

 

この春、受験生となったみなさんは、

しっかりと基礎を固めることが重要だと思います。

 英文法、単語、熟語、英文解釈など、

この時期にしっかりと学ぶべき基礎があります。

 

長文ばかり読んでいませんか?

しかし、受験生の中には基礎を軽視し、

長文ばかりを読む人がよくいます。

まだ英文法や英文解釈を理解できていないのに、

長文ばかりに取り組んでいて、

しかも、長い英文を読むことに集中している受験生は

少なくありません。

 

長文が重要だと考え、長文の比率が高いからという理由で、

長文を読むことに専念しているのだと思います。

 

しかし、この春、文法や英文解釈を怠り、

長文を読み続けた受験生がどうなるのか、

その結果を毎年見てきました。

文法や解釈を怠ると、

あまりよい結果にならず、

場合によっては浪人を選ぶことになります。

 

なぜ浪人するのかというと、長文を読み続ければ何となく

フィーリングで理解できると思っている受験生が多いからです。

 

 しかし、それは間違いです。

 一つ一つの英文を理解するためには、

まず英文法を理解しなければならないからです。

 

TOEIC満点を100回以上取った森田先生であれば、

大量の文章を処理する際には文法を意識せずに読めています。

しかし、森田先生でも一文を読む重要性、

つまり文法は重要だと考えています。

千里の道も一歩から始まります。

 

文法を理解し、構文が取れるようになってから、

読むことができるようになりました。

それまでの現役の時は、文法を理解せず、

構文を勉強したこともありませんでした。

単語だけを頼りに、何となく理解できるだろうと思っていました。

 

しかし、浪人した時に、

全然読めていなかったことに気がつきました。

これはとても大切な経験でした。

 

 フィーリングで読むと、限界があります。

単語を頼りに読む読み方では、力のある子でも、

共通テストは何とかなるかもしれませんが、

MARCH、国公立などではほぼ全滅します。

共通テストは何とかなったとしても、

その上でつまづくことが多いです。

 

なぜなら、単語の意味は、その単語が文に入って初めて決まるからです。

このことを理解することが、英文読解の基礎となります。

 

まずは基礎を固めよう!

この春、しっかりと基礎を固め、英文読解のスキルを高めていきましょう。

例えば、「State」という単語があるとします。

これが何を意味するのかは、

文の構造が分からないと理解できません。

それが「述べる」なのか、「状態」なのか、

または他の何かなのか、それを理解するためには文法が必要です。

 

単語帳で単語を覚えたとしても、

その単語が文の中に組み込まれて初めて、

どの意味を持つのかが決まります。

 

これを理解していないと、適当な読み方が続いてしまい、

意味も取り違えてしまいます。

これが、文法と解釈が大事である理由の一つです。

 

また、長文の問題も、文法や解釈が分からないと

解けない問題がたくさんあります。

空所補充問題などは、意味を使って解く問題がありますが、

文法が分かっていて、こことここが反対になっているから

この単語を入れなければならない、

というような文法に基づいた解釈が必要な問題も

たくさんあります。

私立の試験では、空所補充や同じ意味の言い換えなど、

文法や解釈力を試す問題が多く出題されます。

 

フィーリングだけで解けるわけではありません。

長文の内容を雰囲気で読めたとしても、

共通テストで100点を取ったとしても、

私立や国公立の試験では、内容を問う問題よりも、

知識を問う問題や、文法力や解釈力を試す問題が多く出題されます。

 

そのため、文法や解釈をしっかりと学んできた人間なのかを、大学は知りたいのです。

私立系の人たちは特に、文法や解釈をしっかりと学んでいない人が多いので、

国立の試験では解釈をしっかりと学んでいる人が多く、

私立の問題を解けます。

 

しかし、私立の人たちは、

文法や解釈で解く問題につまづく人が多く、

これはもったいないです。

だから、勝てないのです。

 

マーチや早慶などの試験では、

問題の量が多いので、スピードや速読力が重要です。

 

しかし、急いで読むだけではなく、

しっかりと文法や解釈を理解することが必要です。

これを忘れないでください。

速読力を急ぎすぎて、必要な知識を落としてしまうと、

それは間違った勉強方法になります。

 

受験は一点で合否が分かれる戦いですから、

簡単に取れる問題を落としてしまうのは避けるべきです。

特に、早慶などの試験で失敗した人の答案を見ると、

どの問題を落としているかがすぐに分かります。

ネクステージやヴィンテージなどのレベルの文法で

確実に解けなければならない問題が出てきます。

そこで問題を落とすと、

どうやって点数を取り戻すのかが難しくなります。

 

基礎知識がしっかりと身についていなければ、

どの問題が大事で、どの問題を取らなければならないのか、

どの問題が捨て問題なのか、

その選別すらできません。

 

そのため、文法や解釈をしっかりと学んでいない人は、

受験に合格することは難しいでしょう。

 4月から6月までの間に、

一文をきちんと訳すことができるようになることが重要です。

 

一文をしっかりと理解し、

文法の知識を使いながら訳すことができるようになったら、

そこから長文の勉強を始めていけば良いのです。

 

そのためには、焦らず、じっくりと

時間をかけて基礎を固めることが大切です。

今はまだ焦る時期ではありません。

しっかりと基礎を固め、

その上で速読力を身につけていきましょう。

それが、受験に成功するための道筋です。

 

最後に

焦りすぎて高2の時点で色々と勉強したから大丈夫だと思って、

いきなり長文を読み始める受験生が多いです。

 

どうやったら速く読めるかという質問が多いですが、

まだその速読の段階ではないのです。

まずは一文を正確に訳せるようになってから

ゆっくりと長文を読めるようになり、

その後でスピードを考えるべきです。

 

特に、高校2年生の中には、意識が高くて模試があると、

そこで長文の問題がたくさん出てきます。

そこで取れないと焦ってしまう人が多いです。

また、プライドが高い生徒さんは、

自分は基礎をやっている場合ではないと思って、

長文を読むことに集中しすぎる傾向があります。

 

しかし、その結果、基礎が抜けてしまい、

難しい長文を読むことになってしまう人が多いです。

解釈が大事だと話しましたが、

基礎ができていないのに難しい問題に挑戦してしまう人も多いです。

 

この春は、基礎をしっかりと固め、

一文を正確に訳せるようにすることが大切です。

その原点に立ち戻って、基礎を固めることをお勧めします。

 

そうすれば、この春、基礎をしっかりと固めて頑張ることができるでしょう。

以上、英文法や英文解釈をサボった受験生の話をまとめてきました。

 怖い思いをしたかもしれませんが、

この春は基礎をしっかりと固めて頑張ってください。

 

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