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勉強における正しいご褒美の与え方とは?|武田塾枚方校

私、枚方校の校舎責任者のトミナガが、

・今「読んでいる本」

・読み終わった本をもう一度「読み直している本」

をネタにして、私自身が、

・刺激をうけたこと

・感激したこと

・伝えたくなったこと

徒然なるままに書き記していきたいと思います♪

 

正しい『ご褒美の与え方』とは?

今回、ネタにさせていただくのが、

学力の経済学(ディスカヴァー・トゥエンティワン)中室牧子さん

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↑↑↑クリックできます↑↑↑

教育の世界に客観的な「データ」を持ち込んで、

教育にまつわる疑問に、経済学の観点からビシビシ答えていく構成です。

 

今回のブログで取り扱いたいテーマは、

上記画像の本の表紙にも載っています、

「子どもをご褒美で釣ってはいけないのか?」

です。

 

「勉強」はご褒美で釣ってまで『やる価値があるもの』なのか?

上記タイトルの問いについて、皆さん、考えられたことはあるでしょうか?

私は職業柄、よく考えますね(^^)/

 

きっと皆さん(受験生も保護者様も)、

将来のために勉強するのは当たり前!

と思ってらっしゃる方が多いですよね…

 

実は、その考えは、、、

(経済学的に)大正解です♪

 

そのことを述べた部分を引用します。

経済学には「教育の収益率」という概念があり、「1年間追加で教育を受けたことによって、その子どもの将来の収入がどれくらい高くなるか」を数字で表します。そして、教育投資の収益率は、株や債券などの金融資産への投資と比べても高いことが、多くの研究で示されています。

(『学力の経済学』中室牧子、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年、kindle版ロケーション254/2162)

 

やはり、教育の力は偉大ですね…

しかし、やって意味がある」ことが実証されているのに、なぜ『ご褒美がないと』なかなか実行に移せない場合が多いのでしょうか…?

その問いに対する答えが載っていますので、引用します。

 今ちゃんと勉強しておけば、将来の収入が高くなることは数字で示されているのにかかわらず、なぜ子どもたちは、目の前にご褒美がなければちゃんと勉強しないのでしょう。

 実は、人間にはどうも目先の利益が大きく見えてしまう性質があり、それゆえに、遠い将来のことなら冷静に考えて賢い選択ができても、近い将来のことだと、たとえ小さくともすぐに得られる満足を大切にしてしまうのです。

 たとえば、半年後の正月に祖父母から5000円のお年玉がもらえるとわかっている子がいるとしましょう。その子に「1週間もらうタイミングを遅らせればお年玉は5500円になるよ」と伝えると、その子どもは「だったら、1週間我慢して5500円をもらうよ」と答えるわけです。

 一方、明日の誕生日に祖父母から5000円の小遣いをもらえるということになったとしましょう。その場合、「1週間延期する代わりに小遣いは5500円になるよ」といわれても、すぐに得られる満足を優先し、明日の5000円を選んでしまう、というようなことが生じます。

(『学力の経済学』中室牧子、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年、kindle版ロケーション254~273/2162)

 

目の前の誘惑に負けてしまう・目の前のことは先送りにしちゃう、というのは、子どもだけに限らない、人類普遍の悩みとも言えますね!

 

『正しく』ご褒美を与えることが大事♬

ですので、ここで「ご褒美」の出番です!!

「目の前の誘惑優先・大事なことは先送り」問題に対して、ご褒美がどのように役立つのか、を述べている一節を見ていただきましょう!

「目先の利益や満足をつい優先してしまう」ということは、裏を返せば「目の前にご褒美をぶら下げられると、今、勉強することの利益や満足度が高まり、それを優先する」ということでもあります。実は、子どもにすぐに得られるご褒美を与える「目の前のにんじん」作戦は、この性質を逆に利用し、子どもを今勉強するように仕向け、勉強することを先送りさせないという戦略なのです。

(『学力の経済学』中室牧子、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年、kindle版ロケーション283/2162)

 

ご褒美で釣ることは、悪いことではなく、本人のためになるのですね…!

 

しかしながら、ここで注意!

私トミナガ、

【『予告された報酬(ご褒美)』は効果が薄い】←クリック♪

という内容のブログを書きました。

 

「結局、ご褒美は良いのか悪いのか、どっちなんだ!?」

 

大丈夫です。

研究結果の主張は一貫しています。

 

上の本の中で、ある実験が紹介されていて、

それはどんな実験かというと、

・テストで良い点を取ればご褒美をあげます

・本を一冊読んだらご褒美をあげます

という2パターンのご褒美をあげたときに、子どもの学力を上げる効果を持つのはどちらか

という実験です。

 

「テストで良い点を取れば」というのは、アウトプット(結果)に対してご褒美をあげています。

「本を一冊読んだら」というのは、インプット(過程)に対してご褒美をあげています。

(『予告された報酬(○○を達成したら●●あげる)』というのは、アウトプット(結果)にたいするご褒美ですね。)

 

さて、どちらのご褒美のあげ方が学力を向上させたのか…?

 

それは、

「本を一冊読んだら」の方、

すなわち、

インプット(過程)に対するご褒美をあげたときに、成績向上の効果が見られたのです。

(ちなみに、アウトプット(結果)に対してご褒美は、学力に影響を及ぼしませんでした)

 

この実験結果より、

ご褒美を上げる側として「気をつける」ことは、

「テストで〇点をとったら、ご褒美をあげるね♪」

ではなく、

「勉強していて偉いね♪ご褒美をあげるね♬」

のように、

正しくご褒美を与えましょう、ということです!

 

武田塾 阪神甲子園校も「受験生が勉強に取り組む姿勢そのもの」をしっかり評価して、塾生の力になります!

そのうえで、塾生の志望校合格という結果にこだわっていきます!!

 

今回は以上です♫

 

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