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【受験英語】直前期にみんなが点数を落としてしまうところ

みなさんこんにちは。

武田塾姫路校です。

一般入試の真っただ中ですね...!

どんなに自信がある人でも、模試の判定が良い人でも、受験前は「もっと勉強しておけばよかった」と嘆くのが大学受験ではないでしょうか。試験を受けた直後も同じ心境かもしれませんね。

では、直前などの残された時間で出来ることは何か。

今回は特に英語について、直前期にみんなが点数を落としてしまうところについて紹介したいと思います。

今の過去問の出来は...?

直前期というのは過去問を解いていることがほとんどだと思います。基礎は随分前に習得済みで、いよいよ第一志望や滑り止めの問題を解いているということだと思いますが、中々点数が伸びずにスランプに陥ってしまっている人は居ませんか?スランプに陥ってしまうと、解く前から「難しい」というレッテルと貼ってしまうため、問題も半ば適当に解いてしまい、点数は下がる一方です。

過去問を解き始めたばかりは点数が取れなくて当たり前です。まずは時間内に解けるようにするところから始めて、徐々に正答率を上げていこうとみんな頑張ってきたと思います。これは英語に関してだけではありませんが、受験直前にも関わらず、何度過去問を解いても点数が中々伸びない人にはいくつか原因があります。後程詳しく説明していきます。

また、過去問を解いていると"どうしても苦手な問題"ってありますよね?例えば、文法の整序問題や正誤問題。関西圏の大学についていえば、関西大学の段落並び替え問題や近畿大学の短い長文の空所に適切な単語を当てはめていく問題などは、塾生から「苦手だ」という声をよくもらいます。実際、苦手な問題を正答率が上がるまで何度もチャレンジして解いている塾生が大勢居ます。このように苦手な問題が明白な場合は、そこを叩いていけば良いので対策は至って単純明快なのですが、「どこが苦手なのか分からない」という状況が一番厄介なのです。「どこから手をつけて良いか分からない」という状況のまま受験本番を迎えてしまう可能性があります。

点数が伸びない理由

基礎が抜けている or 完璧ではなかった

個人的にはこれが一番目立つ理由ではないかと思います。担当している塾生の志望校は様々ですが、本格的に過去問演習を始めてからは特にそれを実感しています。過去問を解き始めた頃は、解くこと自体に慣れていないので、全てが様子見という感じなのですが、解きなれてきたはずなのに全く手ごたえが感じられない場合は注意しましょう。加えて、先ほど前述したように苦手な箇所が明白な場合は良いのですが、どこというわけではなく全体的に大きく点数を落としている場合は更なる注意が必要です。大問ごとに問題の難易度や受験生の得点率は異なることが多いです。ということは、どの箇所でも点数を落としている場合、基本的な英語力が欠如していることが考えられるからです。

また、特に第一志望の英語が長文ばかりの人は直前にこうなる可能性が高いです。「いざ滑り止めの問題を解いてみたら文法問題が全く合わない」というパターンが多く見受けられます。長文読解に集中しすぎていると、随分前に習得したはずの英文法や英単語・英熟語が知らず知らずの間に抜けてしまっているのです。過去問を解いている時期は忙しく、他教科との兼ね合いもあり英語の勉強に使える時間は限られると思います。移動時間や問題を解くのに疲れた頃にさらっと見るだけでも良いので継続的な学習をしましょう。暗記物であれば寝る前に軽く復習するのも良いですね。

ただし、中にはそもそも「基礎が完璧ではなかった」という人も居ます。「もろい土台ではその上に立派な基礎を築くのは不可能。基礎基本が何より大事」学校の先生や予備校などで散々言われたことだと思います。しかしながらこれを身に染みて自覚するのは惜しくも受験直前期が多いです。今からでも遅くはないので、基礎の再復習を徹底的に行ってください!

過去問の見直し&復習が甘い

とにかく過去問を解いている!解く量が大事!と思っている人は居ませんか。確かに過去問をたくさん解くことは良いことです。しかし、それはきちんとした復習ありきのお話です。過去問を解いていて点数が中々上がらない人の大半は丸付けをしてからの復習が甘いです。見直しとは自分が何故解けなかったのかの原因を探ることです。ケアレスミス、時間切れ、実力不足、基礎が抜けている、など。原因は様々で、それに応じて取るべき対策も異なるからです。受験科目全体のバランスを見て、どの科目をどれだけ伸ばさないといけないかを見極めることも重要です。

過去問の復習とは、当たり前ですが、解けなかった箇所を復習することです。英語に関して言えば、文法問題は復習出来ている人が多いのですが、長文読解はどうでしょうか。全訳を一通り読んだだけでは良い復習とは言えません。内容一致が取れていない場合は、問題文の要旨が掴めていないということなので、全訳を読むのは当たり前のこと、選択肢一つ一つと本文を照らし合わせた復習が必要となってきます。具体的には、正解の選択肢は本文のどこに書いてあって、間違いの線選択肢は本文と比べてどこが違っているのかということです。それを自分で探して、または解説の助けを借りてでも良いので、納得する、という過程が大事です。やはり、納得できるまでは本文を理解できたとは言い難いです。また、文法に関しても「関係詞や分詞が解けなくなってきているな」など、具体的に自分が苦手な範囲がどこなのかが分かるのが分かる方が復習の手助けになります。基礎が抜けているとなれば、今まで使っていた参考書で復習する必要があるからです。自分でどの範囲か分からない場合は講師に質問するのが良いでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。

受験直前ではできることは何もないと諦めないでください。受験の本当に直前は、点数が取れなかったときに気持ちが落ち込むと良くないため、新たな過去問を解くことはあまりオススメしません。しかし、それまでは出来ることをしましょう!

日々の段階突破テストを見ても、今までの受験生を見ても、たった一週間でかなり軌道修正してきた例は少なくありません。残り少ない時間、最後まで悔いのない勉強をしてください。

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