こんにちは！
武田塾阪神甲子園校です！
今回のテーマは「これからの受験の話(私立編)」です。
受験勉強をしているものの実際、入試までのスケジュールがわからない…
そんな受験生は必見！
入試までのやるべきスケジュールを詳しく紹介します！
9・10月にやること
8月末までの目標は、志望校の一つ下に合格できるレベルに達することです。
つまり、予定通り勉強が進んでいても8月末の段階では志望校のレベルには到達していないということ。
したがって、9・10月は志望校に合格できるレベルまで実力を仕上げていく時期になります。
例えば早慶志望であれば、MARCHの過去問を8月末の段階で突破していれば非常に優秀です。
そこから『ポレポレ英文読解50』といった早慶レベルの参考書を秋口で仕上げていき、そこから早ければ10月ぐらいに第一志望の過去問に入れるととても良いでしょう。
これは比較的早いペースだと言えます。
ただ第一志望の過去問に触れ、課題を見つけてそれをさらに仕上げていくという作業に取り組むのは、早ければ早いほど有利です。
過去問をやりこむ時間はかなり重要です。
「過去問は直前にやること」と決めこんで、12月まで引っ張るというようなことになると、不利な戦いを強いられることになります。
過去問をやる目的は、志望校と自分の距離を知り、どうしたら受かるのかを考えることです。
武田塾の早慶ルートを終わらせたとしても、はじめて早慶の過去問に取り組んだら3・4割……。
それが普通です。
合格のためには7割は欲しいので、4割を上げるために過去問を解いて自分の足りない部分を徹底的に復習する。
それが10月にすべきことです。
過去問演習をする中で多いのは文法系のミス。
他にもイディオムや単語と前置詞の呼応など、抜けがちな知識を過去問演習でさらって、赤本ノートで振り返りをするのがおすすめです。
11・12月にやること
10月は基礎の復習をするために過去問演習を行う時期でした。
11・12月からは本格的な過去問演習を行う時期になります。
過去問は受ける学部の数だけやらなくてはいけません。
早稲田大学で4学部を受験するなど珍しくありませんし、MARCHや関関同立を併願するならそれらの過去問演習も並行して行わなければなりません。
過去問を解いて「この学部は相性がいい」「ここは少し実力が足りないから、安全校にはできない」といったことを理解していないと、併願が組めないからです。
併願校は年内には決めたいので、11・12月には第一志望以外の過去問も行いましょう。
また、実力を定着させること、参考書の完成度を上げることもこの時期に過去問を解く目的です。
受験スケジュールについて
受験スケジュールを組む時期についてですが、大学を調べて候補のリストアップをすることも含めて考えると、もうこの夏には考え始めていてほしいです。
そこから年末にかけて併願校の絞り込みをしていきましょう。
第一志望に関しては試験日ギリギリまで粘って実力を完成させるつもりだと思いますが、滑り止めや第二志望群というところは年末までが確定させたいラインになってきます。
私立志望の人のほうが受ける大学が多いため、併願校の重要性が上がってきます。
私立志望だと良くも悪くも選択肢が多すぎるため、絞り込みは早め早めにしておかないと苦しくなります。
2教科型や共通テスト利用など、受験方法も様々なので、情報収集という意味でも早めに過去問に着手しなければいけません。
ここで後手に回れば回るほど、苦しい戦いを私立志望は強いられることになります。
私立志望の共通テストへの向き合い方
共通テストが気になる私立志望の人も多いのではないかと思います。
向き合い方や対策のスケジュール期間は人によって違いますが、共通テストそのものを併願校の受験に利用する方は早めにマーク模試を受けていることかと思いますし、過去問演習の中に組み込んでいく必要があるというのは間違いないでしょう。
共通テストで滑り止めを抑えたい人の場合、例えば志望校が早慶のように高くて共通テストでも点数が取れる、実力が共通テストにも反映されるような人であれば併願校の対策を減らせるメリットがあります。
このように、実力に自信がある人であれば、共通テストに取り組むことで私立の対策を絞り、第一志望の対策に力を入れる戦略を取ることができます。
ただ、実力が中途半端で私大の対策も微妙、共通テストでも点が取れないという方が共通テストに時間を割くのはナンセンスでしょう。
私立対策と共通テストは対策も傾向も違います。
実力が不十分なのに両方を追うとどちらも中途半端になってしまうので、私立入試の対策に専念したほうがよいでしょう。
やるとしても対策は最後の一週間ぐらいで行い、共通テスト利用で合格が取れたらラッキーぐらいに考えましょう。
年末年始から直前にかけて対策したり、模試のたびに少し戦略を考えておいたりするなど、コスパよく対策できるならやってもいいかもしれません。
しかしMARCH・関関同立で共通テストを使わない方式の人であれば、基本的には共通テスト対策はしないという路線になるでしょう。
MARCH第一志望の人の滑り止めになるのは日東駒専。
日東駒専と共通テストの過去問を比べていただくとわかると思うのですが、日東駒専のほうが解きやすいんですよね。
1・2月にやること
共通テストを受ける人であれば、1月は共通テスト対策と共通テスト本番が終わり次第、一気に私大対策を行う期間になります。
共通テストから2月中旬くらいの私大入試までは1ヶ月あるので、そこでもまだ実力はつきます。
ここがあるから油断していいということではありませんが、ここで１点でも差がつけば合否は変わる可能性があります。
ただし、この期間に何かすることを残しておく、というふうに今から計画を立てるのはやめておきましょう。
さて、2月にはいよいよ受験の本番です。
2月はほぼ試験で埋め尽くされ、勉強はほとんどできないでしょう。
人によっては3月入試の人もいらっしゃるでしょう。
自分の志望校合格まで頑張りましょう。
まとめ
私立志望の人は、今の各月の重要性を踏まえたうえで考えることは、どこまでなら参考書を仕上げられるか。
この参考書をやりすぎた結果、過去問が全然できなかった……
ということにならないようなバランスの調整を考えて、MARCHルートまでは戦い切り、それ以下のレベルの完成度は最大限高めておく、これが今できる最大のことだと思います。
それでは今回のまとめです。
過去問は直前期に始めるのではなくできるだけ早い時期から解きましょう！
夏から受験する大学のリストアップを始めましょう！
これからのスケジュールに向けて今のうちに基礎固めを終わらせましょう！
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【私立志望必見】入試の日までにやるべき勉強スケジュールを紹介
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