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今回は「県外の国公立大学と地元の私立大学の費用の比較」についてお話ししていきます。
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志望校選びで話題に挙がるものと言えば・・・
大学の志望校を考えていくうえで、国公立大学と私立大学のどちらにするのかというのを悩む人はかなり多いと思います。
そんな中でよく聞かれる話として、学費や費用の話が挙げられます。
特に、国公立大学は私立大学に比べて学費が安いから国公立に進んでほしいという保護者の方は多いと思います。
このように、志望校や進路を決めるうえで大きな要素になってくる費用について、今回のブログでは学費だけでなく県外に住んだ場合の生活費なども交えて徹底比較していきます！！
今回のブログの内容を志望校決定のヒントに使っていただけると嬉しいです！！
国公立大学と私立大学の学費比較
まずは、最も話題に挙がる国公立大学と私立大学の学費を比較していきます。
国立大学はほぼ一律で示すことができるのですが、公立大学と私立大学の学費については学校によってばらつきがあるため、平均の金額を表しています。
なお、こちらの情報は文部科学省の「国公私立大学の授業料等の推移」という資料から令和元年～2年の値を引用しています。
【引用元URL】
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1412031_00002.htm
| 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 | |
| 大学の学費(年間) | 535,800円 | 536,382円 | 911,716円 |
※大学入学時にかかる入学金は上記には含まない。
⇒参考までに入学金は国立大学で282,000円、公立大学で392,111円、私立大学で248,813円。
学費以外にかかる生活費
次に、年間で学費以外にかかる費用の平均について触れていきます。
ここでは、ブログのタイトルにあるように「一人暮らしで県外の国公立大学」に通う場合と「自宅・実家から地元の私立大学」に通う場合で比較をしていきます。
こちらは、学生による個人差や家庭による差があるため平均値を示していきます。
なお、こちらについては日本学生機構の「令和2年度学生生活調査集計表」という資料を引用しています。
【引用元URL】
https://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_chosa/__icsFiles/afieldfile/2022/10/17/houkoku20_2.pdf
県外の国公立大学に通う場合
| 国立大学 | 公立大学 | |
| 食費 | 288,400円 | 265,600円 |
| 住居・光熱費 | 530,400円 | 493,000円 |
| 保健衛生費 | 40,200円 | 43,900円 |
| 娯楽・嗜好費 | 136,900円 | 137,400円 |
| その他の日常費 | 146,900円 | 173,400円 |
| 計 | 1,142,800円 | 1,113,300円 |
地元の私立大学に通う場合
| 私立大学 | |
| 食費 | 86,700円 |
| 住居・光熱費 | 0円 |
| 保健衛生費 | 41,400円 |
| 娯楽・嗜好費 | 131,100円 |
| その他の日常費 | 132,800円 |
| 計 | 392,000円 |
県外の国公立に通うために一人暮らしをする場合と地元の私立大学で家族と生活をする場合に最も大きな違いとして「住居・光熱費」のようです。
実家にいればご両親と一緒に生活するため家賃が不要だったり光熱費を負担してもらえたりするのですが、一人暮らしだとその分の支出が大きくなります。
それ以外にも、「食費」も大きな違いを生み出しているようです。
もちろん、自炊するかどうかで個人差はあると思いますが、実家暮らしに比べると一人暮らしの場合は外食の機会は増えるでしょう。
大まかな計算になりますが、県外の大学に通う場合の生活費は約110万円であるのに対して、実家暮らしの場合は約40万円と年間でおよそ70万円の差が生じます。
では、学費と生活費を総合して比較するとどうなるでしょうか？
まとめ(費用の総合比較)
これまで触れてきた、それぞれの大学の学費と県外・地元における生活費をまとめると…
| 県外の国立大学 | 県外の公立大学 | 地元の私立大学 | |
| 学費 | 535,800円 | 536,382円 | 911,716円 |
| 生活費 | 1,142,800円 | 1,113,300円 | 392,000円 |
| 計 | 1,678,600円 | 1,649,682円 | 1,303,716円 |
学費と生活費を合わせて年間で比較すると、県外の国公立大学に進学する場合は約165万円なのに対し、地元の私立大学に進学する場合は約130万円となります。
年間で約35万円の差となり、4年間で35万円×4年間＝140万円ほど地元の私立大学に進学する方が費用が抑えられる傾向にあるようです。
もちろん、費用というのは志望校や進学先を決めるうえで要素の1つにすぎません。
皆さんが現段階で考えている志望校が就職に強いかどうかであったり、生活する地域によって家賃や物価が違ったりするためそれによって今回示した平均値からズレが生じることもあるためあくまで目安として活用してください！！
また、特に私立大学を志望校として考えている場合は冒頭で触れたように大学によって学費が異なるので各自で大学のパンフレットや公式ホームページなどで下調べをすることをお勧めします。
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