こんにちは！武田塾二俣川校です🌻
夜は冷え込むようになり、本格的な冬が始まりそうになってきました。
高校2年生はもうすぐ受験生！受験に向けてなにか準備は出来ているでしょうか？？
まだ何も考えていないという方はぜひこの記事を読んで、考えてみてください。
大学受験には、英検を利用した受験方式が存在します。
必ずしも必要になるというわけではありませんが、下級生から受験準備をしたい場合などには、直接的に点数に関わる分野の1つといえるでしょう。
そんな英検についてですが、
―大学受験の内容との違いはあるの？―
―3年生からでもやっておくべき？―
などといった不安や疑問があると思います。
そこで今回は、こういった英検と受験の並行や、いつまでに準備しておくべきかについてご紹介しようと思います！
英検とは？
英検こと実用英語技能検定は、文部科学省が後援している検定です。
1~5級(準1,2級)の7段階に分かれており、大学受験に影響を持つのは準2級~1級の4段階となっています。
検定の合格判定のほかに、CSEスコアという結果も送付され、こちらも受験の判定に使用することができます。
英検の受験方式
英検の受験方式には、これまで行われてきた従来式と、2020年度から新たに導入されたS-CBT式の2つが主にあります。
従来式とS-CBT式には、さまざまな違いがあります。
従来式では、年3回の実施と、1次・2次で日程が分かれているところが特徴です。一方S-CBT式では、基本は毎週土日に実施され、1日ですべての試験を行います。受験を自分スケジュールと調整できるのは、S-CBT式のメリットですね！
ただし、S-CBT式では準1-3級のみ受験可能、同じ級の受験は4カ月に2回までの制限があること、受験は会場に設置されたパソコンを用いることなどの制限があります。また、従来型ではスピーキングテストは面接で行われていましたが、S-CBT方式では録音方式となっています。
人によるかもしれませんが、対人での会話が苦手な方にはS-CBT方式はいいかもしれませんね。パソコンでの受験は少し違和感があるため、慣れていないと普段の筆記試験と比較すると時間がかかってしまいます。そのため、初回から本領発揮をするのは少し難しいと思います。
従来式とS-CBT式の比較
| 従来式 | S-CBT式 | |
| 実施回数 | 年3回(5-6月,9-10月,1-2月) | 原則毎週末 |
| 日程 | 1次・2次別日程 | 1日 |
| 受験可能な等級 | 1-5級 | 準1-3級 |
| 回数制限 | なし | 同級は4カ月に2回まで |
| 受験方法 | 筆記・スピーキングは面接 | 会場のPC・スピーキングは音声 |
ではこの2つの方式は、それぞれどのような人におすすめできるのか？ご紹介したいと思います！
どちらがおすすめ？
ではこの2つのうち、どれがどのような人におすすめできるのか？ご紹介したいと思います。
従来式に関しましては、年3回と設定されているため、目標設定がしやすいところが1つのポイントです。長いスパンで計画できる下級生に非常におすすめです。
S-CBT式に関しては、3年生や既卒生におすすめです。受験日程が決まっていませんので、自分の実力を把握する模試の1つとして受験することもでき、後半に差し掛かってもいつでも準備ができるところは1つ大きなメリットですね！
英検と受験勉強の両立は可能か？
ここまで解説したところで、英検と受験勉強の並行についてです。
結論から言いますと、可能ではありますが簡単ではありません。
特に私立大学志望で、3年生からの受験は推奨できません。
英検では、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能が必要となります。
一方、私立大学の多くでは、4技能のうちリーディング・ライティングの2技能を求められることが非常に多いです。
この場合、下級生から準備していない限り、2つの技能は受験勉強において対策の必要がないものを勉強することになります。
志望校にもよりますが、この2つを勉強しているうちに他の科目や、ほか2つの技能を磨いた方が効率的です。
いつまでに準備するべき？
ではいつまでに準備をするべきか？ということですが、2年生のうちに少なくとも2級まで取っておけると、3年生になってからの受験に余力を持たせることができるでしょう。
受験で大きく差が開くのは、まぎれもなく英語の点数です。少しでも万が一の事態に備えるためにも、下級生は今の内から英検でできる対策はしておきましょう！
いかがでしたでしょうか？
英検で最低点を担保しておけるだけでも、受験への不安が和らいだり、計算して勉強の比重を調整することができます。持っておいて悪いことはありませんので、早めの対策をしておきましょう！
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