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【出町柳通信12月号】出町柳校の講師が選ぶ 「やめて良かった勉強」ランキング

6月ブログ① (4)

「勉強時間はそれなりに取っているのに、模試の偏差値がほとんど動かない…」
出町柳校の相談でとても多いのが、この悩みです。

こういうとき、
「もっと量を増やそう」
「新しい参考書を買おう」
とやることを増やしがちですが、
実はそれ以上に大事なのが 「やめること」 を決める ことです。

今回の記事では、
京大・同志社・府立医大などに合格した出町柳校の講師たちに

「受験期にやめて本当に良かった勉強の習慣は?」

を聞き、
「やめた瞬間、伸び方が変わった」と答えた数が多い順
ランキング形式でまとめました。

この記事を読み終わるころには、
あなたにもきっと「今日からこれはやめよう」と思えるクセが
1つは見つかるはずです。

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目次
  1. 第5位:解説を読まずに「〇×だけつけて終わり」
    1. どんなクセ?|答え合わせ=丸つけだけの状態
    2. なぜやめた?|同じミスを何度もくり返す地獄
    3. どうやってやめた?|出町柳校講師の答え合わせ手順
  2. 第4位:分からない問題を「とりあえず後回し」にして放置
    1. どんなクセ?|「?」だけが増えていく…
    2. なぜやめた?|「分からない」を溜めるほど次の単元が苦しくなる
    3. どうやってやめた?|その場で解決するための「質問メモ」
  3. 第3位:とりあえずノートをきれいにまとめる
    1. どんなクセ?|色ペンは増えるのに、点数は増えない
    2. なぜやめた?|「理解した気分」だけ高くて定着していない
    3. どうやってやめた?|「問題ベース」のノートに変える
  4. 第2位:スマホを机の上に出したまま勉強する
    1. どんなクセ?|通知が鳴るたびに集中が切れる
    2. なぜやめた?|「3時間勉強したつもりが、実質2時間以下」問題
    3. どうやってやめた?|出町柳校講師のスマホ封印ルール
  5. 第1位:問題集を「1周しただけ」で満足してしまう
    1. どんなクセ?|「この問題集、もう終わりました!」の落とし穴
    2. なぜやめた?|合格者は「できるまで」回している
    3. どうやってやめた?|「何周目で伸び始めたか」リアル体験談
  6. 番外編|じつは一番危ない「頑張っているつもり」パターン
    1. 深夜までの勉強を努力だと思い込む
    2. 友だちが使っているから、という理由だけで教材を増やす
  7. 悪いクセをやめるための3ステップ
    1. ステップ1:自分のクセに「名前をつける」
    2. ステップ2:「やめる」だけでなく「代わりにやる行動」を決める
    3. ステップ3:1週間ごとに「まだ残っていないか?」をチェック
  8. まとめ|「1つやめる」だけで、勉強の効率は大きく変わる
  9. 出町柳校の無料受験相談で「自分だけのリスト」を一緒に作りませんか?

第5位:解説を読まずに「〇×だけつけて終わり」

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どんなクセ?|答え合わせ=丸つけだけの状態

問題集を解いて、答え合わせをするとき、

  • 合っていたら〇をつけて終わり

  • 間違っていたら×をつけて、正解だけチラッと見て次へ

というやり方、心当たりはありませんか?

一見テキパキ進んでいるように見えますが、
講師たちの共通認識は

これは、勉強している「つもり」になっているだけ

というもの。

解説をきちんと読まない=
「なぜ間違えたのか」「どう考えるべきだったのか」を放置している状態
になってしまいます。

なぜやめた?|同じミスを何度もくり返す地獄

のクセをやめた理由として多かったのが、

  • 「模試で、見覚えのあるパターンなのにまた落とした」

  • 「問題集は進んでいるのに、テストの点数が変わらない」

という経験です。

つまり、

「間違いの原因をつぶしていないから、
何回解いても同じところで転ぶ」

ということに、あるタイミングで気づいたわけです。

どうやってやめた?|出町柳校講師の答え合わせ手順

講師たちが実際にやっていた、シンプルな手順を紹介します。

  1. まず、自分の考えを書き残す

    • 「どこまで分かっていたか」を自分の言葉でメモする

  2. 解説をじっくり読む

    • 「自分の考え」と「模範解答」の違いをチェック

  3. 差を一言でまとめる

    • 例:「定義を思い出せていない」「公式の条件を忘れている」など

  4. 次に同じタイプの問題に出会った時の“注意ポイント”を書く

    • 「この形式が出てきたら、まず○○を確認する」のように書き足す

解説を読む時間は増えますが、
その分 「同じ失敗をくり返さない仕組み」ができる ので、
結果的に勉強効率は上がります。

第4位:分からない問題を「とりあえず後回し」にして放置

3

どんなクセ?|「?」だけが増えていく…

分からない問題に出会ったとき、

  • とりあえず飛ばして次へ

  • 「あとで見直そう」と思って、そのまま…

というパターンもかなり多いです。

気づいたら、
ページの端に「?」や付箋だけが増えている…。
心当たりのある人もいるかもしれません。

なぜやめた?|「分からない」を溜めるほど次の単元が苦しくなる

このクセを続けるとどうなるか。

  • 分からないところが増える

  • その単元を使う次の内容も、当然あやふやになる

  • 結果として、だんだん授業が理解できなくなっていく

という悪循環が生まれます。

講師の一人は、

「放置した“分からない”は、時間がたつほど
解決コストが上がっていく」

と言っていました。

その場でつまずきを解消しておけば5分で済むものが、
1か月後には1時間かかる…というイメージです。

どうやってやめた?|その場で解決するための「質問メモ」

出町柳校の講師がよく勧めるのは、
「質問メモ」を1冊つくる方法 です。

  • 分からない問題に出会ったら、その場で

    • 問題番号

    • どこまで自分で考えたか

    • どこから分からなくなったか
      をメモ帳にまとめる

  • 「このページにたまったものは、必ず誰かに質問して解決する」と決める

こうしておくと、

  • 自習中に何を質問すべきか一目で分かる

  • 講師・先生に質問するときも、説明がスムーズ

  • 質問したこと自体が、あとで見返す「弱点リスト」になる

というメリットが生まれます。

「とりあえず後回し」をやめて
「分からない」を「捕まえておく」習慣 に変えるだけで、
理解のスピードがかなり変わります。

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第3位:とりあえずノートをきれいにまとめる

4

どんなクセ?|色ペンは増えるのに、点数は増えない

これは特に真面目なタイプに多いクセです。

  • カラーペンを何色も使って、ノートを装飾

  • 教科書や授業内容を、そのまま写し直す

  • 「自分だけの完璧なまとめ」を作ることが目的になってしまう

見た目はとても充実していますが、
テストが近づくと気づきます。

「こんなにきれいなノート作ったのに、
全然問題が解けない…」

なぜやめた?|「理解した気分」だけ高くて定着していない

講師たちがこのクセをやめたきっかけは、

  • 「まとめているときは分かった気になる」

  • 「でも、いざ白紙に問題が出ると、手が止まる」

というギャップでした。

つまり、
「インプットして満足しているだけで、アウトプットが足りていない」
ということです。

入試本番で点数になるのは、
きれいなノートではなく、
その場で問題を解き切る力 です。

どうやってやめた?|「問題ベース」のノートに変える

そこで講師たちが実践したのが、
「まとめノート」から「問題ノート」への切り替え です。

  • ノートには「大事な問題」と「自分が悩んだ問題」だけを貼る(or書く)

  • その問題の横に、

    • 自分が最初にやった解き方

    • 解説を読んで気づいたポイント

    • 次に同じ問題を解くときのチェック項目
      を書いておく

こうすると、

  • 復習するときに「解けるようになりたい問題」だけが集まっている

  • 自分用の弱点克服ノートになる

  • ノートを見返す=アウトプットの訓練になる

という形に変わります。

「きれいにするためのノート」から
「解けるようになるためのノート」へ
この意識の変化が、合格講師たちの共通ポイントでした。

第2位:スマホを机の上に出したまま勉強する

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どんなクセ?|通知が鳴るたびに集中が切れる

家で勉強しているとき、

  • タイマーを使うつもりで、スマホを机の上に置く

  • そのまま通知が目に入って、つい触ってしまう

  • SNS・動画・ゲーム… 気づいたら30分以上たっていた

という流れ、たくさんの講師が「やってしまっていた」と答えました。

なぜやめた?|「3時間勉強したつもりが、実質2時間以下」問題

多くの講師が口をそろえて言っていたのが、

「勉強時間を記録していたけれど、
あとから振り返ると半分くらいは集中していなかった」

という実感です。

  • 5分だけ動画を見るつもりが、いつの間にか30分

  • 友だちからの連絡が気になって、問題に戻っても頭が切り替わらない

  • 集中が切れたぶん、解くスピードも理解力も落ちる

結果として、
「勉強している時間は長いのに、中身が薄い」
という状態になってしまいます。

どうやってやめた?|出町柳校講師のスマホ封印ルール

講師たちが実践していたのは、とてもシンプルです。

  • 勉強するときは、

    • 物理的に別の部屋に置く

    • 家族に一時預かりしてもらう

    • ロッカーやカバンの奥にしまい、すぐ触れない場所に置く

  • タイマーは、

    • 100円ショップのキッチンタイマー

    • PCやタブレットのタイマー機能
      などで代用

中には、

  • 「模試本番にスマホはない」と考えて、
    勉強時は必ず手元から離していた

  • 1日の終わりにまとめてスマホを見る「時間帯」を決めていた

という声もありました。

「スマホを触らないように頑張る」のではなく、
「そもそも触れない環境を作る」

これが、集中力を保つうえでのコツだといえます。

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第1位:問題集を「1周しただけ」で満足してしまう

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どんなクセ?|「この問題集、もう終わりました!」の落とし穴

堂々の第1位はこれでした。

  • 問題集を1周やり切ったら、すぐ次の参考書へ行きたくなる

  • 表紙にチェックをつけて、達成感を味わってしまう

  • 「1周=その教材は終わり」と思っている

しかし、講師たちが受験を通して痛感したのは、

「1周しただけでは、ほとんど身についていない」

という現実です。

なぜやめた?|合格者は「できるまで」回している

ある講師は、こう話していました。

「模試で合格者の友人に点数を抜かれたとき、
勉強時間はそんなに変わらないのに復習の回数が全然違った」

合格している人ほど、同じ教材を

  • 2周どころか3周、4周

  • 苦手な単元は部分的に5周以上

というレベルで回していました。

つまり、

  • 1周目は「内容を知る」段階

  • 2周目以降でようやく「自力で解ける」ようになり始める

という感覚です。

どうやってやめた?|「何周目で伸び始めたか」リアル体験談

講師たちの具体的な例をいくつか挙げます。

  • 英単語帳

    • 1周目:ほぼ覚えられない

    • 2〜3周目:見れば意味が分かる単語が増える

    • 4〜5周目:発音を聞いたり、長文で見ても反応できるようになる

  • 数学の問題集

    • 1周目:解説を見ないと全く進まない単元あり

    • 2周目:似たタイプの問題なら、途中までは自力でいける

    • 3周目:重要問題は、ほぼ時間内に自力で解ける

多くの講師が共通していたのは、

「できると実感できたのは、だいたい3周目以降だった」

という点です。

そこで意識したのが、

  • 「この教材は、最低3周はやる」と最初に決める

  • 1周目は、できなくても落ち込まない

  • 2周目・3周目で、自力で解ける問題を増やしていく

という勉強への向き合い方でした。

「1周した=終わり」ではなく、
「できるまで=ゴール」
という考え方に変えた瞬間、
一気に成績が動き始めた、という声が多かったです。

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番外編|じつは一番危ない「頑張っているつもり」パターン

ランキングには入れませんでしたが、
講師たちが口をそろえて「これは危険」と挙げたクセもあります。

深夜までの勉強を努力だと思い込む

「本当に集中できる時間帯を増やす」ことが大切 で、
ただ起きている時間を伸ばしても、成績にはつながりにくいといえます。

友だちが使っているから、という理由だけで教材を増やす

  • 「あの子が使っている参考書、私も買おう」

  • 気づいたら、ほとんど手つかずの本が何冊も…

という状態も要注意です。

大事なのは、
「今の自分のレベルで、何をどこまでやり切るか」
であって、
教材の数ではありません。

悪いクセをやめるための3ステップ

ここまで読んで、

「自分にも当てはまるかも…」

と感じた人も多いはずです。

最後に、実際に行動を変えるための
シンプルな3ステップを紹介します。

ステップ1:自分のクセに「名前をつける」

まずは、この記事の中で

  • 自分がやってしまっているクセ

  • 特に心当たりがあるもの

に、チェックをつけてみてください。

そして、ノートの端などに

  • 「丸つけだけ勉強」

  • 「1周で満足病」

  • 「スマホ机の上族」

など、自分なりの「呼び名」を書いておくと、
次に同じ行動をしそうになったときに気づきやすくなります。

ステップ2:「やめる」だけでなく「代わりにやる行動」を決める

悪いクセを単に「やめよう」と思うだけでは、
なかなか続きません。

  • 「丸つけだけ勉強をやめる」→
    「間違えた問題には必ず原因メモを書く」

  • 「スマホ机の上族をやめる」→
    「勉強するときは、スマホを別の部屋に預ける」

のように、
「やめる行動」とセットで「やる行動」を決める のがポイントです。

ステップ3:1週間ごとに「まだ残っていないか?」をチェック

1日や2日で完璧にクセを直すのは難しいので、
「1週間単位」で振り返る のがおすすめです。

  • 1週間の終わりに、「今週できたこと・できなかったこと」を1行でメモ

  • できなかった日があってもOK。
    「なぜできなかったのか?」を考えて、次の週の工夫につなげる

この小さな振り返りをくり返すことで、
少しずつ、でも確実に勉強の質が変わっていきます。

まとめ|「1つやめる」だけで、勉強の効率は大きく変わる

今回のランキングをもう一度振り返ると…

  1. 問題集を「1周しただけ」で満足してしまう

  2. スマホを机の上に出したまま勉強する

  3. とりあえずノートをきれいにまとめる

  4. 分からない問題を「とりあえず後回し」にして放置

  5. 解説を読まずに「〇×だけつけて終わり」

どれも、
「やってはいけない」と頭では分かっていても、
つい続けてしまうものばかりです。

でも、逆に言えば、
どれか1つを手放すだけでも、
勉強の効率は大きく変わる
ということでもあります。

出町柳校の無料受験相談で「自分だけのリスト」を一緒に作りませんか?

自分のクセは、自分ではなかなか見えないものです。

  • どこで時間をムダにしているのか

  • どんな勉強のクセが足を引っ張っているのか

  • どの習慣から優先的に変えていくべきか

こういった部分は、
第三者の視点が入ると一気に整理しやすくなります。

出町柳校の無料受験相談では、
あなたの今の勉強法や生活リズムをもとに、

  • 「これは続けてOK」な習慣

  • 「ここは今日からやめた方がいい」習慣

を講師と一緒に洗い出し、
「やめるリスト」 と 「やるべきことリスト」 をセットで作る お手伝いをしています。

「頑張っているのに伸びない」と感じている人ほど、
実は「やめるだけで伸びるポイント」をたくさん持っていることが多いです。

少しでも気になった方は、
ぜひ一度、出町柳校に相談してみてください。
あなたの受験勉強が、今日からもっと効率よく進むきっかけになれば嬉しいです。

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出町柳校では、随時無料受験相談を行っております。

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