
今回は、出町柳校の講師として在籍している京大講師の理乃先生に、無理を言って留学ブログを書いてもらいました!
留学を考えている人には超素晴らしい内容になっているので是非読んでみて下さい!
現在留学中の理乃先生の留学生活をご紹介!
こんにちは!9月下旬からイギリス・ロンドンにあるUniversity College London (UCL) に交換留学中の理乃です!
このブログでは海外大学でのリアルな留学生活について紹介します。
「海外の大学ってどんな授業なの?」「英語で友達を作るのは大変?」といった疑問を持つ人も多いと思います。
海外留学に興味がある人も、今は特に考えていない人も、「大学にはこんな選択肢もあるんだ〜」と知ってもらえれば嬉しいです。
留学生活の1日のスケジュール【平日/週末の過ごし方】

平日
平日の1日はこんな感じです
8:00-11:00 起床、朝食、掃除、準備
11:00-12:00 授業
12:00-13:00 友人の寮でランチ
14:00-17:00 授業
18:00-20:00 サークル
20:00-23:00 夕食、日本の就活、寝る準備
23:00-24:00 ゴロゴロ、就寝
授業の合間には、現地でできた友人とお昼ご飯を作ったり課題をしたりします。
大学がロンドンの中心地に位置しているので、時間がある時はロンドン市内を散歩したり、食料品の買い出しに行ったりすることもあります。
授業後はサークルや大学のイベントに参加することが多いです。大学の学生団体が頻繁にイベントを開催してくれるので、多国籍の学生と交流できる機会がたくさんあります。
私は大学3年生なので、日本での就職活動も並行して行っています。面接や企業のイベントは時差の関係で深夜か早朝なので、就活と留学の両立はかなり体力を使います。
そのため、大学2年生のときに留学していればよかったな〜と思うこともあります(そのためには入学直後から準備しなければなりません!)。
週末
時間がある週末は、近郊の街へ日帰り旅行に出かけることが多いです。
これまでに、ビッグベンやタワーブリッジなどロンドン市内の名所はもちろん、オックスフォードやグリニッジ、バースといった歴史ある街も訪れました。
どの街もとても美しく、日本とは全く異なる景観にいつも胸を躍らせています。
留学の授業はこんな感じ!

評価の内訳:出席・課題・小テスト・期末試験
日本の大学では、1コマ90分の講義形式で、期末試験だけで成績が決まる授業が多いです。
しかし、海外では違います。
私の通うUCLでは、1コマは50分。週に2回の講義に加えて、週に1回のセミナー(少人数で議論する授業)が行われることが多いです。
また、成績評価方法も、期末試験ではなくエッセイやグループワーク、プレゼンテーションなどが中心です。
正直、日本の大学では「期末試験前だけ頑張ればなんとかなる」という授業も多かったのですが、こちらではそうはいきません。
事前に提示された論文を読み、きちんと予習した上で、毎回の講義やセミナーにちゃんと出席し、自分の考えを発言することが求められます(どう考えても日本もこうあるべきですが...)。
宿題の量に関しては、日本とそれほど大きく変わらない印象ですが、もちろん全て英語なので、日本よりも時間がかかって大変です。
英語で受ける授業の乗り切り方
私は高校時代にアメリカに留学していたことがあるので、英語にはある程度自信がありました。
しかし、いざイギリスの大学で授業を受けてみるとーー
想像以上に「イギリス英語」が聞き取れません!
先生方は比較的ゆっくり話してくださるのでだいたい何を言っているかはわかるのですが、慣れない発音に苦戦しています。
しかしありがたいことに、ほとんどの授業が講義を録画・録音してくれているので、後から何回でも見直すことができます。
授業資料も公開されているので、復習しやすく、非常に助かっています。
英語の壁と伸ばし方【高校生でも真似できる勉強法】

簡単な映画を使った勉強法
私のイギリス英語力アップに役立ったのが、映画『Paddington(パディントン)』です。
この映画は、主にイギリスを舞台にした物語で、子供から大人まで楽しめる可愛い作品です。
登場人物がみんなイギリス英語を話すので、アクセントや言い回しを自然に耳で覚えることができます。
私は映画を何回も観て、表現を覚えたり、発音に耳を慣らしたりしました。
今のところ3作品あるので、飽きずに勉強できます。
使われている英語も比較的わかりやすく、英語学習初心者にもおすすめです。
さらに、映画の中には、名前の由来となったPaddington駅や自然史博物館など、ロンドンの名所がたくさん登場します。
実際にロンドンの街を歩くと「ここ、映画で見た場所だ!」と感動しました。
映画をきっかけに私自身もすっかりパディントンのファンになり、
今では小さなパディントンのぬいぐるみを大切にしています。
最近、駅でパディントンのミュージカルの広告を見かけたので、
留学中に必ず観に行きます。
英語の勉強は参考書だけでは続きません。
好きな映画やキャラクターを通して学ぶと、自然に耳が慣れて、モチベーションも上がるのでおすすめです!
住まいのリアル

寮での生活
私は現在、大学の学生寮に住んでいます。
大学から歩いて通える距離にあり、立地は最高です。
イギリスでは、日本でいう「アパート」のような部屋をフラット(flat)と呼びます。
私のフラットには、私を含めて5人が住んでいて、トイレ・シャワー・キッチンを共有しています。
自分の部屋には大きな机と薄暗い照明があり、いつもここで勉強をしています。
部屋の暗さには慣れました。
Wi-Fiの速度は安定していますが、たまに壊れて使えないときがあります。
週に1回、プロの清掃員が共用スペース(トイレ・シャワー・キッチン)を掃除してくれるので、
自分で掃除するのは自分の部屋だけ。とても楽で助かっています。
寮には食事付きタイプと自炊タイプの2種類があります。
私は後者の自炊タイプを選びました。
理由は、イギリスの食事があまり好みではないことと、自分の好きなタイミングで好きなものを食べたいからです。
洗濯機と乾燥機の使用は有料で、1回の利用に1000円もかかります。
さすが物価の高いロンドン、という感じです。
通学時間と安全面の体感
寮はロンドンの中心地にあるため、大学にも観光地にもアクセスがよく、スーパーも近くにあって非常に便利です。
その一方で、中心地ならではのデメリットもあります。
例えば、たまに深夜に外から爆竹や花火のような爆音が聞こえることがあり、心臓に悪いです。
また、週に1回以上は必ず火災報知器が鳴ります。
毎週テストをしているらしいのですが、毎回本当にびっくりします。
この前は、深夜に火災報知器が鳴って外に避難したところ、なんと消防車が5台も来ました。
ついに本物の火事が起きたのかと思ったら、やはり誤作動でした。
このブログを書いている最中も鳴りました笑
こんな話をした後であまり説得力はないと思いますが、私はかなりこの寮を気に入っています。
ちょっとした不便さも外国生活ならではの面白さだと思って楽しんでいます。
食事の話

スーパー事情・自炊・外食について
先ほども述べた通り、私は自炊メインの生活を送っています。
物価の高いロンドンでは、外食をするとお昼でも3000円を軽く超えてしまいますが、
スーパーの食材は比較的手頃な価格で手に入ります。
ブルーベリーやいちご、グリークヨーグルト、アボカドなど、日本では高価な食材も安く買うことができるのは嬉しい点です。
チーズの種類も非常に豊富で、最近はフェタチーズをサラダにのせて食べるのがお気に入りです。
イギリスのスーパーには、電子レンジで温めるだけのスープが多く販売されており、手軽でとても便利です。
また、キッチンにはオーブンが備え付けられているため、肉や野菜を適当に焼いたり、グラタンを作ったりと、日本の一人暮らしではできなかった料理も簡単に楽しめています。
外食は週に1回あるかないか程度です。
バラマーケットという市場のパエリアは新鮮な海鮮が入っていてとても美味しかったのでおすすめです。
また、グリニッジにあるフィッシュ&チップス店「Golden Chippy」は衣がパリパリでした。
友達づくり&コミュニケーション

フラットメイトとは、キッチンで一緒に料理をしながらおしゃべりをするうちに自然と仲良くなれました。
授業でもグループワークが多く、クラスメートと協力する機会が多いので、友達を作りやすい環境だと思います。
また、サークル活動を通じても交友関係を広げることができます。
ただ、イギリスではパブやクラブでお酒を飲みながら交流を深める文化があり、私はお酒が嫌いなため、そうした場には頻繁には参加していません。
その代わりに、サークルや大学のイベントなどを通して積極的に友達作りを頑張っています。
イギリス人だけでなく、多国籍な環境なので、いろんな国の人と話せるのがとても楽しいです。
文化ギャップ・治安・健康管理【安心して暮らすために】

文化ギャップ
イギリスに来て驚いたのは、だれも横断歩道の信号を守らないことです。
車がいなければ赤信号でもどんどん渡っていきます。
イギリスだけでなくフランスでもそうだったので、ヨーロッパはその傾向があるのかなと思いました。
また、「イギリス人は雨が降っても傘をささない」とよく聞いていましたが、実際は普通にみんな傘を持っています。
天気がコロコロ変わりやすいイギリスでは折り畳み傘は必須です。
夜道・貴重品
私はまだ経験がありませんが、深夜になると街中で大麻の匂いが漂ってきたり、通りで売人に声をかけられることもあるそうです。
また、ロンドンはスリなどの軽犯罪が多く、実際にこの前、友人がスマホを盗まれてしまっていました。
体調管理
実は、イギリスに来て2週目でコロナにかかってしまいました。
高熱と喉の痛みでとても辛かったのですが、幸い近くに日本人医師のいるクリニックがあり、海外留学保険が適用されたので診察も薬も無料で受けられました。
海外でもこうして安心して医療を受けられる環境があるのは本当にありがたかったです。
ヨーロッパ旅行

イギリスを含め、ヨーロッパに留学する魅力の1つは、他の国へ気軽に旅行できることです。
私は、10月中旬にフランスを訪れ、フランス留学中の友人に会いに行きました。
旅のもう1つの目的は、パリ・オペラ座でのバレエ鑑賞です。
幼少期からバレエを習っていたので、本場の舞台に心の底から感動し、留学中に他の国のバレエ団もたくさん観て回ることを誓いました。
イギリスに戻ってからすぐに3つのバレエ公演を予約しました笑
これからヨーロッパ各地をたくさん旅行して、さまざまなバレエ団の舞台を観られるのが本当に楽しみです。
まとめ【留学生活で身につく力と高校生活で今できること】

留学生活を通して感じるのは、「自分で考えて行動する力」の大切さです。
授業の準備やエッセイの提出、生活のすべてを自分で管理しなければならない環境の中で、自然と主体性や問題解決力が鍛えられます。
また、異なる文化や価値観に触れることで、相手の考えを尊重しながら自分の意見を伝える力も身についていると思います。
高校生のうちからできることとしては、まず「自分の意見を言葉にする練習」をしてみることをおすすめします。
英語でも日本語でも構いません。
ニュースや日々の勉強から感じたことを友達や先生と話してみるだけでも、表現力や思考力は少しずつ磨かれていきます。
留学は特別な経験ですが、準備は今からでも始められます。
日常の中で小さな挑戦を積み重ねていくことが、きっと将来の大きな成長につながると思います。
留学生活は、自由な環境の中で「自分で考え、行動しながら生き抜く」という冒険のような毎日です。
思い通りにいかないこともありますが、その分だけ発見や成長があり、本当に充実しています。
このブログを通して、皆さんが少しでも「海外で生活する、海外で学ぶってどんな感じだろう?」とイメージできたら嬉しいです。
そして、将来の選択肢のひとつとして「留学」も考えてみてください。
きっと、自分の世界が広がるはずです。
こんな理乃先生と話せる塾です!
いかがだったでしょうか!今回は無理を言って理乃先生にイギリスからブログを書いてもらいました!
(たしか)2026年の8月くらいに帰国するので、留学について色々聞いてみたい!という方はお気軽にお問い合わせください!
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