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【英語】中学英語と高校英語って何が違うの?京大生が解説します!

中学英語と高校英語の違いって何?

英語

こんにちは!

京阪「出町柳駅」から徒歩2分にある、武田塾出町柳校です!

前回アップしたブログで、中学数学と高校数学の違いについて考えましたが、今回のブログでは、中学英語と高校英語の違いについて考えてみたいと思います。

前回取り上げた数学については、明らかに複雑な文字式が出てくるなど、分かりやすい変化が中学と高校の間にありました。

しかし、英語に関しては、新しい文法事項などはでてくるものの、パッと見での中学から高校への変化は分かりづらいかもしれません。

ですが、両者の間には確かに違いが存在しています。

一体何がどのように違うのでしょうか。

その違いを攻略するための方法と併せて考えていきましょう!

1,覚える単語の量

想像を絶する量の英単語

中学英語と高校英語の違いを考えるうえで最もわかりやすいのが、覚える単語の量です。

メジャーな英単語帳の1つである、「システム英単語」で比較してみましょう。

「中学版システム英単語」に記載されている英単語の数は1695語、

「システム英単語」(高校生用)に記載されている英単語の数はおよそ2200語です。

これだけ見ると、

2200-1695=505

で、高校で覚える単語なんて500語ちょっとだと思うかもしれませんが、多くの人を苦しめる高校英語の世界がそんなに甘いはずもなく、実際は中学の1700語に加えて新たに2000語以上を覚えるというものです。

しかも、中学では最初の単語は year とか school のような、英語を勉強する前から知っていそうな単語である一方、高校版ではいきなりindividual やら perceive といった単語が出現してきます。

この単語たちを攻略する上で、気合や根性を頼りに、ひたすら紙に青ペンで単語を書き続けるといった作戦は通用しません。

数が圧倒的に多いうえ、頭にre やex がつくなど似たような単語が続々と出てくるので、がむしゃらにやり続けるとかえって頭が混乱するだけです。

では、どうすればよいのか。

2つの作戦が考えられます。

1つは、単語帳を1周や2周ではなく、5周くらいまわることです。また、この際、前回の1周で答えられた単語は×を付けて飛ばすなどすると、苦手な単語だけに集中でき効率的であるだけでなく、周を繰り返すたびに一周にかかる時間が短くなり、達成感も感じられるため、モチベーションの維持にも効果的です。

もう1つは、どうしても覚えられない単語が出てきたとき、無理やり頭に詰め込もうとするのではなく、様々な角度から工夫して覚えるということです。

例えば、私が実際に受験生時代にやった例としては、objective (客観的な)という単語がどうしても覚えられなかったため、絵を描いて覚える事にしました。棒人間の周りに石ころ(objectのつもり)を置き、石ころたちが人間を見ている、というちょっと奇妙なな絵になりましたが、単語帳のobjectiveの欄の横に描きました。そしてこれをふと思い出したときに眺めていたら、奇抜な構図も相まって、いとも簡単にイメージが頭に染み付き、その後今に至るまでこの単語を忘れることはありませんでした。

このように、いくら英単語が大群をなして襲い掛かってくるといえども、正しい作戦で正しい量の時間努力すれば決して覚えられない量ではないのです!

2,長文の量と内容

恐怖すら感じる量の英文

単語の量に加えて高校英語を手ごわくしているのが、長文の量と内容です。

文章量に関しては高校受験の過去問と大学受験の過去問を適当な学校で検索して見比べていただければ一目瞭然だと思うのですが、問題はその扱っている内容です。

私が高校受験の時の英語長文の問題を思い出しても、よほどの難関校の問題でもない限り、たいていは「ホームステイ先の○○と△△の会話~」とか、「海外からの転校生の□□君と母国の話を~」といった、いたって平和で日常的な文章ばかりでした。

しかし、高校英語の長文はそうはいきません。

「AIと人間」とか、「文化による物の捉え方の違い」のような文章は平気で出てくるうえ、下手をすれば「意識とはな何か」とか、「『無』の定義」のような、哲学的な話題を出してくるときもあります。

ここからわかる高校英語の長文問題の特徴は、日本語で読んでも難しいであろう文章を英語で出題してくる、というものです。

また、その文章について問うてくる出題ももちろん難解で、記述量も多いです。

この難敵に、受験生の皆さんは立ち向かわなくてはなりません。

その際大切なのが、国語力場数です。

高校英語はほぼ現代文、言語が日本語から英語に変わっているだけ、と私のかつての英語の先生はおっしゃっていました。

まさにその言葉通りで、単語や熟語をいっぱい知っている、というだけでは太刀打ちできません。問題文の読み解きだけでなく、記述での答案を作る際も、国語力がなければめちゃくちゃな答案になってしまい、点数はもらえません。

もし自分の英語の答案を見て、記述の部分で多く減点されている、と感じた方は、英語の勉強と並行して、伝わりやすい日本語の答案の書き方を研究する必要があります。例えば、AによってBという現象が起き、その結果Cになる、という文章構成なのに、Aが起こってBとCが別々に起こる、というような説明をしていないか、というような感じです。

是非一度自分の答案を見直してくださいね。

また、場数について、高校英語の長文で扱われる話題は難解なものが多いですが、実はお決まりのパターンというものが存在したりするものです。

これは場数を踏んでいると気づくのですが、これに気づくと文章の意味がよく分からなくても、何となく話の方向は掴めたりします。

最初のうちはつらいかもしれませんが、少しずつ場数を踏んでこの感覚をゲットしてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

高校英語は確かに手ごわく、一筋縄ではいかない相手です。

しかし、その手ごわさの理由を紐解き、丁寧に対応していけば必ず、少しずつかもしれませんが、力は付いてくるはずです。

このブログがほんの少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

高校の勉強は量も多いし大変ですが、衣食住や趣味の時間は大切にして、健康的に頑張ってくださいね!

では!

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