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【科目選択】文系科目が得意な理系志望者に生物がオススメな理由!

 【科目選択】文系科目が得意な理系志望者に生物がオススメな理由!

みなさん、こんにちは!

京阪「出町柳駅」から徒歩2分にある、武田塾 出町柳校です!

今回は、高校で生物を履修していた京大農学部2回生の私が、主に秋に科目選択を控えた高1生に向けて、

理系・生物選択

についてお話させていただきたいと思います!

この記事を読んでくれている方の中には、「まず科目選択って何?」という方も多くいらっしゃると思うので、高校の勉強はどのようなものなのかというところからお伝えできればなと思います!

では、さっそく本題に入っていきましょう!

科目選択って何?

高校では、自分の学びたい科目を選んで学習する

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自分が中学校で学習した科目について思い出してみてください。国語、数学、理科、社会、英語…と、いろいろな教科がありましたよね。

では、自分以外の人はどんな科目を勉強していましたか?

全員がまったく同じ教科を勉強していましたよね!

しかし、高校ではこれが当てはまらないんです!なぜなら…

例えば理科では、物理、生物、化学、地学の4つの科目があり、社会にも日本史、世界史、地理、倫理…など複数の科目があるため、全部勉強するのは正直無理!だからです。

そこでどうするか?

みなさんは、いくつかある選択科目の中から自分の勉強したい教科を選ぶのです!

この科目選択については、高校によって選べる科目などにある程度違いがあるため、一概には言えませんが、理系に進む人は、理科から2科目、社会から1科目選択することが多いです。

ちなみに、私の出身高校の理系の選択の仕方は、

理科:化学は必修で物理か生物のどちらかを選択

社会:地理か日本史のどちらかを選択  というものでした。

 

では、ブログタイトルにもある、「文系科目が得意な理系志望者」になぜ生物がおすすめなのか、次項から詳しくお話しいたします!

 

高校の生物ってどんな科目なの?

暗記だけでは太刀打ちできない

中学校で習った理科の生物分野に、みなさんはどんなイメージがありますか?

正直なところ、「気孔」とか、「脊椎動物」とか、語句を丸々暗記して、あとは多少の記述問題さえできたら余裕!みたいなイメージはないでしょうか?

しかし残念なことに、高校の生物は、それだけでは乗り越えられないのです…。

では、具体的に何がそんなに違うのでしょうか?

私は、主に2つの原因があると思っています!

①問題文がとにかく長い

高校の生物の問題文というのは、現代文の問題かと思うくらいの長さのものが頻繁に見られます。

 

例えば、2021年度の京都大学の生物の大問IVは、最初の3ページが文章と図でぎっしり埋め尽くされています。

そのあとに来る問題文も5行くらいは平気で超えてくるという有様です。

 

なぜこんなにも問題文が長くなるのでしょうか?

 

それは、高校の生物の問題の出題の仕方の大半が、

・何かしらの実験を行った過程を長々と説明し、そこから出題する

・何かしらの生命現象について長々と説明し、そこから出題する

というどちらかのタイプに属するからです。

 

よって、長い文章をスピーディーに処理・理解し、解答していくという能力が高校生物には必要不可欠なのです。

②計算問題が出題される

高校の生物では、中学ではほとんど出会わなかった「計算問題」にたくさん遭遇することになります。

しかし、高校生物の中での計算問題というのは、数学や物理などでの計算問題とやや性質が違うのです。

最も大きな違いは、

しっかりとした公式があるものが非常に少ない

ということです。

したがって、みなさんは、問題文中に出てくる様々な数値や変数の意味を正しく理解し、さらにそれらを使って自分で立式し計算しなければならないのです。

これが慣れるまではかなり厄介で、私も高校生の時とても苦労したのをよく覚えています…。

 

では、なぜ文系科目に強いと生物で有利なの?

いよいよこのブログのメインです!

前項の①、②を基に解説させていただきます!

①長い文章を読む読解力が不可欠

これに関しては前項で触れた通りなのですが、とにかく大量の文章を処理しなければならないので、現代文が得意なことはとてつもない武器になります!

何百字もの問題文の中から重要なキーワードを見出し、効率的に話の流れを理解するというプロセスは、まさに現代文そのものとも言えます。

②計算問題においても、読解力がないと歯が立たない

前項でも述べた通り、生物の計算問題はやや特殊で、公式がほとんどありません。

これに加えて、生物の計算問題では、高校数学の知識はほぼ必要ないと言っても過言ではありません。

それどころか、大半が簡単な四則演算か比の計算で完結してしまいます。

これは東京大学や京都大学で出題されるような問題でも同じです。

 

つまり、高校数学の複雑な理論や計算に苦戦していても、生物では問題なく戦っていけるのです!

大切なのは、問題文を数式に変換するための読解力なのです!

 

そして、ごくたまーに「微分」、「自然対数e」のような高校数学を使った式を使って解答させるものもあります。

しかしこれも、問題文さえきちんと理解していれば複雑な計算に迷い込むことはほぼありません!

 

生物は、数学が苦手な人にとって、数学に最も足を引っ張られにくい科目とも言えるでしょう!

 

 

いかがだったでしょうか?

もしみなさんが、「文系科目は得意だけど理系に進みたい」という気持ちをもっていたら、生物選択という選択肢をぜひ視野に入れてみてはいかがでしょうか?

 

生物選択をする上で気を付けるべきことは?

ここまで、生物選択のメリットを中心にお話してきましたが、生物選択をする上でデメリット・慎重にならなければいけないこともあります。

それは、主に2つあると私は考えています。

 

①受験できる学科が制限される

生物選択をする上で最も注意しなければならないことが、

一部の学科は生物で受験できない

ということです。

その代表格が「工学部」です。もちろん、大学によって受験条件はさまざまですので、一概には言えませんが、

よく言われるのが、

物理選択は大体どの学科でも受験できるが、生物選択はそれが制限される

というものです。

 

つまり、建築や機械を学びたい人は、いくら文系教科が強いからと言って、生物を選択することはかなり危険です。

 

これに関しては大学によって対応が異なるので、受験を考えている大学の受験科目は必ずチェックするようにしてくださいね!

 

②刺激の強めな実験もある

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みなさんは医療系ドラマの手術シーンを平然と見ていられるほうですか?

「はい」と答えた方は全く問題ないです!この項は飛ばしてください!

「いいえ」と答えた方は必読です!生物選択を一度慎重になったほうがいいかもしれません。

 

生物の授業では実験を多く行うのですが、そのなかには、解剖など、かなり刺激が強めの実験もあります。

今はだいぶ慣れましたが、私もこういったものは正直あまり得意なほうではなかったので、はじめて解剖系の実験をしたときは結構つらかったのを覚えています。

 

この実験は避けて通れない道なので、生き物の臓器などを見るだけで怖いという方には生物選択はあまりお勧めできないです!

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

今回のブログが初めての科目選択に悩んでいるみなさんのお役に立てれば嬉しいです!

では!

 

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