コラム

【2023年最新】六大学とは?偏差値や難易度・就職・特徴を解説

2023年04月24日(月)

テレビや新聞・SNSなどで「六大学」という言葉を聞いたことはありませんか?

六大学というと6つの大学のことだろうとある程度予想はできると思いますが、実際に六大学にどこの大学が含まれているのか知っている方は少ないと思います。

今回は、六大学とはどの大学のことを言っているのか、六大学の偏差値や難易度はどのくらいなのかを各大学ごとに詳しくご紹介していきます。

記事の後半では、六大学に入学することで就職にはメリットがあるのか、そして各大学の特徴なども解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

六大学とは?どんな大学のこと?

六大学 偏差値

六大学とは、東京にある下の6つの大学の総称です。

・東京大学
・慶應義塾大学
・早稲田大学
・明治大学
・立教大学
・法政大学

どの大学も有名なだけでなく偏差値の高い頭のいい大学のため、聞いたことがあると思いますが、実は、六大学はただ頭の良い大学を集めた総称ではありません。

六大学の始まりは、早稲田大学と慶應義塾大学が野球の対抗試合をしたことが六大学の始まりと言われており、そのほかの大学も全て「東京六大学野球連盟」に加盟しているため、上記6つの大学を「六大学」と呼んでいます。

六大学の偏差値・難易度

六大学 偏差値

まず六大学の大学を知って気になるのが偏差値と難易度の2つではないでしょうか。

ここでは、各大学の偏差値と共通テスト得点率に分けて表にしたので、確認してみてください。

東京大学
学部 偏差値 共通テスト得点率
理科三類 72.5 92%
理科二類 67.5 88%
理科一類 67.5 87%
文科二類 67.5 86%
文科三類 67.5 86%
文科一類 67.5 86%
慶應義塾大学※慶應義塾大学は共通テスト利用なし
学部 偏差値 共通テスト得点率
医学部 72.5
環境情報学科 70.0
総合政策学部 70.0
商学部(B方式) 67.5
経済学部 67.5
法学部 67.5
理工学部 65.0
文学部 65.0
商学部(A方式) 65.0
薬学部 65.0
看護医療学科 65.0
早稲田大学
学部 偏差値 共通テスト得点率
国際教養学部 70.0 82%
商学部 67.5‐70.0
政治経済学部 67.5‐70.0 86‐90%
先進理工学部 62.5‐67.5
文化構想学部 67.5‐70.0 94%
文学部 67.5‐70.0 94%
社会科学部 67.5‐70.0 89%
教育学部 65.0‐67.5 81‐88%
法学部 67.5 88%
人間科学部 62.5‐65.0 81‐88%
創造理工学部 62.5‐65.0
基幹理工学部 65.0
明治大学
学部 偏差値 共通テスト得点率
総合数理学部 57.5‐62.5 80‐83%
国際日本学部 60.0‐62.5 79‐81%
農学部 57.5‐62.5 75‐77%
理工学部 55.0‐62.5 80‐86%
情報コミュニケーション学部 62.5 77‐84%
文学部 60.0‐62.5 68‐89%
商学部 60.0‐62.5 84%
経営学部 60.0‐62.5 81‐82%
政治経済学部 60.0‐62.5 75‐88%
立教大学
学部 偏差値 共通テスト得点率
異文化コミュニケーション学部 67.5 86%
現代心理学部 62.5‐65.0 71‐84%
経営学部 65.0 81‐87%
社会学部 62.5‐65.0 75‐84%
文学部 57.5‐62.5 70‐85%
法学部 62.5 72‐80%
経済学部 60.0 75‐80%
スポーツウェルネス学部 55.0 74‐80%
コミュニティ福祉学部 55.5‐57.5 71‐83%
観光学部 57.5 76‐80%
理学部 55.0‐57.5 73‐84%
法政大学
学部 偏差値 共通テスト得点率
文学部 55.0‐65.0 70‐87%
国際文化学部 60.0‐62.5 83%
経営学部 57.5‐62.5 70‐81%
法学部 57.5‐62.5 71‐81%
グローバル教養学部 55.0‐60.0 76%
社会学部 55.0‐60.0 70‐80%
経済学部 55.0‐60.0 70‐80%
生命科学部 52.5‐60.0 69‐72%
情報科学部 52.5‐60.0 75‐78%
デザイン工学部 55.0‐60.0 75‐82%
キャリアデザイン学部 57.5‐60.0 67‐77%
人間環境学部 57.5‐60.0 75‐83%
現代福祉学部 55.0‐57.5 71‐77%
スポーツ健康学部 55.0‐57.5 72‐75%
理工学部 52.5‐55.0 62‐79%

学部別偏差値が70ある東京の最難関私大である早稲田大学・慶應義塾大学、そして東京の最難関大学である東京大学はやはり六大学の中でも難易度が高い超難関校と言えるでしょう。

東京にある難関私大を集めたMARCHに含まれる法政大学・立教大学・明治大学は3つとも偏差値が60を超えているので、六大学は全体的にレベルが高いです。

六大学の特徴

六大学 偏差値

簡単に偏差値や難易度が分かったところで、大学によってどのような特徴があるのかを1つずつご紹介していきます。

受験を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

また、気になる大学があったら実際にオープンキャンパスに行くと雰囲気を感じることができるのでおすすめです。

六大学①東京大学の特徴

東京大学の最大の特徴は学びの過程にあります。

東京大学の学びの過程では、1・2年のうちに幅広いリベラルアーツ教育(一般教養)を学び、3年生になると進学する学部を自分で選ぶことができます。

2年間かけて幅広く学んだ知識を3年生で絞り込むことで、より高度な専門教育に進み才能を磨くというものです。

そして東京大学は1・2年生の「前期課程」、そして3・4年の「後期課程」に分かれているため、入学後に学部が選べるという点も特徴の1つです。

一般的な大学は受験の時点で学部や学科が決まっていますよね。

しかし、受験の時点ではまだやりたいことを見つけていない学生さんがとても多いので、進路に悩むかと思います。

その点、東京大学は1・2年の前期課程で全員が教養学部に入るので、3年生で進学する学部を選ぶまでの2年間で興味のある学部を探すことが可能です。

ちなみに定員数に制限があるものの、全学部へ進学することができます。

更に、教員は世界最高水準の研究を行っているので、質の高い教育を受けることができるという点も特徴の1つだと言えます。

六大学②慶應義塾大学の特徴

慶應義塾大学は小学校から大学院までが用意されており、学部や大学区スポーツにおいてトップクラスを誇っている総合大学です。

そんな慶應義塾大学は起源になった福沢諭吉の教えを受け継ぎ、
「問題の発見」
「検証」
「解決」
というプロセスを身に付けて自分の頭で考える人材を育成しています。

教員と学生が半分を教え、半分は学び続ける存在であることを大切にしているため、教員と学生はお互いに学びあう関係にあるのです。

さらに、慶應義塾大学はグローバルに力を入れており、新しい教育や環境づくりに取り組んでいるなど、多くの取り組みが総合大学ならではの強みと言えますね。

六大学③早稲田大学の特徴

早稲田大学の看板学部である政治経済学部は、私立文系学部で最難関と言われています。

この学部では政治学や経済学はもちろんのこと、グローバル社会で活躍できるように外国語や教養なども学ぶことが可能です。

早稲田大学では「世界で輝くWASEDA」を目指しており、
「研究」
「教育」
「社会貢献」
を3つの柱としています。

早稲田大学も慶應義塾大学同様に、総合大学として広範囲な教育や研究活動を行っていること、そしてそれぞれの強みを融合することで、単体では出すことのできない研究を発展させていくことができる点が特徴です。

さらに早稲田大学は留学生の受け入れが盛んで、その数は日本で1番の受け入れ数だと言われています。

そのため、学生は英語や国際系の講義を受けることなく、自然にキャンパス内で異文化交流や多言語でコミュニケーションが取れるという点でもとても魅力的です。

学業だけでなく、部活動やサークル活動も盛んで、サークル数は国内トップレベルで多いです。

その中でも他の大学にはない珍しいサークルや非公認サークルがあるので、自分に合ったサークル活動も見つけることができます。

六大学④明治大学の特徴

3万人を超える生徒数が在籍している明治大学は、「自ら進んで学ぶ」という自主性を大切にしています。

ゼミナールを充実させることで少人数の授業形式が実現しており、「少人数教育」が強みと言えます。

一般的な大学では3年生、早くても2年生でゼミナール授業が導入されますが、明治大学では1・2年目の早い段階からゼミナール授業に参加できる点が特徴の1つです。

さらに、外国語教育では、学部をまたいで授業に参加することができる「共通随意選択外国語」があり、自分の語学レベルに合わせて履修できる上、ネイティブスピーカーによる指導で外国語が身に付きやすい環境となっています。

外国語に力を入れていることが分かると思うのですが、国内や学内での授業・環境だけでなく、留学制度がとても充実していることも魅力です。

どの程度充実しているかというと、2023年1月末現在、留学できる協定校は57か国で地域364校もの大学と提携しているほどです。

六大学⑤立教大学の特徴

立教大学は多様性が広がる中であらゆる壁を超え、お互いが理解できる存在になり新たな変化を生むために、リーダーシップを必要としています。

さらに、これからの社会で必要なのは単なるリーダーシップではなく、「柔らかなリーダーシップ」だという考えを持っています。

柔らかなリーダーシップとは、権限やカリスマ性は必要なく、チームをまとめ活性化させること、周りの力を引き出すことができる人物です。

立教大学ならではの柔らかいリーダーシップを育む3つの仕組みとして
「全学部生対象のリーダーシッププログラム」
「経営学部リーダーシップ教育」
「社会貢献活動を通して学ぶサービスラーニング」
が行われています。

また、グローバルにも力を入れており
「全学部対象のより実践的な英語カリキュラム」
「全員が海外を体験するためのプログラムやサポート制度」
「多様な文化や言語に触れるグローバルなキャンパス」
という3つの仕組みも整っています。

六大学⑥法政大学の特徴

法政大学では「自分で考え判断し、自分から活動を作り出す自由さと伸びやかさ」が強みで、自分で考え判断できるために、多様な教育の取り組みに力を入れています。

その中の1つに世界が直面している課題を論じ合うという機会があり、よりグローバルな問題を考えることができる機会や、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けての課題解決の取り組みも行っています。

他にも、講義で学ぶだけではなく、多様な現場に足を運ぶ実践的教育の機会もあります。

さらに、ダイバーシティや男女共同参画への取り組みも積極的に行っているので、それぞれの能力が自由に飛躍する大学を目指しています。

六大学は就職に強い?

六大学 偏差値

難関校である六大学は、名の知れている大学のため就職に強いのではないか?と思う方も少なくないですよね。

実際に、有名企業に入りたいのであれば有名な大学に入るべきだという話も聞いたことがあるでしょう。

結論から言うと、六大学は就職に強いと言えます。

その理由は、大学のサポートや資格支援、就職支援が手厚いことやOBOGとの繋がりが強いからです。

就職支援が手厚いのはOBOGと学校の繋がりが強いことが挙げられ、この繋がりは重要で、OBOGが就職した会社からスカウトが来ることや、直接採用してもらえるイベントなどが設けられた例もあります。

就職に力を入れている大学で12年連続1位を誇っている明治大学では、専門相談員が対応する個別相談や就職活動に役立つセミナー・イベントを年間500回以上開催しています。

更に長年のノウハウを詰め込んだ独自の「就職活動手帳」を3年生に配布し、様々な先輩の学生生活を紹介する「キャリア手帳」を2年生に配布しているなど徹底的に就職対策を・支援を行っているのです。

六大学はなぜ人気があるのか

六大学 偏差値

やはり六大学が人気の理由は「有名」というところにありそうです。

六大学は偏差値や知名度が圧倒的に高く、スポーツでも活躍している点が大学の良いイメージに繋がっているからだと言えます。

上述の通り、六大学は難易度がとても高いです。

入試問題のレベルも高く、ライバルとなる受験生のレベルも高いため、しっかりと勉強をしていなければ簡単に合格できるような大学ではありません。

六大学とは?偏差値や難易度・就職・特徴を解説|まとめ

六大学 偏差値

六大学とは、早稲田大学VS慶應義塾大学の野球の対抗戦が始まりで、東京六大学野球連盟に所属している大学が六大学と呼ばれるようになり、
①東京大学
②慶應義塾大学
③早稲田大学
④明治大学
⑤立教大学
⑥法政大学
から成る6つの大学の総称が六大学だということが分かりました。

六大学は偏差値や難易度・知名度が圧倒的に高く入ることが難しいですが、それぞれの大学の特徴や色が濃いため充実した学生生活を送ることができ、就職支援が手厚いので就職に強いとも言えます。

それぞれの大学に色や強みがあり、「六大学のこの大学に行きたい!」と思う受験生が多いと思いますが、合格するためには自分に合った無駄のない勉強方法で着実に実力を身につける必要があります。

武田塾では六大学に多くの合格者を輩出してきました。

短期間で偏差値を30あげて早稲田大学に合格を果たした実績もあるなど、無駄のない効率いい勉強方法には自信・定評があります。

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