コラム

赤本・青本・黒本の違いは?武田塾おすすめの過去問題集も解説!

2018年11月27日(火)

本屋さんにずらっと並ぶ参考書の中から「いったいどの問題集を選べば良いのだろう?それぞれどんな違いがあるの?」と迷ってしまったことはありませんか?

過去問題集だけでも、「赤本」「青本」「黒本」を始めとする様々な問題集があり、それぞれの特徴や違いを理解し、自分に合ったものを選ぶことが重要です。

本記事では、「赤本」「青本」「黒本」の特徴や違いを詳しく解説し、さらに武田塾がおすすめする問題集も紹介します。

「そろそろ過去問に取り組み始めたいけれど、どれを選んで良いかわからない。」という大学受験を控えた皆さんは、受験勉強を効率的に進めるために、ぜひ参考にしてください。

それぞれの問題集の違いを知って、自分にピッタリの問題集を見つけて、志望校合格を目指しましょう!

赤本・青本・黒本とは?

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有名な過去問題集には、それぞれ表紙の色を取って、「赤本」「黒本」「青本」と呼ばれるものがあります。

他にも過去問題集はありますが、この記事では量や質も良いこちらの3種類の参考書を取り上げて詳しく解説していきます。

収録しているのが過去問ですので問題自体に違いはありませんが、収録年数や解説の詳しさなどに違いがあります。

それでは、赤本・青本・黒本がそれぞれどのような違いがある過去問題集なのかを詳しく見ていきましょう。

赤本は収録年数が多い教学社の過去問題集

大学入試の過去問題集と聞いて、一番最初に赤本を連想する人も多いのではないでしょうか。

赤本は教学社から出版されている、特に人気の高い過去問題集で、共通テストの特徴をつかめる「共通テスト赤本シリーズ」や大学別の過去問が収録された「大学入試シリーズ」、難関大学に特化した「難関校過去問シリーズ」があります。

赤本と他の2冊との大きな違いは、収録年数が長く、過去の入試問題を多数収録している、かつ、幅広い大学の過去問を網羅しているところです。

大学別問題集の「大学入試シリーズ」では各大学の傾向と対策方法も詳しくまとめられているため、自分の志望校に合わせた対策が可能です。

ただし、解説がそこまで詳しくないことや、解答が間違っていることが稀にあるとも言われており、他の問題集と比べると若干独学で勉強しづらい部分があるかもしれません。

青本は実践問題集が人気な駿台の問題集

青本は、駿台予備校が出版する過去問題集で、共通テスト対策の「大学入学共通テスト 実戦問題集」や「大学入学共通テスト 過去問題集」、大学別の「大学入学完全対策シリーズ」があります。

赤本と違い収録年数は少ないものの、駿台予備校ならではのノウハウを生かした青本の解説は非常に詳しく、問題の解法だけでなく、解答に至るまでの思考過程も丁寧に説明されています。

共通テストに対応していますが、大学別試験の過去問題集は難関大学のみとなっているため、難関大学志望者にとっては有用な過去問題集と言えるでしょう。

黒本は解説が詳しい河合塾の過去問題集

黒本は、河合塾から出版されている過去問問題集で「共通テスト過去問レビュー」と「河合塾共通テスト総合問題集」があります。

赤本や青本のような、大学別の過去問題集は発行していませんが、予備校ならではの解説の詳しさで受験生に人気の過去問題集です。

収録年数の量・解説の量ともに満足度が高く、バランスの良い問題集です。

赤本・青本・黒本の違い

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ここからは、これから過去問題集の購入を検討されている方のために、さらに詳しく赤本・青本・黒本の違いや特徴を比較してみましょう。

4つの観点を元に、表にまとめて各問題集の違いを比較してみると、その特性が見えてきます。

赤本 青本 黒本
対応試験 共通テスト・大学別 共通テスト・大学別 共通テストのみ
解説の充実度 少ない 丁寧すぎる かなり丁寧
掲載年度数 多い 少ない 赤本よりは少ない
おすすめポイント 問題の傾向の分析が詳しい サイズが本番と同じ 解説・問題量ともに多い

このように、赤本は多くの過去問を収録しているため、長期間の出題傾向を把握するのに適しています。

一方、青本は過去問の量は少ない代わりに、解説部分に力を入れており、「大学入学共通テスト 実践問題集」では実践問題が豊富で、最新の出題傾向に基づいた問題演習が可能です。

また、黒本は共通テストの対策しかできませんが、解説が非常に詳しいので、難解な入試問題の理解を深めるのに適しており、どんなレベルの学生も安心して使うことができる問題集です。

とにかく量をこなしたいときは赤本、本番に近い形で実践力を高めたいときは青本、問題への理解を深めたいときは黒本、といったように、各問題集それぞれの違いや特徴を理解した上で、ニーズの違いに合わせて選ぶことをおすすめします。

武田塾おすすめの問題集は?

ここまで過去問題集の違いや選び方についてを紹介してきました。

では、武田塾から見ておすすめの問題集はいったいどの問題集なのでしょうか?

武田塾おすすめの過去問題集は黒本

武田塾では、過去問を繰り返し説くことに意味があるという考えから、なるべく収録年数が多く、解説も充実している黒本が最適な問題集であると考えています。

各大学の個別試験の場合には、各大学の入試問題の傾向と対策について研究するために赤本を使用することにメリットがありますが、センター試験対策では、独学でも勉強しやすいくらい詳細な解説付きで、知識の理解が深まる黒本をおすすめします。

早速、過去問題集に取り組もうと思った受験生は、効率の良い過去問の勉強法について解説しているコチラの動画も是非、参考にしてください。

武田塾おすすめの実戦問題集は駿台とZ会

2021年にセンター試験から共通テストに移行し、まだ実施年数が浅いため、新基準になってからの共通テストの過去問を取り組むだけでは演習量が足りません。

実戦力を養うために、予想問題が収録されている実戦問題集に取り組むことも大切です。

そこで、おすすめの過去問題集の紹介に加えて、共通テスト実戦問題集のおすすめもご紹介します。

実戦問題集は河合塾をはじめ、代々木ゼミナール・駿台・Z会・東進などから出版されていますが、それぞれ難易度に違いがあって、今、武田塾が推奨しているのは駿台とZ会の問題集です。

まず、最初に取り組む1冊として駿台、それからZ会を解くという流れを受験生におすすめしています。

共通テストは年々難化傾向にあり、もしかすると、問題が今後さらに難しくなっていく可能性も十分あり得ます

今の本番の問題の難易度レベルに一番合っている駿台の問題集を解き、駿台よりもさらに難易度の高いZ会の実戦問題集も解いて、難度が高くなるかもしれない共通テストにも備えておきましょう。

その他の問題集の特徴や違いをもっと詳しく知りたい人はコチラの動画をチェックしてみてください。

赤本・青本・黒本の違いは?武田塾おすすめの問題集も解説!|まとめ

以上、センター試験の過去問題集で有名な赤本・黒本・青本それぞれの特徴と違いについて詳しく解説してきました。

最も知名度のある赤本は収録年数が多いのが特徴で、入試問題に少しでも多く触れておきたい人におすすめです。

駿台から発行されている青本は、他の2冊と比べて過去問の収録年数は少ないものの、解説・実践問題が豊富で、演習にも最適です。

黒本は河合塾が発行しており、河合塾ならではの強みや経験を活かして作られている解説が非常にわかりやすいのが特徴です。

収録年数も赤本に劣らず多いため、武田塾でもおすすめしている問題集となっています。

それぞれの問題集の違いを理解し、自分の目的に合った問題集を選び、共通テストや入試対策対策を効率よく進めましょう。

尚、武田塾の無料受験相談では、問題集や参考書の活用法についてのアドバイスも行なっています。

赤本・青本・黒本を使った勉強計画の立て方についても、しっかり伝授いたします。

勉強法が分からない方、成績が伸びずに悩んでいる方はもちろん、参考書をどう使いこなせばよいのかわからないという方も、ぜひ一度ご相談にお越しください。

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