【警告】スマホの使用時間が成績や偏差値に与える本当の影響とは?保護者が今すぐできる対策も解説
こんにちは、武田塾厚木校です。
「スマホばかり見ていて、全然勉強しない」
「気づいたら1日3時間もSNSを見ていた…」
こんな悩みを抱えている高校生や保護者の方は多いのではないでしょうか?
現代の学生にとって、スマホは生活必需品。でも、使い方を誤ると成績・偏差値に大きな悪影響を与えるのも事実です。
実際に武田塾厚木校では、
自習室にスマホを持ち込むことを禁止しています。
集中力を妨げるものとの距離を取ることで、
短期間での成績UPを実現しています。
この記事では、
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スマホの使用時間と学力の関係性(データ付き)
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成績が下がる具体的なメカニズム
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スマホとうまく付き合うための工夫と家庭での対策
をわかりやすく解説します。
1. スマホの使用時間と成績・偏差値の関係【データで解説】
文部科学省や複数の研究機関が公表しているデータでは、スマホの使用時間が長い生徒ほど成績が低くなる傾向があることが分かっています。
たとえば、ある高校の調査では:
スマホ使用時間(平日) | 平均偏差値 |
---|---|
30分未満 | 61.3 |
1〜2時間 | 57.5 |
3〜4時間 | 52.4 |
5時間以上 | 47.1 |
『スマホはどこまで脳を壊すか』(朝日新聞出版)榊 浩平 より
スマホの使用時間が1時間に満たない場合、
勉強時間・睡眠時間が一定以上の生徒たちは偏差値50をまず間違いなく超えるということが分かります。
また高偏差値の生徒も多いのが1枚目の画像で分かります。
では、スマホの利用時間が1~2時間に増加した場合を見てみましょう。
偏差値50未満の生徒の割合が増加しました。
続いて、スマホ利用時間が2~3時間に増加した場合、
偏差値50以上の生徒が少数派となりました。
注目すべきは、睡眠時間が適切でも、
3時間以上勉強していても、偏差値50を切る生徒が増えてきているということです。
最後に、スマホ利用時間が3時間以上の生徒たちをみてみましょう。
どれだけ勉強をしていても、睡眠時間に問題が無くても、
偏差値50を超える生徒がいなくなりました。
つまり、スマホを3時間以上見ている生徒は、
勉強が無駄になる。と言う結果です。
その原因を以下の画像が証明してくれます。
これは
東北大学加齢医学研究所において、
約5〜18歳の子どもたち223名の脳をMRIで計測し、
3年間の脳の発達とインターネット使用習慣との関係を明らかにする調査が実施されました。
アンケート調査では、
子どもたちにネット使用習慣をヒアリングし、
同時に言語能力に関する知能検査も実施されました。
また脳の発達を調べるために、MRIを用いて子どもたちの脳の容積を計測しました。
そしてそれから3年後に全く同様の計測を行った結果、
インターネットを頻繁に使っていた子どもたちほど、
3年間の言語能力の発達が小さく、幅広い範囲における脳の発達にも悪影響が見られました。
画像の黒い部分が、発達に悪影響が見られた脳の領域を表しています。
この黒くなっている場所が問題なのです。
前頭前野をはじめ、記憶や学習に関わる海馬、言葉や感情に関係する領域なども含まれています。
どれも生活に必需となる領域であり、大学受験に置いて必須となる能力ですよね。
ちなみにインターネットを「ほぼ毎日使用する」と回答した子どもたちの脳の発達は、
ほとんどゼロに近い数値が出ています。
どう考えてもスマホは勉強に悪影響だという事です。
実際にスマホ断ちに成功して成績を急激に向上させた生徒の実績はこちらから↓
2. なぜスマホが成績に悪影響を及ぼすのか?3つの理由
理由①:集中力・記憶力が落ちる
スマホでSNSや動画を見ていると、脳が常に刺激にさらされている状態になります。
この状態が長く続くと、集中力や記憶力をつかさどる「前頭前野」の働きが弱まり、勉強に集中できなくなるのです。
さらに、通知が鳴るたびに注意がそがれるため、「マルチタスク脳」になり、深い学習ができなくなるという指摘もあります。
理由②:時間が奪われる(学習時間の減少)
スマホは気づけば時間を奪う「時間泥棒」です。
「ちょっとだけ動画を見よう」と思っていたはずが、気づいたら1時間…。
この“ちょっとだけ”が積み重なり、1日1時間スマホに使っている生徒と、
使っていない生徒では、年間300時間以上の学習時間の差が生まれます。
1年間で300時間あれば、英語の文法を1周でき、苦手科目を克服できるレベルです。
理由③:睡眠の質が下がる
寝る前にスマホを見る習慣も要注意です。
スマホのブルーライトやSNSの刺激は、脳を覚醒状態にしてしまい、
寝つきが悪くなる/眠りが浅くなるといった影響があります。
睡眠が浅くなると、記憶の定着が悪くなり、翌日の集中力にも大きく影響します。
3. 人の本質は、「誘惑には勝てない」
人間は、大脳辺縁系と前頭前野、この2か所で物事を判断しています。
こまで読むと「スマホ=悪者」と思われるかもしれませんが、スマホは使い方次第で強力な学習ツールにもなり得ます。
🧠 大脳辺縁系:
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衝動的な感情の変化を司る
-
命に係わる事態に、瞬時に判断するときに活発に稼働
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「ちょっとメールを確認しよう」と思ってスマホを開いたはずが、ゲームなどの他アプリを開く現象も、これに起因します。
- 狩猟時代の人間から長く残り続ける強い機能。
🧠前頭前野:
-
理性をコントロールしてくれる分野
-
ゆっくり、考えて結論を出す
-
ただし、前頭前野の発達は人類の歴史上最近の話。
前述の通り前頭前野の発達は、スマホを使えば使うほど機能しなくなっていきます。
よって、どんどん誘惑に勝てなくなっていく。
結果として急速に脳の機能も低下してく。ということです。
こんな状態で勉強をすることは、非常にリスクが高いです。
痩せにくい、いわゆる代謝の悪い状態でダイエットをするよりも、
痩せやすい体質にしてからダイエットをする方が成功するのと同じで、
勉強も脳の機能を低下させない習慣を身に着けて学習を進めて行かないと、
入試で勝てる状態にはなりませんよね。
どう使っていくか。という理論は、「理想論」ではありますが
実現可能かと言われると、机上の空論と言えます。
4. 保護者ができるスマホ対策5選【やる気を引き出す関わり方】
では、実際に保護者としてお子さんにどう接すれば良いのでしょうか?
単に「スマホをやめなさい」と言うだけでは、逆効果になる場合もあります。
✅ 対策①:使用ルールを一緒に決める
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「スマホは夜10時以降使わない」
-
「家族全員スマホはリビングに置いて寝る。」
など、ルールを押し付けるのではなく、一緒に話し合って決め、一緒に守ることで納得感が高まります。
✅ 対策②:親が“使いすぎない”姿勢を見せる
親自身がスマホをずっと見ていると、子どもは「大人も同じじゃん」となりがちです。
家庭全体で「集中する時間」を意識して共有するのが効果的です。
✅ 対策③:「幼児期・幼少期に絶対に見せない」
忙しい育児の合間を縫って、ママ友さんや自分の時間を取ろうとすると、
どうしても子どもにスマホやタブレットを与えてしまいます。
泣いたり、遊んだりする子どもたちが、急激におとなしくなりますよね。
それくらい没頭させる効力があるという事です。
幼少期から依存状態になった場合、不登校や、睡眠の質の低下、起立性調節障害のリスクが高まります。
なるべく使用させない状態を幼少期から意識して接する必要があります。
✅ 対策④:タイムロックアプリやスクリーンタイムの活用
最近では、スマホの利用時間を自動で制限できるアプリも多数登場しています。
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iPhoneの「スクリーンタイム」
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Androidの「デジタルウェルビーイング」
などを使えば、ゲームやSNSを自動で制限することも可能です。
✅ 対策⑤:学習環境の整備(スマホを“遠ざける”)
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勉強部屋にスマホを持ち込まない
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自習時間はリビングなどに置いておく
といった「物理的にスマホを遠ざける工夫」が非常に有効です。
「スマホやめなさい」と言っても、目の前、机の上にスマホがあれば人は必ず触ります。
また、机の上にスマホがあるだけで集中力は低下すると言われています。
重要なことは、誘惑と戦わないこと。距離を置いてしまうことで、
自然と勉強に集中できるようになっていきます。
武田塾厚木校では、自習室にスマホを持ち込むことを禁止しています。
それにより、集中して勉強と向き合うことができています。
【まとめ】“どうスマホと向き合うか”よりも、“スマホ断ち”が大切であり現実的!
スマホは現代の学生にとって切っても切り離せない存在。
しかし、受験までの日数は限りがあります。
子どもたちにとって、人生が変わる大切な瞬間です。
その日まで、一緒にスマホという誘惑から離れる努力を、保護者様にもぜひして頂きたいのです。
だからこそ、「使うな」ではなく「どう使うか」を親子で考えることが、成績・偏差値アップへの第一歩です。
武田塾厚木校では、勉強法だけでなく、スマホとの付き合い方や生活習慣の整え方まで、個別相談で丁寧にアドバイスしています。
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