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共通テスト利用とプラス(併用)の注意点まとめ【武田塾安城校】

こんにちは!
武田塾安城校です。

今回は、受験生の皆さんにとってとても大切なテーマ、
「共通テスト利用入試」や「共通テストプラス(併用)」の注意点
についてお話ししていきます!

共通テストを受験した後、どのように私立大学の出願を進めるかを理解しておくことはとても重要です。
「なんとなくわかっているけど、細かい違いまでは…」という方は、ぜひ最後まで読んでください!


共通テスト利用と共通テストプラス(併用)の違い

まずは、「共通テスト利用」と「共通テストプラス」の違いを整理しましょう。

共通テスト利用とは?

共通テスト利用とは、共通テストの得点のみで私立大学を受験する方法です。
多くの場合、3科目型または5科目型で、大学によっては科目指定があります。

メリット:
大学に行かずに、共通テストの点数だけで合否が決まる点です。
つまり、私立大学ごとの一般入試問題を解く必要がありません。

しかし、当然ながら注意点もあります。
共通テスト利用は倍率が高く、競争が非常に激しい方式でもあります。
その理由は後ほど詳しく解説します。


共通テストプラス(併用)とは?

共通テストプラスとは、共通テストの得点と各大学の一般入試の得点を合計して合否を判定する方式です。
この場合は、一般入試を受験する必要があります。

基本的には「より高い点数の科目を採用してくれる」仕組みのため、
私立の一般入試を受ける予定の方は判定のチャンスを増やすためにプラス方式も活用するのが有効です。


出願の際の注意点

共通テスト利用・併用の仕組みを理解した上で、出願時に注意すべきポイントを押さえましょう。

同じ大学・同じ学部でも、
共通テスト利用方式の方が偏差値が高くなる傾向があります。

例えば、
共通テスト利用は一般前期より偏差値で2〜3ポイントほど高い設定になることが多く、
判定で言えば1段階ほど厳しくなるイメージです。

その理由は主に2つ。

  1. 国公立志望の受験生も出願してくる

  2. 募集人数が少ない

つまり、共通テスト利用・併用方式は、
国公立を第一志望にしている受験生が「滑り止め」として出願してくるケースが多く、
結果的に難易度が上がりやすいのです。

したがって、私立大学を第一志望にしている方は要注意!
一般入試の対策をしっかり行い、共通テスト利用はあくまで補助的な位置づけで考えましょう。


共通テスト利用は「滑り止め」で使うのが鉄則!

共通テスト利用で第一志望校を狙うのは非常に難しいです。
その理由は、上位層の受験生が「試し受験」的に出願してくるため。

実際、南山大学(文系)や名城大学(理系)など、
愛知県内の人気大学では名古屋大学志望の受験生が多数出願してきます。
こうなると、得点ボーダーは当然高くなります。

したがって、共通テスト利用は安全校・滑り止めとして活用するのが現実的。
現時点で一般入試A方式などでA判定が出ている大学を、
共通テスト利用でも抑えておくのが理想的です。


出願時期は必ず早めに確認!

共通テスト利用・プラス方式を検討している方が特に注意すべきなのが、出願期限の違いです。

たとえば名城大学では、次のように複数の方式が存在します。

受験方式 出願期間 試験日 合格発表日
A方式(一般) 12/18~1/16 2/1〜3 2/20
B方式(中期) 12/18~2/5 2/21 3/6
C方式(共通テスト利用・前期) 12/18~1/19 1/13・14 2/20
C方式(共通テスト利用・後期) 2/13~2/27 1/13・14 3/12
F方式(プラス型) 12/18~1/16 2/1〜3 2/20
K方式(傾斜配点) 12/18~1/16 2/1〜3 2/20

ここで特に注意したいのが、B方式(中期)です。
一見「出願が2月5日まであるから余裕」と思いがちですが、
前期・F方式・C方式の合格発表(2/20)を見てからでは出願が間に合いません。

つまり、「結果を見てから出願」は不可能です!
あらかじめ出願しておくことが必須なのです。


出願準備は「今」から!

共通テスト利用・併用方式は、
大学によって名称や出願スケジュールが異なります。

10月の今だからこそ、余裕を持ってスケジュールを確認しておきましょう。
また、大学によっては共通テスト後に出願を受け付けるところもありますが、
それでも締切までの期間は短いため、早めの準備が大切です。

出願スケジュールは直前ではなく、
事前に保護者の方と相談しておくことを強くおすすめします。


まとめ

今回は、共通テスト利用・併用(プラス)方式の特徴と注意点を紹介しました。

  • 共通テスト利用は「得点のみ」で合否を判定

  • 併用(プラス)は「共通テスト+一般入試」の総合判定

  • 出願時期・方式名は大学によって異なる

  • 共通テスト利用は滑り止めとして活用が◎

受験勉強と同じくらい、出願戦略の準備も重要です。
焦らず、しっかり計画を立てていきましょう。

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