こんにちは!
武田塾安城校です。
日中は少しずつ暖かくなってきましたが、寒暖差が大きく体調を崩しやすい時期でもありますね。
皆さん、体調は大丈夫でしょうか?
今回は高校2年生・3年生の皆さんに向けて、志望校選びで注意すべき3つのポイントをお伝えします。
志望校を決めるのは受験勉強のスタートライン。後悔のない選択ができるように、ぜひ参考にしてください!
① 第一志望を決めるときの注意点
第一志望を決める際に大切なのは、大学選びと科目選びをセットで考えることです。
志望校を変更すること自体は悪いことではありません。
しかし、一度方向転換すると元に戻れなくなるケースもあります。
その代表例が「国公立大学 → 私立大学」への変更です。
国公立大学では、文系なら5教科7科目、理系なら5教科6科目が必要です。
一方で私立大学は、少ない場合で1科目、多くても4科目程度。
つまり、国公立から私立に切り替えると、科目数が減る=戻れなくなるのです。
変更する際は、滑り止め大学の選定や受験科目の組み合わせをしっかり検討してから決めましょう。
私立大学志望の人も注意!
私立大学は日程が重ならなければ複数受験が可能です。
そのため、すでに滑り止めを考えられている場合は、第一志望を安易に変える必要はありません。
ただし、同じ偏差値帯の大学ばかりを受験しようとしている人は要注意。
リスク分散のために偏差値が5〜10低い大学を1〜2校滑り止めとして設定しておくと安心です。
9〜10月の出願ラッシュに焦らないためにも、早めに併願校を考えておきましょう。
② 配点を知ることは“戦略”の第一歩
入試で合否を分けるのは、実力だけではありません。
配点を知っているかどうかで、勉強の戦略が大きく変わります。
「共通テストと二次試験、どちらを重視すればいいのか?」
「自分の得意科目をどこで活かせるのか?」
――それを判断するためには、まず志望校の配点を確認することが必須です。
例:愛知県内の大学比較
大学・学部 | 共通テスト配点 | 二次試験配点 | 合計 |
---|---|---|---|
愛知教育大学 教育学部 | 900点 | 小論文100点+専門400点+調査書10点 | 1410点 |
名古屋大学 経済学部 | 900点 | 国語500点+数学500点+英語500点 | 2500点 |
愛知教育大学は共通テストの比重が高く、
名古屋大学は二次試験の比重が高い構成になっています。
同じ国公立でも、大学によって「どの力が重視されるか」は全く違うのです。
配点を知らないまま勉強してしまうと、努力の方向がずれてしまうこともあります。
自分の得意科目を活かせる大学を選び、配点の高い科目を中心に戦略的に勉強を進めましょう。
③ 学部・学科選びを「なんとなく」で決めない
「とりあえず有名大学へ行きたい」「とりあえず文系」――
そんな曖昧な決め方をしてしまうと、入学後にミスマッチを感じることがあります。
実際に、「思っていた内容と違った」「興味が湧かない」といった理由で大学を辞めてしまうケースも少なくありません。
学びたい内容を具体化しよう
同じ学部でも、大学によってカリキュラムは大きく異なります。
たとえば工学部なら、機械・情報・建築など学科によって全く違う学びになります。
まずは自分が何に興味を持っているのかを整理し、
大学の公式サイトで「シラバス(授業内容)」を確認してみましょう。
将来の職業から逆算して選ぶ方法も!
-
医師を目指す → 医学部(医師免許必須)
-
薬剤師を目指す → 薬学部(薬剤師免許必須)
-
弁護士・裁判官を目指す → 法学部 → ロースクール → 国家試験
このように、資格・免許が必要な職業は学部選びが直結します。
一方で、「まだ将来の職業が決まっていない」人は、
興味のある分野を学べる学部を選ぶのも立派な選択です。
たとえば、
-
英語や海外文化に興味がある → 文学部
-
心理に関心がある → 心理学部・教育学部
大学での学びが、将来の道を広げてくれることも多いですよ。
まとめ|“なんとなく”の志望校選びは危険!
志望校を決めるときは、
1️⃣ 受験科目と日程
2️⃣ 配点と比重
3️⃣ 学部・学科の内容
――この3つをしっかり押さえることが大切です。
「なんとなく」「聞いたことがある大学だから」で選ぶと、後から後悔することもあります。
早い段階で情報を整理し、自分の将来につながる選択をしましょう。
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