ブログ

【国公立英語】英作文を攻略するにはどうすればいい?

みなさんこんにちは。

武田塾明石校です。

今週末はいよいよ共通テストです。私立の共通テスト利用の人、そして何より国公立志望のみなさんは全力で挑んできてください!

そして...共通テストが終わるとすぐさま二次対策が始まります。

今回は英語に関してです。二次で必要な人もいる、「英作文」を攻略するためにはどうしたらいいのかについてお話します。

英作文の攻略法

割と英語が得意な人であっても"初めて"やってみると意外と書けない・点数にならないのが英作文です。同じ記述でも、英文和訳よりも和文英作は難易度が格段に上がります。

しかし、英語の基礎がしっかりと出来ている人であれば、訓練をすることである程度の英作文は出来るようになりますし、些細なミスでの減点を防ぐことは可能です。

では具体的にどのように対策をすれば良いのか。今から問題のタイプ別に詳しく解説していきます。

日本語を英語に直すタイプ

私立でも大学によっては英作文が一文程出題されることがありますよね。国公立については記述メインの試験なので、一文といってもかなり長いものであったり、二文以上の問題が出題されることもしばしばです。このパターンの問題は何が難しいのでしょうか?

・日本語が難しい

たとえ日本語での意味が分かっていても、堅苦しい表現などは英語にするのが難しいですよね。そんなときは簡単な日本語に直してから英作すれば良いです。場合によっては適切な英語表現ではなくなるかもしれません。しかし、書けないよりは少しずれてしまっていても良いので、とにかく文の形を作り、英語で表現できているかどうかが重要です。

例:多種多様な → 様々な

  一翼を担う → 一部となる

  骨の折れる → 大変な

また、日本語が意訳されている場合もそのまま英語に直そうとすると難易度が上がってしまいます。これも同様に、簡単な日本語に直してから英作に取り掛かりましょう。

例:誰もほとんど足を踏み入れていない世界で → 誰もあまり知らない世界で

  無性に懐かしい → とても恋しい

・使うべき単語・熟語・文法が出てこない

こんな時、慣れない人は無駄に時間を使ってしまいますが、迷わずもっと簡単に考えてみましょう。記述の良い点は解答例が一つではないということです。単語や表現をピンポイントで英語に出来ないときは、多少回りくどい形でも良いので、とりあえず英語にする努力をしましょう。また、熟語や文法については出題側が求めている解答例があると思いますが、それが思いつかない場合も諦めて代替案を考えるしかありません。例を見てもらえれば、どういうことかもう少し想像ができると思います。

例:貧富の差 disparity of wealth, wealth inequality → gap between rich and poor, difference between rich and poor

  彼は心停止に陥った。He's going into cardiopulmonary arrest (cardiac arrest). → His heart stopped.

・関係代名詞の入れ方が難しい

長い文を英語にしようとすると、かなりの確率で関係代名詞を使わなければならない場面に直面します。関係代名詞の使い方に自信がない人は、英文法の参考書で必ず復習してください。どうしても自分の解答に自信がないときは、関係代名詞を使うことを諦めて文を二つに分けるなど、自分にとって最も安全な方向で答えを作っていきましょう。

例:あそこで丁寧に車を洗っている年老いた男性は、かつて武田大学で経済学の教授をしていた。

The elderly man who is washing the car carefully over there used to be an economics professor at Takeda University.

→ The elderly man is washing the car carefully over there. He used to be an economics professor at Takeda University.

テーマを元に英語でエッセイを書く

英検を受験したことがある人であれば、その問題の一つである英作文が一番想像に近いかもしれません。先ほどのパターンとは違い、自分の意見を英語で書くという問題です。自由な分、書きやすいという人もいるのですが、"テーマ"自体が理解できていない場合は死活問題となります。もちろん英検でも、何字書こうが、正しい文法であろうが、テーマが理解できていないとみなされたものは0点となります。気を付けてください!

また、他の難点としては以下のことが挙げられます。

・内容が思いつかない

エッセイを書くときに「そんなのありえないだろう」と思われるのではと、内容の正当性を気にしすぎている人は居ませんか?

Agree/Disagreeを問われて、"どちらがより好まれるのか"を気にしている人も同様です。

ここで言うエッセイは研究報告書や論文ではないので、自分の意見に対してそれをサポートする理由をいくつか述べることができれば、内容に現実性がない・正当性がないなどの理由で減点されたりはしません。そんなことよりも、自分の言わんとしていることが英語に出来ているかどうかが最重要課題です。また、エッセイ特有の決まったフォーマットもあるため、それに当てはめて英作していく訓練も必要となってきます。

・自分の言いたいことが英語に出来ない

これは上記のパターンの英作問題と同様、もっと簡単な表現はないのかと自分の語彙力の範囲内で模索してください。エッセイに関しては、「こう書け」と日本語が提示されているわけではないので、内容を考えないといけない分、自分の表現に自由さが生まれます。出来るだけ単語ミスや文法ミスを起こさないよう、丁寧に英作していきましょう。

・文字数が足りない

指定された文字数を満たすことは最低限のルールです。英検でもそうですが、内容や文の完成度はともかく、文字数に達していないものはそれだけで減点対象となります。文字数を満たせるかどうかも考えて、内容を考えましょう。特に、日本語で考えている段階で既に内容があまり出てこない場合などは、違う意見にするなど早めの思い切りも大切です。

ケアレスミスによる減点を防ぐには?

英作文の場合、見直しをしても、まず自分がケアレスミスをしていることにすら気が付けないことがほとんどです。

時制・冠詞・複数形・前置詞・助動詞・動名詞・不定詞 etc.

見直しの際には、他人の解答を見ているつもりで目を光らせてください。

しっかり内容が書けているのに文法や語彙でケアレスミスをしてしまうのは非常に勿体ないです!

最後に

いかがでしたでしょうか?

英文和訳よりも和文英作など、国公立の入試では英語の基礎・発展的知識だけでなく、実践力や論理的な思考が試されている部分があります。

この手の問題は、参考書でただ知識を増やしていくだけでは容易に対抗できないため、早めから演習を重ねていくことが必要です。

共通テストが終わればすぐに気持ちを切り替えて、最後まで頑張りましょう!

 

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる