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新課程入試で変わること&変わらないこと【武田塾上尾校】

武田塾上尾校の新井です。

さて、今日は新課程入試に関する記事になります!

2025年から新課程での入試となり、新しい学習内容の追加、新科目の追加、入試制度改革など、多くの変更点があります。

新課程入試に伴う変更点の詳細については、色々な所で詳しく解説されていますので、そちらをご参照いただければと思います。

この記事では【新課程の大学入試への影響】【新課程の変化にどのように対応するべきか】をお伝えしたいと思います。

新課程入試に挑むみなさんにはとても重要な内容となりますので、ぜひ参考にしてただければ幸いです!

予想①:私立大学専願者がさらに増える

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まず、新課程入試に変わっても、私立大学専願者がやることはあまり変わりません。

国公立大学入試では必要となる『情報Ⅰ』も、私立大学入試では基本的には不要です。

従来と同じく、私立文系であれば英語・国語・社会1科目(または数学)、私立理系であれば英語・数学・理科1科目が基本となります。(※次項目で説明する『歴史総合』や『公共』が一般選抜の社会科目の出題範囲に含まれる大学があります)

新課程入試によって、上位私立大学の倍率が今より高まる可能性があります。

2020年のセンター試験(最終年)の受験者数は約55万人でしたが、2023年の共通テスト(3年目)の受験者数は約51万人まで減少し、2024年の共通テスト(4年目)ではとうとう約49万人と、ついに50万人を割り込みました。

共通テストの難化により、共通テストを受けない私立専願者や、総合型選抜等で早めに受験を終える生徒も増えてきました。

この傾向は、新課程入試でさらに加速する可能性が高いと考えます。

従来まで国公立大学を志望していた層が、私立専願に切り替えるケースが増えると予想しています。

そうなると、考えられるのは上位私立大学の一般選抜、および総合型選抜における倍率上昇です。

ただし、上智大学や青山学院大学など、共通テスト+独自試験型の入試制度のある大学は、倍率が低下する可能性もあります。

私立専願の場合でも、どの大学を第一志望に定めるかが大変重要になってきます。

結論として、私立大学専願者は新課程でもやることは従来とあまり変わりませんが、上位私立大学の倍率上昇には注意が必要です。

予想②:国公立大学志望者はさらに減る

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新課程入試によって、国公立大学の志望者数はほぼ確実に減ると思われます。

近年の共通テストの難化に加え、新課程入試の出題傾向がまだ読みにくいこと、従来の5教科7科目に『情報Ⅰ』を加えた6教科8科目がスタンダードになること、数学では統計や複素数平面といった分野を学習する必要が出てきたなど、確実な負担増となるためです。

また、共通テストの歴史では従来『世界史B』『日本史B』だったものが、『歴史総合、世界史探究』『歴史総合、日本史探究』と変わっています。

世界史B=世界史探究、日本史B=日本史探究についてはほとんど変わっていませんが、問題は『歴史総合』が加わっていることです。

『歴史総合』というのは、主に18世紀以降の日本史や世界史に関する内容になります。

つまり、従来の日本史や世界史の学習に加えて+αでやるべきことが増えているのです。

従来の『倫理』や『政治経済』に関しても『公共、倫理』や『公共、政治経済』といった具合に『公共』という科目が追加されています。(※国公立大学の二次試験、および私立大学の一般選抜でも『歴史総合』や『公共』を入試の出題範囲として含む大学があります)

こうした負担増は、東大など最上位大学ではそれほど影響はないと思いますが、中堅国公立や地方国公立では倍率低下要因となると思われます。

倍率低下をチャンスと見ることもできますが、共通テスト6教科8科目+二次試験の対策を行わなければならないと考えると、安易な気持ちで国公立を志願するのは危険かもしれません。

ただ、共通テストで新しく導入される『情報Ⅰ』については、ほとんど配点のない大学(北海道大など)もあるので、そうした大学を受験する場合は、それほど負担は増えないと考えられます。

一方で、共通テスト重視で配点がそこそこある大学(東京学芸大など)を受験する場合は、『情報Ⅰ』についても準備する必要があります。

いずれにしても、全体的な負担増に伴って国公立大学の志望者数が減少するのは間違いないでしょう。

予想③:国私併願がさらに難しくなる

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国公立志望者の負担増によって考えられるのは、国公立大学と私立大学の併願が難しくなることです。

共通テストの難化で国公立大学と私立大学の併願は大変になりましたが、新課程でさらに負担が増える分、これまで以上に難しくなると考えられます。

もし国公立志望者が私立大学を併願する場合、【共通テスト6教科8科目の対策】+【国公立二次試験対策】+【私立一般入試対策】が必要となります。

面倒なのは、共通テストの対策、国公立二次試験の対策、私立一般入試の対策、それぞれが少しずつ異なる対策が必要になる点です。

共通テストは制限時間が厳しく、読解力と処理スピードが問われる試験です。

国公立二次試験は記述式であることが多く、記述の対策が必要になってきます。

私立の一般選抜は知識を問う問題が多いため、国公立よりも細かい知識の暗記が必要となります。

それぞれの対策に時間を要するため、全ての仕上がりが中途半端になってしまい、そのまま入試本番を迎えてしまうようなケースが想定されます。

私立大学の中にも国公立志望者向けの共通テスト利用入試や、共通テスト+独自試験型の入試制度のある大学もあるので、国公立志望の場合は、そうした私立大学を中心に併願するのが良いと思います。

いずれにせよ、新課程入試に伴い、国公立大学志望者は併願戦略がより重要となってくるでしょう。

対策①:国公立 or 私立専願の早期決定を

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新課程での入試を迎えるみなさんは、国公立志望 or 私立専願をなるべく早く決定すべきです。

遅くとも、高2の夏までには決定して欲しいと思います。

高2の夏を過ぎてもまだ決まっていない場合、基本的には私立専願に絞ることを推奨します。(浪人覚悟なら別ですが・・・)

新課程では、国公立大学の対策に要する時間と負担がそれほど増えるということです。

学校によっては、国公立大学を勧めてくる場合もありますが、中途半端に国公立大学に未練を残していると、私立大学に向けての準備も不十分になる可能性があります。

もちろん、具体的な志望校もなるべく早く決定した方が良いです。

最近では、私立大学でも英語外部検定が必要になったりと、志望校によって必要な準備が異なってきています。

国公立大学にしろ私立大学にしろ、高3になってから本格的に入試制度を調べ始めたり、英語外部検定を受けているようでは、遅いと言わざるを得ません。

特に上位大学志望者は、早期に具体的な目標を定めて長期計画を設定し、高1・高2から着々と準備を進めていくのが近年の正攻法となっています。

対策②:難関国公立大学は"2年計画"で

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新課程入試によって国公立志望者の負担が増えることはお伝えしましたが、難関国公立大学(旧帝大など)の現役合格にはどれくらいの準備期間が必要となるでしょうか。

目安として、今ベネッセ模試で偏差値60程度の生徒なら、難関国公立大学の受験準備に"丸2年"は欲しい所です。

例えば、旧帝大の北海道大学(理系)志望なら、高2の間に英語と数学だけでも二次試験に対応できるレベルに仕上げる必要があります。

もちろん、数学は学校の授業進度に関わらず先取りが必要になります。

高3の夏休みまでに理科2科目を二次試験レベルに仕上げ、残り半年を共通テスト対策と二次試験対策に充てます。

このスケジュールなら現役合格は狙えると思いますが、もしスタートが半年遅れたとしたらどうなるでしょうか。

高2の半年間で、英語と数学を北大の二次試験レベルまで仕上げるのは、元々そこそこ成績の良い生徒以外は、かなり難しいはずです。

英語と数学の仕上がりが遅れた分、理科2科目の仕上がりも遅れ、共通テストと二次試験の対策も遅れることになります。

関国公立大学は"2年計画"が新課程入試のスタンダードになります。

難関国公立大学については、ゼロから1年程度での逆転合格は相当に厳しいと言わざるを得ません。

難関国公立大学の現役合格目指している人は、とにかく早めの受験勉強スタートを意識してください。

対策③:逆転合格狙いなら私大に絞る

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国公立大学は入試対策に相当な準備期間が必要となるため、受験勉強のスタートが遅れた場合は、基本的には推奨しません。(浪人覚悟なら別ですが・・・)

しかし、私立大学は新課程入試でもあまり変更点がないため、依然として逆転合格の狙い目となります。

早慶上理であっても、1年程度戦略的に受験勉強に取り組めば、逆転合格は十分可能です。(※早慶理工、慶應医学部を除く)

中途半端に国公立向けの受験勉強をして、間に合わずに途中で私立専願に切り替えるくらいなら、最初から私立専願で上位大学を目指した方が良い可能性もあります。

その点から考えても、早期の志望校決定が非常に重要になります。

ただ、最近では私立大学で外部検定利用入試が非常に増えてきており、早めに高い級(スコア)を確保することは大きく有利になります。

本格的に受験勉強に取り組むのが高3からだとしても、高2の内にせめて2級は取っておきたいところです。

できれば準1級まで取得できると、相当なアドバンテージになるでしょう。

 

・・・いかがでしたか?

大学入試は今や激しい情報戦の様相を呈しています。

正確な情報を早めに入手し、戦略的に受験勉強を進めることが成功のカギです。

新課程入試に関する詳しい情報を知りたい方は、ぜひ武田塾上尾校の無料受験相談にお越しください!

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