みなさんこんにちは！
武田塾箕面校です。
今回は、現役講師の視点から、
特訓時にどんなアドバイスを生徒にしているのか
についてお話していきたいと思います。
私が講師として生徒と向き合っていく中、
生徒それぞれに特徴に合わせて、日々多様なアドバイスをしていますが、
今回は特にこのアドバイスをよくするなと感じるものをご紹介していきます。
武田塾に通われていない受験生の方でも
勉強をしていくうえで参考になることが
あると思います。
自分に必要だと感じたことを、
今日、明日からの勉強に活かしてもらえれば
幸いです！
武田塾の特訓って何？と思われた方は、
こちらの記事を参考にしてください。
それでは見ていきましょう。
復習のタイミング
学習した内容を定着させるには、復習が非常に大切です。
一説によると、人間は学習した内容を
1時間後には約５０％、1日経つと約７０％忘れてしまいます。
受験生にとっては大問題ですよね、、、
忘れないようにするためには、
きちんと復習に取り組む必要がありますが、
いつ復習をすればよいのでしょうか。
武田塾で採用している「4日2日システム」という
勉強法に基づいて、2つのベストな復習のタイミングを
見ていきましょう。
「4日2日システム」とは、
1週間のうち前の4日は、新しい範囲を学習し
後ろの2日は、新しく学習した範囲を復習するという
勉強法のことです。
（武田塾では、残りの1日を特訓日として
指定しています。）
具体的な、武田塾生の過ごし方は以下のようになります。
参考にしてください！
この説明からもわかる通り、武田塾では、
必ず学習した内容を復習する日を設けています。
1週間で自分が学んだことを2日をかけて復習することにより、
学習した内容を完璧に理解するとともに、
一度覚えた知識を忘れないように、
長期記憶にすることが目的です。
この復習日抜きでは、せっかく学んだことが
頭の中からどんどん抜けていってしまうでしょう。
つまり、
一つ目のベストな復習のタイミングは、1週間のうち最後の2日なのです！
では、二つ目のベストな復習のタイミングは、
いつなのでしょうか。
これは、講師としての体験談を交えながら考えていきましょう。
私が講師として担当した生徒の中には、
4日2日システムをうまく守れない生徒がいました。
学習内容を定着させるためには、復習は必須である
ということを本人も分かってはいるのですが、
なかなか行動に移すことができません。
では、その生徒が行動に移すことができなかった
原因は何だったのでしょうか。
意外なことにも、それは復習の日の勉強時間が
足りていなかったということや、学習内容の量が
多すぎたということではなく、
進む（新しい範囲を学習する）日に取り組んだ勉強内容の
クオリティが低かったということだったのです。
本人は復習の日にも勉強を一生懸命がんばってきて
くれていたのですが、進む日の勉強のクオリティが低いあまりに
復習に時間がかかりすぎてしまっていてたのです。
せっかく勉強した内容を忘れてしまって、
復習の日にまた一から理解しなおさなければ
ならないとなると、非常に効率が悪くなってしまいます。
すなわち、一つ目のベストな復習のタイミングである
「1週間のうち最後の2日」で効率よく復習を行うためには、
進む日のクオリティを完璧にすること
＝寝る前にはその日学習したことを100％再現できる状態
にしておかなければならないのです。
したがって、
二つ目のベストな復習のタイミングは、
「一日の終わり（寝る前）」といえるでしょう！
以上、復習を行う２つのベストな復習のタイミングである
「1週間のうち最後の2日」、「一日の終わり（寝る前）」
で復習を確実に行っていけば、学習した内容が定着することは
もちろんのこと、勉強の効率もよくなります！
ぜひ試してみてください！！
単語の覚え方
英単語や、古文単語がなかなか頭に入らないと
悩んでいる人はいませんか？
そのような悩みを抱えた人に、具体的な暗記方法を
教えたいと思います。
最後に書きますが、この暗記方法は単語だけでなく、
ネクステなどでの文法知識にも応用が効くので、
単語は覚えられるけど、文法は苦手だという人も
ぜひ試してみてほしいです！
それでは、みていきましょう。
（今回は、システム英単語などの英単語帳を用いて
勉強する場面を想定しています）
まずは、自分が覚えている単語と覚えていない単語に
分ける作業から始まります。
単語の訳を確認していくなかで、分からなかったもの
に関しては、単語の横に「正の字」または、チェックで
まちがった回数を記録していきましょう。
この作業をする目的は何なのでしょうか。
ひとつとして、自分が力を入れて覚えるべき単語と
そうではない単語を分類するという目的が挙げられます。
覚えている単語と覚えきれていない単語を
同じ回数見ているようでは、なかなか単語帳の完成度は
上がっていきません。
効率よく単語を暗記していくためには、
自分が覚えにくい単語を何度も見る必要があるのです。
何度も繰り返し単語帳を見て、その都度、分からなかった単語を
チェックしていけば、チェックが何回もつく単語
すなわち、自分の頭に全然入ってくれない単語を
簡単に見つけ出すことができます。
単語帳の最初から最後まで、各単語を同じ回数見て
覚えようとしている受験生は、
いますぐにわからない単語の横にチェックをつける
習慣を身に着けるようにしましょう！
それでは、チェックをつけた後にはどのようなことを
すればよいのでしょうか。
私がよく生徒に指導する方法は、
チェックが多い単語を、単語帳とはまた別の、
メモや大き目の付箋などにまとめて書き溜めておくことです。
単語帳を眺めているだけでは、頭に入ってくれなかった単語は
かなりの回数見なければ、知識として定着しないはずです。
メモや付箋にまとめておけば、毎日単語を勉強するときに、
まとめられた苦手単語を見てから、新しい単語の範囲を勉強する
といったこともできるので、苦手単語の定着率が格段に上がります。
大事なことは、苦手単語だけを見ることができるようにする
ということです。
「覚えにくい単語を絞り出す」→「苦手単語だけを徹底的に覚える」
という作業を継続して毎週行っていけば、
苦手単語自体の数が減っていくので、単語の勉強に
かける時間も短くなっていきます。
単語帳の完成度も上がり、単語にかける勉強時間も短くなる
一石二鳥とはこのことですね！
実際にこの勉強方法を試してくれた生徒は、
勉強法を実践した初めての週に、
単語テストの正答率が10％上昇しています。
感想を聞いても、単語帳の全範囲のテストで
「これを続けたら100点取れる気がする」
と豪語してくれるくらいに、この勉強法は効果を発揮しています。
さらに、先に述べたように、この暗記方法は、
単語に限らず、ネクステなどの文法知識の暗記にも
役に立ちます。
ネクステの問題ページの右側の知識を頭に入れる際に、
単語の時と同じように、覚えにくい文法知識にチェックを
つけておいて、後でノートにまとめて集中的に詰め込むと
いった作業を行えば、参考書一冊の完成度が上がること
間違えないでしょう！
この暗記方法は、新しい内容を学習するときでも、
ある程度、単語帳や参考書の内容が頭に入っている時でも、
どちらの場合でも、とても役に立ちます。
覚えるのが苦手という受験生は、
ぜひ一度試してみてほしいです！
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、講師の視点から、
普段どんなアドバイスを生徒にしているのかについて
お話してきました。
武田塾は授業をしない塾です。
その代わり、講師が、各生徒にあった勉強法を
毎週指導してくれます。
今回紹介したのはほんの一部分にすぎません。
自分に合った勉強法が知りたい！という方や、
受験に向けて大きな不安があるといった方は、
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