武田塾高田馬場校の講師のKです。

以前ブログで、新高校三年生向けに「今すぐ受験勉強を始めるべき理由と方法」についてお伝えしました。
その中で、1年間の勉強計画を立てるということを書いたと思います。
今回は、勉強計画を立てる際に気を付けるべきポイントを説明していきたいと思います。

私が武田塾でいろいろな生徒を見てきた中で、
「高3生が陥りがちな間違った認識」というのがいくつかあります。
今回はみなさんの間違った認識を紹介し、
それを改めてもらいたいと思います。

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間違った認識その一、　なんとなく勉強してればよい
間違った認識その二、　毎日休みなく勉強の予定を詰める
まとめ

間違った認識その一、　なんとなく勉強してればよい

武田塾では毎回生徒と相談したうえで宿題を出します。

宿題を出す際に、生徒にどのような計画で勉強を進めているのか聞くと、たいてい

「なるべく早くこの参考書を終わらせようと思っています」

などのあいまいな返答が聞かれます。

それではいけません！

受験までの日数は有限であるにも関わらず、多くの生徒が「勉強すれば大丈夫」という認識を持っています。
その認識は今すぐ捨てましょう。

そして参考書ごとの目標日数を決め、どんどん次に進むようにしましょう。
意識すべきことは受験本番までにどれくらいの数の参考書を取り組むのか。
そのためにはいつまでにいまやっている参考書を終わらせ、次の参考書に移ればいいのか、です。
そうしないと、秋冬になっても
「あれ、参考書が終わっていないから基礎が固まっていなくて過去問に突入できない…」
といった事態が発生してしまいます。

間違った認識その二、　毎日休みなく勉強の予定を詰める

計画を立てているときは一番わくわくしませんか？
そのわくわくした気持ちと、「自分ならできる」という過信で、
計画をがちがちに固めてしまう人がときどきいます。

例えば1日12時間勉強すると決めているとして、
「next stage 2時間、やっておきたい英語長文500 2時間、英単語 1時間、現代文読解力の開発講座 2時間、
「有名」私大古文演習 2時間、一問一答 3時間」
などのように、12時間すべての勉強内容を事前に決めてしまう人がいるということです。

でも、たとえばその日ちょっぴり寝坊してしまった、お使いを頼まれてしまった、どうしてもやる気が出なかった…
それだけで、12時間がちがちに勉強計画を立てている人は、その日1日の計画が狂ってしまうのです。

勉強計画が狂ったらやる気もなくなるし、翌日以降もがちがちのスケジュールを立てているのであれば
計画通りに直すのはとても大変です。
ますますやる気がなくなる、という悪循環に陥ることでしょう。

目安としては、自分が勉強できる最大時間に対して、
8割くらいの予定を立てておいて、残り2割は復習にあてるぞ
というくらいの気持ちで計画をたてるようにするといいです。
1日に12時間勉強する人であればおよそ10時間くらいを目安にやるべきことを考えるのです。