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大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校です。
今回は大学受験生の夏休みに必要な勉強時間は何時間?に回答します。
大学受験生の夏休みに必要な勉強時間
こんにちは、武田塾溝ノ口校の講師です。
突然ですが、『夏を制する者は、受験を制す』という言葉を聞いたことはありませんか?
夏休みの過ごし方次第で、成績が大きく変わることを意味する言葉で、約1ヶ月という短いようで長い期間でいくらでも上に上がることもできれば、下に下がってしまうこともあります。
自由な時間が多い分、中々やる気が出ない。そんなときには時間を決めて勉強することが自分を奮い立たせる有効な手段だと私は思います。
というわけで、受験生のみなさんに、学年別・志望大学別の勉強時間の目安を調べてきました。
大学受験生の夏休みに必要な勉強時間
高校3年生の場合
◆私立文系(3科目)の場合
早慶やMARCH、関関同立などを志望している人であれば、大体1日で8時間が目安です。
その内訳は、得意不得意にもよりますが以下が標準的です。
英語…3時間
社会…3時間
国語…2時間
英語は文理関係なく、受験生にとっては比重の重くなりやすい科目です。
なので、夏休みでもしっかりと時間を取るようにしましょう。
また、文系の人にとって、かなり重要になる社会科目も夏休みの時間が取れる間にしっかりと暗記に時間を割くことも大事ですね。
逆に、夏休みの間にしっかりと時間をかけることが出来ないと、夏休みが終わった後に問題演習に進むことができません。
ただ、この勉強時間はあくまでも4月などから受験勉強をスタート出来た人向けであって、部活を夏休みまで続けていたりしたりして、まだ受験勉強をスタートしてから間もない人などは、大体1日12〜13時間はする必要があります。
◆私立理系(3〜4科目)の場合
早慶やMARCH、関関同立などを目指している理系の人は、大体1日10時間が目安です。
その内訳は、以下が標準的です。
英語…3時間
数学…4時間
理科…3時間
やはり理系で大事なのは、数学なのでしっかりと時間を割くことです。
また、理科も夏の間にしっかりと基礎を固める必要があるので、しっかりと時間を割く必要があります。
ただ、数学や英語に苦手意識があるという人は、1日で12〜15時間くらいは勉強して、しっかりと基礎を固めないといけません。
◆国公立5教科(6〜7科目)の場合
国公立大を目指していて、入試で5教科6〜7科目に取り組む必要がある人は、大体1日12〜13時間が目安です。
その内訳は、2次試験で必要な科目が2〜3時間、センター試験のみで必要な科目が1〜2時間が標準的です。
国公立大学の場合は、どうしても科目数が多いので、勉強時間を多く確保する必要があります。
また、2次試験で必要な科目だけでなく、あくまでもセンター試験があっての2次試験なので、センター試験のみで必要な科目に関しても、しっかりと時間をかけて対策をすることが大事です。
【私立文系】受験科目の勉強時間の配分は?社会はいつから始める?
【私立理系】受験科目の勉強時間の配分は?英:数:理の時間配分!
浪人生の場合
浪人生の1日の平均の勉強時間は10時間とも言われています。
実際、朝8時に起きて夜12時に寝るとすると、活動時間は16時間になります。
そのうちの7~10時間となると、活動時間の5~6割くらいを勉強に費やせばOKということです。
反対に考えてみると、1日6時間以上は勉強以外のことをしてもよいとなるので、それほど1日10時間というハードルは高いわけではありません。(国公立の場合は、受験科目数が違うので上記参照)
夏休みとなると、高校3年生の現役の人たちも勉強をスタートしますから、あまり浪人生としてものんびり構えていてはいつの間にか追い抜かれてしまいます。
明らかに夏休みスタートの段階だと、浪人生の方が知識は多く持っているのは間違いないですから、追いつかれないように高3生と同じ時間、質の勉強をしていたら負けることはありません。
【浪人】浪人生の夏の過ごし方 と 夏に失敗しないための方法を紹介!
【勉強方法】受験生の1日の勉強時間と時間配分!浪人生編・現役生編
高1、高2生の夏休みに必要な勉強時間
高校1年生の場合
高校1年生では平日は1日1時間、休日は2時間勉強すれば十分でしょう。
定期試験2週間前には勉強時間を2倍にしましょう。
少ないと思ったかもしれませんが、東大に合格するような生徒でも高校1年生の頃はそのくらいしか勉強していません。
ただ毎日欠かさず勉強する事が大切です。
この時期は特に受験科目の中でも重要になってくる、英語や数学の基礎を固めることを目標にしましょう。
高校2年生の場合
おそらく高2の夏休みだと、ほとんどの人が部活動などに時間を取られているのではないかと思います。
ただ、受験を終えた人たちの約60%は”高2の内から受験勉強を始めるべきだった”と答えています。
本格的にみんなが勉強を始めるのおそらく、高2から高3の春休みくらいではないかと思うので、その時にしっかりと勉強に入れるように、
高2の夏休みの間には、とにかく毎日机に向かうという習慣を付けておくことが大事です。
その為、その勉強時間は3時間程度で大丈夫です。
『3時間も何をすれば良いか分からない』という人もいるかと思いますが、高校に入ってからやったことの総復習で構いません。
また、英単語などを覚えるのも良いです。
しっかりと毎日3時間ほどは時間を取って、勉強に取り組むようにしましょう。
【塾生の声】入塾して3か月経った高2 Yさんの近況を紹介します!
【9月】高2の秋から受験勉強を始めるメリット をお話しします!
最後に・・・
いかがだったでしょうか。
成績を伸ばす、点数を上げるのに必要なのは勉強時間の長さと勉強時間の質の掛け算です。
【勉強方法】「勉強時間」と「勉強量」どっちが大事?量より時間?
どちらかだけが高い水準でも片方が低いものであれば、全体で見ると低くなってきます。
この視点をもって考えてみると、勉強時間を伸ばすことだけ考えていては本質的な成績アップに繋がらない可能性があります。
では、その掛け算を最大化するにはどうしたらいいか。
それはズバリ、「毎日高い集中を維持できる勉強時間のみ勉強する」という結論に至ります。
なぜこの結論になるかというと、時間の長さと質、人為的にいじることのできるのは勉強時間だからです。
勉強の質というのは長時間やっているとどうしても落ちてくるもので、そこからの復活は難しいということです。
なので集中が途切れたときはこまめに休憩を取り、リフレッシュすることも忘れずに。
みなさんが最大限に楽しく受験勉強に励んでくれたらと思います。
頑張る夏を乗り越えて、合格への道にグンと近づきましょう。
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