国公立の後期入試について(出願の際に考えるべきことと勉強法)
はじめに
こんにちは!武田塾伊丹校です。今回は 国公立の後期入試について お伝えしていきたいと思います。
皆さんは前期入試に向けて勉強を頑張っていることと思いますが、後期についてはあまり考えていないという人も多いのではないでしょうか。
かく言う私もその1人で、後期の大学は適当に出しましたし、結局対策も全くしませんでした。
前期で確実に合格できる自信があるならそれでもいいですが、万が一上手くいかなかったときに後悔しても遅いので、少しでも不安な人は出願する前から後期のこともしっかり考えておくことを強くおすすめします。
出願校の決定
それでは最初に、どのように出願校を決めればいいかを考えていきましょう。
まず、後期試験の問題形式は前期以上に大学ごとの違いが大きいので、赤本などを利用して、傾向をしっかりと把握したうえで出願してください。
小論文や面接が課される大学もあれば、1教科だけの試験が行われる場合もあります。共通テストの圧縮率も大学によってまちまちです。
例えば私が出願した九州大学文学部の場合、今調べてみた結果、共通テストが275点、二次試験が小論文で250点という配点になっていました。共通テストの比重が約半分とそこまで高いわけではないので、小論文もきちんと対策しておかないといけないということが分かります。
ちなみに同じ九州大学の理学部では、化学科のみ共通テスト700点、二次試験が化学だけで600点、他の学科だと共通テスト400点、二次試験が面接で100点となっています。化学科は化学が得意な人なら共通テストが悪くても逆転できそうですが、他の学科だと共通テストでほぼ合否が決まるように思われます。
このように同じ大学でも学部や学科によって配点や入試方式が全く違っていて、取るべき対策も変わってくるので、しっかり調べてから出願する必要があるということが分かっていただけるかと思います。
戦略的な選び方としては、なるべく自分がとくいな入試方式の大学を受けるのがおすすめです。何か1つ抜きんでて得意な科目がある人なら、その比重が高い大学を受けるのが当然有利ですし、共通テストがうまくいった人は圧縮率の低い大学、あまりうまくいかなかった人は逆に圧縮率の高い大学が狙い目です。
浪人という選択肢があるかどうかも加味するといいと思います。浪人覚悟なら前期と同じかそれ以上の難関校に出すのもいいですし、浪人したくないのであれば安全圏に出すという具合ですね。
対策方法
次に具体的な対策方法についてです。後期試験は形式が大学によって全く異なるので一概には言えませんが、まずは赤本を見たり実際に過去問を解いたりして傾向を把握しておきましょう。
皆さんの学校ではどうか分かりませんが、私が通っていた高校では、前期試験が終わってから先生が面接の練習に付き合ってくれたり、小論文の添削をしてくれたりしていました(申し訳ないことに私はお世話になりませんでしたが)。
面接や小論文は1人ではなかなか対策しづらいと思うので、学校の先生に頼んで見てもらうのをおすすめします。
一般的に言って面接ではあまり差がつきません。ただし最低限のマナーや言葉遣いなどはマスターしておきましょう。無自覚に失礼な言動をしてしまわないように。大学受験に関係なく人として大切なことです。
また、志望動機など聞かれる可能性が高い質問に関しては、あらかじめ答えを用意しておいた方がいいです。英語での面接が行われるところもあるみたいなので、そういう場合は学校のALTの先生に協力してもらうなどの特別な対策が必要になってきます。
小論文は基本的に、与えられた課題文を読んで評論するという形式になります。文章の上手さというよりも、いかに論理的な文章が書けているかということが問われます。
小論文の対策としては、論理的な文章の書き方について習熟しておくことが大事です。課題文の要旨をしっかりつかんだうえで、序論・本論・結論のような構成をしっかり守り、自分の意見を説得的に述べられるようにすることが目標ですね。
文章のジャンルや分量については、大学や学部ごとに特色があるようです。特に志望する学部に関係の深いテーマについては、背景知識なども抑えておいた方が望ましいでしょう。とにかく出題傾向に慣れておくことが大切だと言えます。
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モチベーションの維持について
後期試験の勉強で最も難しいのは、モチベーションの維持ではないでしょうか。
前期が終わったら全く勉強をしなくなるという人は少なくないです。そんな中で後期のための勉強を続けるのは、決して容易いことではないと思います。
前期が終わってから最初の1日くらいは趣味に没頭するなどして上手く気持ちを切り替え、それからは毎日勉強するようにしましょう。いったん怠けてしまったら、そこからやる気を取り戻すのはなかなか難しいです。
間に前期の合格発表がありますが、ここで残念ながら不合格になってしまった人が、後期を受けることになると思います。ここでも、どれだけ気持ちを切り替えて机に向かえるかが合否の分かれ目になってきます。
後期は確かに共通テストの得点率も高く、前期より厳しい戦いになるかもしれません。しかし前期で合格した人はそもそも受けに来ませんし、後期の対策が万全に出来ている人もあまり多くありません。
つまり、実質的な倍率というのは見かけほど大したことはないので、最期まであきらめずにやりきれば合格可能性はかなり上がるということです。
終わりに
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。今回は国公立大学の後期試験についてお伝えしました。この記事が少しでも受験生の皆さんのお役に立てば幸いです。
最後に、周りが遊んでいる中でも後期試験の勉強を続けられる人はきっと意志が強く、努力家なのだと思います。これは自分の周りを見ても本当によく当てはまります。そんな人はきっとどこの大学に行ってもいい人生を送れるのではないでしょうか。
それでは、まずは前期に向けて頑張ってください!応援しています。
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