[大学ってこんな感じ]早稲田大学基幹理工学部一年生のキャンパス生活！[第13回]

こんにちは。武田塾御茶ノ水本校講師で早稲田大学基幹理工学部一年橋本です。
今日は早稲田大学の理工学部を中心に紹介したいと思います。

理工学部は学部として先進理工学部、基幹理工学部、創造理工学部の3学部があります。
キャンパスは文系の早稲田キャンパス(通称：本キャン)や戸山キャンパス(通称：文キャン)と離れた大久保キャンパス(通称：理工キャン)で勉強しています。

大久保キャンパスは理工学生のためのキャンパス。キャンパスの中も文系のキャンパスとは大きく違います。まず銀色に塗られた無機質な建物やコンクリートむき出しの教室はお洒落ともいえますし理工らしいともいえますが特徴的です。

もちろんAV機器や座席別コンセントは完備されているので学習環境はとてもいいです。そして何より実験室や作業場がたくさんあります。1，2階吹き抜けの建物に大きな機械があって天井には動くクレーンがあって・・・。私自身いったことのない建物もありますし建物自体に入るのにカード認証必須の建物などもあるんです。

そんな大久保キャンパスを文系が揶揄してつけたあだ名が“大久保工科大学”。まるであそこは早稲田大学じゃないよといわんばかりのネーミングです。白衣で化学薬品のタンクを運ぶ学生や中庭で何かを計測する学生、コンクリートをいじっている学生などを見ると理工キャンパスだなと実感できます。

じゃあそんなキャンパスでどんな勉強をしているのか、気になった人も多いはず。

まず基幹理工学部の特徴でもあるのですが私はまだ学科が決まっていません。2年生から学科の勉強に入るので1年生のうちは幅広い学習が求められます。(言い換えれば1年生の成績が2年生の学科選択に影響します。)

つまり2年でどの学科に進んでも勉強できるように勉強するわけです。機械航空系に進む人のために物理力学・電磁気学を、数学系に進む人のために難度の高い証明を、情報系に進む人のためにプログラミング言語を、といった感じです。

もちろん全科目しっかり勉強します。化学系や生物系の実験もやります。毎週7時間ほどかけてカフェインを抽出してみたり医薬品を作ったり・・・。受験勉強でつけた知識前提で進むこともあるので皆さんの今の頑張りが活かされるはずですよ。

ほかにも自分は中国語や英語はもちろん、プレゼンテーションスキルを学ぶという実践的な講義まで幅広く勉強しています。そう一年生とはいえ、理工学生は忙しいのです。授業数がある学部生の2倍になることも。(1週間に90分講義20コマ以上です。)　でもその分得られるものも高校までとは違います。

例えば電卓１つにしても中でどうなっているのか、そもそも１＋１はなぜ２なのか、ホームページのログインってどういう仕組みなのか、といった皆さんが当然と使っているものの仕組みをかじることができます。

今までより具体的なものの理解につながるってわくわくしませんか。もちろん5次元以上の空間ってどんな空間か、など高度な内容も取り扱います。基幹理工学部で本気で幅広く学べば必ずやりたい勉強が見つかるはずです。

受験勉強で“教科書に書いてないけど何で？”と思ったことが大学1年生であっさり解決することも多々あります。ぜひあなたもこのキャンパスで大学生活をスタートしてみませんか。きっと充実した学生生活を送れるはずですよ。

さて次回はそんな基幹理工学部から機械航空工学科を選んだ私の先輩、東先生です。２年生になってどんな勉強をするのか、私も興味があるので一緒に読ませていただきましょう！

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