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【教科別】英語の音読で得られる効果と注意点を慶應生が紹介!

武蔵溝ノ口駅・溝の口駅より徒歩3分

大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校です。

今回は、英語の音読で得られる効果と注意点を紹介します!

英語の音読で得られる効果と音読の際の注意点

英語の音読で得られる効果と音読の際の注意点

こんにちは、武田塾溝ノ口校講師のTです。

最近、英語力を付ける方法として音読はかなりメジャーな勉強法になってきました。

皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。

 

しかし実際に音読をしてみて成果があがったという人は少ないです。

これを読んでいるあなたもその一人ではないでしょうか。

 

当たり前ですが、何も考えず読めば実力が付くなんて都合の良いことはあり得ません。

音読は正しい音読の方法を用いて、何のためにやるかを意識しながら行って初めて効果を発揮するものです。

 

今回は音読で得られる効果(何のためにやるか)注意点(正しい音読法)について皆さんに紹介します。

ぜひ正しい音読法をマスターして、短期間で英語力を一気に上げて下さい!

 

英語の音読で得られる効果 3つ

まず初めに、音読によって得られる効果から説明していきます。

 

①発音・リスニング力

日本人は一般的に英語の発音が下手くそです。

これは学校の英語の授業で、喋る勉強のウェイトが少ないことが原因の一つにあげられます。

 

発音やスピーキングの能力は絶対的な評価を付けづらいので、一般的な大学入試ではほとんど使われず、

代わりにリスニングや読解が主です。

しかし実際に海外に行ってみると論文を読んで内容を把握する能力などほとんど必要なく、

スピーキングや発音の能力が非常に求められます。

これは私自身海外旅行へ行ったときにも強く感じました。

 

大学に入れたら英語力はもう必要ないし、今は受験以外の力なんて付けている場合じゃないと考える人もいるかもしれない。

しかしそれは大きな間違いです。

理由は二つあります。

 

第一に、音読による発音能力の向上はあくまでおまけの効果であり、読解力を音読でつける際についでに得られる能力です。

つまり発音の力を付けるためだけの労力は一切使っていないということです。

 

第二に、発音やスピーキング能力はそのままリスニング力に繋がります

共通テストを受ける受験生であればリスニングを避けて通ることはできません。

音読を用いた勉強法であれば、わざわざリスニングの為だけの勉強をすることなく

読解力を付けるついでにリスニング力も付けることが出来るのです!

声を出さない、耳を使わない勉強法では決して得られない発音、リスニング力が音読の一つ目の効果です。

 

②読解力

多くの受験生が苦しむ分野で、受験英語の花形と呼べる分野が長文読解です

センター試験をはじめとする受験英語では、英文読解が8割近くの配点を占めます。

もはや読解を制するものは受験英語を制するといっても過言ではないでしょう。

しかし読解を苦手とする受験生は非常に多いです。

これにも理由が二つあります。

 

一つ目の理由は英語と日本語の文法的な順序の違いです。

もっとも厄介なのは動詞と目的語の順番が逆であることでしょう。

例えば、I have a pen.という文を訳すと

「私はペンを持っています。」となりますね。

これくらいであれば誰でも訳せます。

 

しかし文構造をよくみてみると

I(私) have(持つ) a pen(ペン).

となっています。

あなたはこの英文を訳す過程で無意識に述語と目的語を日本語の語順に変換して訳しているのです。

 

それが何だと思うかもしれません、ではこの英文はどうでしょう?

Over the past 12 to 15 years, the amount and types of data available on the Internet and, in particular, the speed at which we can process the data, have increased to an extent few people could have imagined.
センター試験2008年より

レベルの高い英文の特徴として主語や目的語が長く、複雑になるということが挙げられます。

目的語がpenのようにシンプルであれば動詞を後に訳すことも可能です。

しかしこのレベルの英文を日本語のルール、つまり主語→目的語→動詞で訳すことは不可能です。

理由は単純で、後ろから訳そうとすると、長い目的語を処理できなくなってしまうからです。

 

ではどうすればいいのか?

英語圏の人々と同じ読み方、つまり英語を前から読む読み方を身につけてしまえばいいのです。

当たり前のことですが、英語圏の人々は前から英文を理解して読んでいます。

ということは、たとえ述語と目的語の順番が逆であっても意味を理解することはできるということです。

そしてこのネイティヴスピーカーと同じ理解、読解プロセスは音読によって前から英文を解釈し続けるうちに自然と身につけることができます。

これは受験生が音読を行ううえで最も大きなメリットといっても過言ではないでしょう。

 

③読力

繰り返し音読することによって読解するスピードもまた上がっていきます。

5~10回も音読をすれば後半はネイティヴスピーカー並の速さで読めるようになっているはずです。

 

もちろん、これは音読を行ったその長文での話であって、文章が変わってしまえばそんな速さで読むことは出来ないでしょう。

しかしここで重要なのは、たとえ一つの長文とはいえ、音読をすればネイティヴ並の速度の読解を体感できるという点です。

 

確かに最初にその速度で読むことができるのは音読をした文章のみかもしれません。

しかし音読を用いて学習を積み重ね、高速で読解できる文章を大量に生産していくうちにネイティヴと同じ速度の読解プロセスを踏めるようになっていくのです。

 

音読によるメリットは以上3点です。

結局、この三点は全て同じプロセスで蓄積されるものです。

どういうことか説明すると音読のメリットとはできる人と同じ思考プロセスで反復練習できることです。

スポーツで例えると、音読している間はプロ選手と同じフォームで練習ができているようなものです。

これで成績が伸びないはずがないがないですよね!

 

音読の際の注意点 3つ

上記で記述したメリットのみを見ると、音読はなんて素晴らしい勉強なんだ!!と思う人ばかりでしょう。

しかしこれも前述したように、何も考えずに音読をやっても成績はほとんど伸びません

音読は正しいやり方で行えば大量のメリットを享受できますが落とし穴も多く、時間も多く取られるためただの時間の浪費になってしまう可能性も大いにあります。

 

そこで、これから紹介する音読の3つの注意点をよく読んで理解して、音読という超強力な勉強法を自分のものにしてもらいたいです!

 

①発音に注意する

何度も実際に発音することのできる音読はスピーキングの機会が少ない日本人にとって発音力を上げる最高の勉強法と言えます。

 

しかし何度も発音できるということは、逆に言えば間違った発音を深く定着させかねないという可能性もあるのです。

そのため、発音に注意して音読を行う際には参考書に付属している音声CDを極力使用して下さい。

 

CDの発音を何周か聞いて発音が怪しい単語の発音を確認してもいいし、音読やその文章に慣れてきたらシャドーイングに挑戦してみるのもいいでしょう。

意味の節ごとに区切って発音するシャドーイング読解力速読力を付ける上でも非常に役立つので、覚えて損はないテクニックです。

(実際、武田塾のルートには速読英熟語のシャドーイングが入っています)

【教科別】シャドーイングとは?武田塾流のシャドーイングのやり方

 

もしCDのない参考書を用いて音読する際は必ず発音のわからない単語発音記号を確認したうえで行うようにして下さい。

 

また、周りに人がいない時であれば電子辞書やGoogle翻訳の発音機能を使用してみるのも非常に良いです。

とにかく方法は何でも良いので、間違った発音で音読をこなさないよう、正しい発音を心がけて下さい。

 

②最低10回は音読を

音読をしているが成果が出ないという生徒の話を聞いてみると、そもそもの回数が全く足りていない人が非常に多いです。

よくいるのが1~3回で切り上げてしまう人です。

 

難しい言い方をすると、これは理想的な読解プロセスや発音が形作られてきたと同時に辞めてしまうということで、

それでは何の意味も為しません。

それどころか、音読のために調べた発音や文章構造が一切実力にならないので、下準備の長時間を全て無駄にする行為になってしまうのです。

 

せっかく発音や文章構造などの把握に時間をかけたのであれば最低10回は音読をしてほしいです。

また音読の回数をこなせない人の特徴として、後述する文章との照らし合わせ、下準備をしっかりとしていないという人が多いです。

 

学力は効率と勉強時間の掛け算です

よく勉強において質と量どちらが大事かという話になりますが、結論どちらも大事です。

だからどれだけ効率を意識しても、そもそも回数が足りていなければ音読も機能しないということを理解しておいて下さい。

 

③必ず下準備、「照らし合わせ」を行う

そして最も重要かつ、多くの人がやっていないことがこの音読の下準備です。

問題集を解いて答えあわせをして、いきなり音読に入っていた、なんてことはないでしょうか?

これでは実力は全く伸びないし、おそらく面倒で10回も音読を続けることはできないでしょう。

自分で問題集を解いた後にする音読には必ず下準備が必要です。

では、実際に下準備とは何をすればいいのでしょうか。

 

◆知識の確認

音読に入る前に分からない単語や熟語の意味や発音を確認しましょう。

発音を確認することにより、何回も音読して身につけようという思いが働き回数も自然と増えます

 

文章構造の把握

意味が全然分からない文章を字面だけ追って音読しても効果は十分ではありません。

読めなかった文章や、文構造が正確に掴めなかった文章を和訳と照らし合わせ、その構造や和訳をしっかりと把握した上で音読をしましょう。

 

この時陥りがちなミスは和訳のみ暗記してしまうことです。

意味を思い浮かべながら音読できるため多少の効果はあっても、文構造を把握する感覚はいつまでたっても身につかず、読解力はなかなか向上しないでしょう。

 

そもそも文構造って何?、文構造の把握ができないという人は、

「入門英文解釈の技術70」「英文読解入門 基本はここだ!」

を解いてみてください。

 

入門英文解釈の技術70 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略) | 桑原 信淑 ...英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 改訂版 | 西 きょうじ |本 ...

 

実力と文章レベルのバランスにもよりますが、長文読解をするうえではどうしても読解出来ない文章が出てきます。

その文章を解答を用いて正確に構造把握し、自分のつまづいた所を意識して何度も音読することによって読解力は急速に成長します。

音読も他の勉強とやっていることは全く同じです。

分からない部分を最初の演習によって選別し、それを解答を見ながら理解、インプットする。

それを何度も復習(音読)することによってはじめて実力がつくのです。

 

最後に・・・・

いかがだったでしょうか?

是非このブログを何度も読み返して音読を自分のものにし、英語の成績アップに繋げてもらいたいです!

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